2021年度の大学入学共通テストで従来のセンター試験と大きく変わるものの一つに、数学があります。
ここでは大学入試で重要度の高い数学は、センター試験と比べどのような問題形式に変わるのかをわかりやすく説明します。
また記述式とマーク式のはどう違うのかなどよくある疑問にも特徴や対策を交えながら解説したいと思います。
大学入学共通テストに向けて数学を勉強する方や受験生の親御さんの参考になれば幸いです。
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大学入学共通テストの数学は記述式が加わる!? その特徴とは?
ご存知の方もいるかと思いますが、大学入学共通テストの数学では記述式の問題が加わります。
記述式が加わると聞いてぞっとした方もいるかもしれませんが、記述式が加わるのは数Ⅰと数ⅠAのみです。
また記述式は数Ⅰの範囲からのみ出題されます。
試験時間は従来より10分長い70分です。試行調査(プレテスト)では記述式の問題は小問3つ(一問5点)が出題されました。
このことを頭に入れてから大学入学共通テストの数学の特徴を確認しましょう。
記述式とマーク式の違いとは?
記述式の問題が加わるといっても、従来のマーク式と何が違うのかパッとしない人もいますよね。
主な特徴は以下の通りです。
- 回答に時間がかかる
- 誤字、脱字で減点される
- 採点者がわかる回答を意識する
- 正答率がマーク式より低いことが多い
この表からわかる通り、記述式とはいえマーク式と大きく異なることなんてありません。
マーク式のときだって頭の中で解答のプロセスを考えますよね?記述式ではそのプロセスを文章で分かりやすく書けばよいというだけです。
臆することなく本質的な数学的思考力をつければ記述式もマーク式もしっかり高得点を狙えるでしょう。
記述式を勉強することでマーク式の得点が上がる!
記述式とマーク式の共通点についてより詳しく解説します。
そもそも何故大学入学共通テストで記述式の問題が出されるかというと、大学側はより思考力や表現力を持った学生を求める傾向に変わっているからです。
思考力や表現力を測るのに記述式の問題が取り入れられるのは必然ですよね。
ではマーク式では思考力や表現力と全く必要としないのかというとそういうわけではありません。
表現力は問われませんが、思考力が無ければ正答にたどり着けません。このことから記述式とマーク式に共通しているものは思考力といえるでしょう。
ですがマーク式には本文にヒントがあることが多々あります。1から考えなくても正解にたどり着ける場合や、勘でとりあえず書いたものがたまたまあってたなんてこともありえますよね。
そこでよりマーク式の正答率を上げるために記述式の勉強をするとよい効果を得られます。なぜなら記述式にはヒントがなく1から解答を作らなければならないからです。
記述式が加わるといえど大学入学共通テストはマーク式だけで85点分あります。記述式の勉強をすることで同時にマーク式の実力もつけてしまうのが最も効率の良い勉強方法かもしれないですね。
大学入学共通テスト数学の対策とは!
記述式の問題が加わる大学入学共通テストは入念な対策をしておく必要があります。
特に2021年度の受験生は初めての大学入学共通テストなので、新しい形式に気後れして本来の実力が出せなかったなんてことが無いように本番を想定してしっかりと対策しましょう。
記述式攻略のカギは時間配分!
冒頭にも述べた通り、試験時間は60分から70分に増加されました。
このことから記述式は時間がかかることを想定されていると容易にわかります。
そこで時間配分が高得点のカギになるのです。
そもそも記述式の問題は数学以前に採点者にわかるように書くということが重要になります。
せっかく答えがわかっているのに文章がわかりにくく採点者が理解できないがために失点するのはもったいないですよね。
そこである程度解答を推敲する必要があります。この推敲という作業がマーク式と最も異なる点であり時間がかかる原因です。
一発できれいな解答を作る必要はありませんが、推敲に時間を使いすぎても本末転倒です。
何度も練習して自分なりの時間配分を見つけましょう。
わからない問題に出くわした時の対処法
本番でわからない問題に出会って慌てないためにも、今のうちからわからない問題への対処法を考えておきましょう。
マーク式は勘で埋めれば良いですが、記述式はそうはいきません。ではどうすればよいか。潔くあきらめてください!先ほども述べた通り時間配分がとても重要になってきます。
全くわからない問題に出くわしたら潔くあきらめて他の問題に時間を使うのほうが良いです。それに大学入学共通テストの試行調査(プレテスト)で記述式の正答率は5・8%、10・9%、3・4%と非常に低い数字でした。
本番はもっと改善されるかもしれませんが、記述式を一つあきらめたくらいではそれほど差はつかないことが予想されます。もちろん上位層の差が付くポイントは記述式の正答数になります。マーク式は全部できて当たり前、そのうえでいくつ記述式を正解出来るかという戦いになるでしょう。
そこで一点でも多くとる貪欲さが合否を分けるのは当たり前ですが、全くわからない問題に出くわした時のあきらめる潔さも合格には必要です。
出題者の気持ちになって記述する
記述式を解答する際に、出題者側から考えると推敲しやすくなります。
つまり出題者は何を答えさせたいかを意識することが非常に重要なのです。出題者の意図を意識することで解答に必ず必要なものとそうでない余分なものを見極めることが出来ます。
記述式の問題を解く時は必ず意識しましょう。
[数学]大学入学共通テストは記述式とマーク式!問題形式を確認! まとめ
大学入学共通テストにおける数学がどう変わったのかや記述式とマーク式の違い、テスト本番の対策などを紹介しました。
記述式が加わるとは言え、解ける問題しか出題されません。テスト本番に向けて記述式の問題をたくさん解きましょう。記述式をたくさん解くことで記述式の正答率はもちろん、マーク式の正答率も練習量です。最後の最後に差が出るのは練習量です。この記事で得た情報をもとに、最高の準備でテスト本番を迎えましょう!
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