突然ですが、センター試験が無くなることをご存知ですか?現在高校二年生の2021年度大学入試からセンター試験は廃止され、新テストと呼ばれる「大学入学共通テスト」が始まります。しかしいまいち何が変わるのかわからない人もいるかと思います。
ここでは新しく始まる「大学入学共通テスト」はどう変わるのかを従来のセンター試験と比較して紹介します。また大きく変わる英語などの対策も紹介するので、参考にしてください。
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「大学入学共通テスト」は何が変わったの?
もちろん一番気になるのは具体的なテスト内容ですよね。従来のセンター試験はマーク式が採用されていましたが、大学入学共通テストではマーク式に加えて記述式の問題も出題されます。記述式の導入に伴い試験時間の変更なども発表されているので紹介していきます。
記述式は何故導入されるのか
そもそも何故大学入試は変わるのでしょうか?様々な理由がありますが一つには、大学側が思考力や表現力といったマーク式では評価しにくい能力を持った人材を欲しているということがあげられるでしょう。つまり裏を返せば、大学側が欲しているような思考力や表現力のある人材になることが新テスト対策につながるといえるでしょう。対策の話はまた後ほど。
具体的な変更点
従来のセンター試験と大学入学共通テストの具体的な変更点を下記の表で紹介します。
*()内はセンター試験
教科 | 解答方法等 | 試験時間 | 配点 |
---|---|---|---|
国語 |
マーク式及び記述式 記述式は近代以降の文章 (マーク式のみ) |
100分 (80分) |
マーク式200点及び 記述式の段階表示 |
数学Ⅰ 数学ⅠA |
マーク式及び記述式 記述式は数学Ⅰの内容に関わるもののみ (マーク式のみ) |
70分 記述含む (60分) |
マーク式と記述式合わせて100点 |
英語 |
マーク式のみ (マーク式のみ) |
筆記:80分(80分) リスニング:60分 (30分) |
筆記:100点(200点) リスニング:100点(50点) 合計200点 |
さて、一つずつ見ていきましょう。
まず国語です。国語の主な変更点は記述式の問題が出題され、試験時間が20分増えたことです。マーク式の問題が200点分出されることはセンター試験と変わらないですが、気になるのは記述式の段階表示です。
大学入学共通テストにおける段階表示とは成績を5段階に評価し点数化するものだそうです。正答の条件が決められていて解答が条件を満たしている数で段階的に評価されるわけですね。
平成29年度と30年度に行われた試行調査(プレテスト)でも大問1に小問三問の記述式の問題が出題されています。
次に数学です。数学で変更されるのは数学Ⅰ及び数学ⅠAのみです。記述式に伴い試験時間は10分増え、配点はマーク式と記述式合わせて100点です。
国語はマーク式のみで200点だったので、マーク式と記述式を合わせる点においては国語と異なります。数学も国語同様に記述式の小問3つからなる大問が一つ試行調査にて出題されています。
最後に英語です。英語は最も変更があった教科なので注意しましょう。まず解答方法ですが、変更はありません。センター試験同様マーク式のみとなります。
試験時間は大きく変わります。筆記(リーディング)試験は今まで通り80分ですが、リスニングが今までの2倍の長さの60分となります。そして配点は筆記100点リスニング100点の二百点満点と変更することになりました。
従来のセンター試験では筆記200点リスニング50点と筆記が重要視されていましたが、大学入学共通テストでは同じ比重で扱われます。近年、英語は4技能が重視されているのでその影響と考えられます。英語4技能についての説明は割愛しますが、受験で役立つ英語力から体系的な英語力が求められているといえますね。
どの教科にも言えることですが、記述式の問題だけが思考力や表現力を測るものではありません。試行調査(プレテスト)ではマーク式の問題傾向も思考力や表現力がなければ解けない問題も増えていました。
では次に思考力や表現力を要求される大学入学共通テストはどのように対策すべきか紹介します。
どうやって対策すればいいの?
大学入学共通テストの内容が分かったので次考えるべきは対策ですよね。記述式は部分点などを考慮するためマーク式に比べて一人で採点するのが難しかったりします。
そこで大学入学共通テストの対策をいくつかご紹介します。ただ対策に正解はないので自分に合う方法を見つけるための参考として見てください。
記述式攻略のカギはセンター試験にあり!?
大学入学共通テストの攻略のカギがセンター試験にあるわけないと思うかもしれませんが、そうとも言えません。
なぜなら日本全国の受験生が受けるセンター試験の解答は誰がみても正解といえる上質な問題だらけだからです。
ですが普通に説くだけでは大学入学共通テストで求められる思考力や表現力を養うことはできません。そこでおすすめなのは選択肢を使わずに自力で記述するという方法です。
この方法は特に国語に効果的です。正解の記述と自作の記述のどこがあっていてどこが間違っているのかを分析することで思考力や表現力が身に付きます。
またセンター試験だけではなく私立大学の過去問や国公立大学の2次試験などを解くときにもこの方法を使ってみてはいかがでしょうか。日頃から思考力や表現力を意識して解答することの積み重ねが対策に繋がります。
英語外部試験を利用する
英語に4技能が求められるという話は先ほどしましたが、4技能を身につける効果的な方法の一つに英語外部試験を受験するという方法があります。
例えば、英検、GTEC、TEAPなどです。これらを受験するメリットは、もちろん英語外部試験を通じて4技能を効率的に身につけるということもありますが、大学によっては英語外部試験のスコアをそのまま大学入試の英語の点数に反映することもあります。
たとえ志望する大学にそのような制度が設けられていなくても、英語力向上や試験の雰囲気に慣れるといった様々なメリットがあります。
それに英語外部試験はお金さえ払えば何度でも受験できるので一発勝負のリスクを減らすことができます。ここまでメリットがあると受けないほうが不利ですよね。英語外部試験を積極的に利用することが大学入学共通テスト対策の秘密兵器となるでしょう。
大学入学共通テストプレテストの内容で本番の対策を考察 まとめ
大学入試がどのように変わるのか、またプレテストでは思考力や表現力を求める問題や記述式の問題が見られたのでその対策も紹介しました。大学入試が変わるといえど、難易度を上げると言っているわけでは無いので、しっかりと対策して受験に臨めば大丈夫です。新しい大学入試をチャンスと考え合格を勝ち取りましょう!
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