夏休みから本格的に大学受験に向けて勉強を始め、暑い中毎日何時間も頑張って勉強された受験生も多いことでしょう。
ですが、「夏休み以降の勉強計画をどう立てたらいいかわからない。」や「具体的な志望校を決めたけれど何をしたらいいかわからない。」
という声をたくさん聞きます。
今回はそんな受験後半戦を迎えた皆さんに夏休み以降の勉強法について解説します。
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勉強計画を立てる準備
勉強計画を立てようとしてもただ闇雲に立てては意味がありません。
計画を立てる前に準備しなくてはならないことがいくつかあります。
これらを終わらせることでより具体的な良い勉強計画を立てることができます。
現状把握
まずは現状をしっかり理解することから始めましょう。
夏休みにたくさん勉強してぐっと志望校に近づいている方はたくさんいらっしゃいます。
一日何時間も勉強している受験生の皆さんの状況はめまぐるしく変わります。
また、本番まで後3か月程しかないため、これからはより効率よく勉強しなくてはいけません。
より良い勉強計画を立てるため、今自分が志望校からどのくらいの距離にいるのか、より志望校に近づくために何をしなくてはいけないのかをもう一度理解することが大切です。
現状把握を円滑に行うには模試の活用がおすすめです。
直近で受験した模試をもう一度じっくり見てみましょう。
判定はどうか、どの教科の点が低いのか、その中でも特にどの単元を勉強する必要があるのかを分析し、ノートにまとめてみましょう。
受験範囲の勉強を終わらせる
夏休みに受験範囲を網羅しておくのが理想ですが時間が足りずそれが出来なかった人もいらっしゃると思います。
また、受験範囲だけどまだ学校で習っていない単元もあるかもしれません。
そういった方は予習、復習を活用し一刻も早く受験範囲の勉強を一周終わらせてしまいましょう。
完全に理解する必要は無いので、さらっと流しながら大枠を掴むイメージで勉強してみましょう。
勉強計画の立て方
自分には何が足りないか、何を勉強したら良いかがわかりましたか?
では実際にどのように大学受験に関する勉強計画を立てていけば良いのか、勉強内容とおおよその時期について見ていきましょう。
夏休み以降~11月末
この夏休み以降~11月末はとにかく基礎を完成させること、更に応用力や実践力を身につけることが重要です。
国公立大学志望の場合は二次試験対策を、私立大学志望の場合は個別試験の対策を始めましょう。
国公立大学の場合、センター試験が終わった後に二次試験対策を始めると1か月程しか勉強できないため、十分な対策ができません。
超難関校を除き二次試験や個別試験ではセンター試験レベルの問題を記述解答するパターンがほとんどです。
このような基礎的な問題を自分の言葉で、式で解き切れる力が求められます。
過去問などを利用し、まずは記述解答に慣れることから始めましょう。
わからない問題や解けなかった問題があった場合はその都度、教科書に戻るなどして理解を深め、欠如していた知識を補っていきましょう。
また二次試験や個別試験では各大学固有の問題が出題されることもあります。
例えば英語なら作文や要約といったものがあります。
これらの問題は先生の協力が不可欠なので、できるだけ早い段階で先生を捕まえ、手伝ってもらいながら対策を進めていきましょう。
12月~センター試験(大学共通テスト)
この時期からいよいよ試験本番を想定した勉強を始めましょう。
志望校が国公立大学の場合は、二次試験対策を中断しセンター試験の対策を始めましょう。
センター試験対策で一番重要なのが時間配分です。
せっかく解ける力があっても時間が足りなくなっては元も子もありません。
本番に時間が足りなかったと嘆くことの無いよう、問題を解きながら大問、小問ごとに自分に合った時間配分を見つけていきましょう。
そのためには毎回時間を測りながら解くことが大切です。
この大問には時間がかかる、ここはもっと時間を削れるなど、時間を測ることで見えてくるものがあるはずです。
また、志望校の目標得点を取れればよく、100点を目指す必要はありません。
自分の目指す得点を考え、この大問は捨てる、選択問題はこれを選ぶなどといった計画を立てていきましょう。
私立大学の場合は、二次試験対策をどんどん続けていきましょう。
この時期からはセンター対策同様、時間を意識しながら解くことが大切です。
本番を意識し、時間を測って解くなどしてみましょう。
センター試験(大学共通テスト)後~二次試験、個別試験
いよいよ本番まで残り僅かなこの時期はコンディションを整えることが大切です。
過去問などを利用し、本番と同じ日程、時間で問題を解くなどし、より本番を意識した勉強をしましょう。
また、この時期は体調管理も大切です。
インフルエンザなどがはやりやすい時期ですので無理せず体をいたわりながら過ごしましょう。
勉強計画において注意する事
いかがですか?具体的な夏休み以降の勉強計画が立てられそうでしょうか。
最後に勉強計画を立てる上で注意してもらいたいことをいくつか確認しましょう。
メリハリのある勉強計画を立てる
大学受験夏休み以降のこの時期はとにかく効率よく勉強することが求められます。
そのためにはメリハリのある勉強をすることが大切です。
適度な休憩を挟むことで脳がリフレッシュし、より集中して勉強することが出来ます。
だらだら3時間ぶっ通して勉強するという計画より、2時間集中し1時間休むなどといった勉強計画を立てることを心がけましょう。
また、10時まで勉強しそれ以降は自由時間といった時間で区切る方法や、塾で思う存分勉強して家ではしないといった場所で区切る方法もメリハリのある勉強計画におすすめです。
細やかに勉強計画を立てる
勉強計画を立てると言っても「1か月で単語1000個覚える。」などといった大きな計画を立ててしまうとやる気が無くなってしまいます。
勉強は少しずつでいいので確実に一つ一つ自分の力にすることが最も効果的です。
「1週間で250個覚える。」や「毎日40個覚える。」といった細かな計画の方より具体性がでてやる気がでます。
週単位や日単位で細かく小さな計画を立てることを心がけましょう。
自分に合った勉強計画で志望校に合格しよう
今回は大学受験夏休み以降の勉強計画について解説しましたが、いかがでしたか?
大学受験という大きな目標を目指す中で気が緩みがちなこの時期に自分に合った勉強計画を立てることで自分のやることが明白になり、勉強のモチベーションも出てくるはずです。
ぜひ一度自分の今の状況を見つめ直し、勉強計画を立ててみてください。
そうすれば志望校にぐっと近づける勉強法が見えてくるはずです!
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