よく比較される「早稲田大学」と「慶應義塾大学」ですが、両者の違いの1つとして「共通テスト利用ができるかできないか」という違いがあります。
早稲田大学の共通テスト利用入試は毎年多くの志願者が集まる人気の受験方式で、東大や京大の受験生も利用するレベルの高い試験です。
今回は共通テスト利用で受験できる「早稲田大学」に焦点を絞って、ボーダーや受験科目・募集定員についてご紹介していきます。
目次

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共通テスト利用とは? 利用するメリット

共通テスト利用とは、毎年1月に実施される大学入学共通テストでの成績のみで合否が決まる受験方式です。
各私立大学の一般試験を受ける必要がないため、共通テストの対策のみで難関私立大学の合格が目指せます。
特に国公立大学を志望する学生から人気がある受験方式です。
共通テストを利用するメリット
共通テストを利用する最大のメリットは試験対策が共通テストのみで良いところです。
私立大学の一般入試は記述が求められるほか、各大学の問題の性質を把握する必要があるため、かなりの勉強時間が必要になります。
通常の受験であれば受験科目の勉強や過去問の対策・分析などやることが多く、幅広く勉強をしないといけませんが、共通テスト利用で受験する場合は共通テスト対策のみに集中することが可能です。
早稲田大学で共通テスト利用できる学部のボーダー得点率や受験科目は?

早稲田大学で共通テスト利用で受験できる学部は下記の5学部あります。
- 政治経済学部
- 法学部
- 社会科学部
- 人間科学部
- スポーツ科学部
ここからは5学部の共通テスト得点率のボーダーや受験科目についてご紹介していきます。
文系・理系によって必要な受験科目が異なるため、そちらも合わせて解説しています。
政治経済学部
政治経済学部の共通テスト利用時の得点率ボーダーは約85%です。
- 国語(配点200点)
- 世界史B・日本史B・地理B・現代社会・政治経済・倫理、政治経済から1科目選択(配点100点)
- 数学IA・数学ⅡB(配点各100点)
- 物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎から2科目選択もしくは物理・科学・生物・地学から1科目選択(配点100点)
- 英語(配点200点)
政治経済学部は文系学部ではあるものの数学ⅡBが必須科目となるため、数学ができるかがカギとなり、文系の学生よりも理系の学生の方が有利に働く受験科目といえます。
また共通テストの全科目を85%以上得点する必要があるため、5学部の中でも特に難易度は高いでしょう。
法学部
法学部の共通テスト利用時の得点率ボーダーは政治経済学部と同じ約85%です。
- 国語(配点200点)
- 世界史B・日本史B・地理B・現代社会・政治経済・倫理、政治経済から1科目選択(配点100点)
- 数学IA(配点100点)
- 物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎から2科目選択もしくは物理・科学・生物・地学から1科目選択(配点100点)
- 英語・ドイツ語・フランス語・中国語から1科目選択(配点200点)
- 上記の地歴公民・数学・理科科目の中から1科目選択(配点100点)
法学部は政治経済学部と異なり、数学ⅡBは不要です。
語学系の配点も100点と少ないことから、ボーダーは政治経済学部と同じでも難易度は少し下がると思って良いでしょう。
法学部は選択科目があるため、自分の得意科目を使って受験できるところも特徴です。
社会科学部
社会科学部の共通テスト利用時の得点率ボーダーは政治経済学部と法学部より少しだけ高い約86%です。
- 国語(配点100点)
- 世界史B・日本史B・地理B・現代社会・政治経済・倫理、政治経済から1科目選択(配点100点)
- 数学IA(配点100点)
- 物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎から2科目選択もしくは物理・科学・生物・地学から1科目選択(配点100点)
- 英語・ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語から1科目選択(配点125点)
- 上記の地歴公民・数学・理科科目の中から1科目選択(配点100点)
社会科学部は法学部と受験科目は同じですが、国語の配点が100点と少ないことと語学系の配点が125点となっているところが特徴です。
各科目の配点が似ているため、穴なく得点する必要があります。
人間科学部
人間科学部の共通テスト利用時の得点率ボーダーは約83%~84%と今まで紹介してきた学部の中で1番低くなっています。
- 国語(100点)
- 世界史B・日本史B・地理B・現代社会・政治経済・倫理、政治経済から1科目選択(配点100点)
- 数学IA・数学ⅡB(配点各50点)
- 物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎から2科目選択もしくは物理・科学・生物・地学から1科目選択(配点100点)
- 英語・ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語から1科目選択(配点100点)
人間科学部は政治経済学部と受験科目は同じですが、配点は小さく設定されているため、1つ1つの問題が合否を分ける重要なものになります。
得点率のボーダーは約83~84%と少し下がるため理系科目が得意の方は有利な一方で、文系専攻で人間科学部を志望する方は数学・理科の対策が必要になってきます。
スポーツ科学部
スポーツ科学部の共通テスト利用時の得点率ボーダーはほかの学部と比べて1番低い約83%です。
- 国語(配点100点)
- 数学IA(配点100点)
- 英語(配点200点)
- 地歴公民・理科の科目から1科目選択(配点100点)
スポーツ科学部は英語の配点が200点と高いものの、理科・社会の科目を選択できるため自分の得意科目で受験できます。
数学も数学IAのみで良いため、文系の学生にとっては1番おすすめの学部といえるでしょう。
理系の学生は英語を得点できれば受験生の中でもかなり有利になります。
各学部の募集定員は? 穴場学部はある?

早稲田大学の共通テスト利用入試は各学部毎に定員が定められており、学部によってはかなり募集定員が少ないところもあります。
以下の表は共通テスト利用のみで受験できる5つの学部の募集定員をまとめたものです。
学部 | 学科 | 募集定員 |
---|---|---|
政治経済学部 | ||
政治学科 | 15名 | |
経済学科 | 25名 | |
国際政治経済学科 | 10名 | |
法学部 | 法律学科 | 100名 |
社会科学部 | 社会科学科 | 50名 |
人間科学部 | ||
人間環境科学科 | 5名 | |
健康福祉科学科 | 5名 | |
人間情報科学科 | 5名 | |
スポーツ科学部(共通テストのみ方式) | スポーツ科学科 | 50名 |
募集定員を見てみると、政治経済学部と人間科学部はかなり定員が少ないことがわかります。
全体的に見ても募集定員は少ないため、早稲田の共通テスト利用入試を専願で受験することはおすすめしません。
早稲田大学を第1志望に考えている方は共通テスト利用入試だけではなく、一般入試での受験も検討した方がいいでしょう。
早稲田大学共通テスト利用の穴場学部は?
早稲田大学共通テスト利用の穴場学部は「法学部」と「スポーツ科学部」です。
法学部はボーダー得点率は約85%と非常に高いものの募集定員が100名と多いため、倍率は他学部より下がる傾向にあります。
スポーツ科学部はボーダー得点率が83%と少し下がっていることと理科・社会の科目を選択できるところが穴場学部だといえる理由として挙げられます。
しかし穴場といっても共通テストを最低でも8割以上得点する必要があるため、早稲田大学の共通テスト利用入試は総合して難易度はかなり高めといえます。
早稲田大学の共通テスト利用ボーダー ❘ まとめ
今回は早稲田大学の共通テスト利用のボーダーや受験科目、募集定員についてご紹介しました。
早稲田大学の共通利用テスト入試は私立大学の中でもトップクラスに難しく、人気も高い受験方式です。
しかしご自身の得意科目を存分に使って受験できるため、文系学部でも理系学部でも関係なく挑戦できます。
早稲田大学の受験を考えている方は、ぜひしっかりと調べたうえでどの学部に挑戦するか考えてみてください。
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