秋田工業高等専門学校の偏差値は?高専の特徴・評判まとめ

秋田工業高等専門学校の偏差値は?高専の特徴・評判まとめ

秋田工業高等専門学校は秋田県秋田市にある、国立の高等専門学校です。
通称は「秋田高専」です。

秋田高専は、1964年に設立されました。

四つの学系からなる本科一学科と、二つの専攻からなる専攻科を要し、実践的技術者となるための知識を身に付けられます。
「自立、挑戦、創造」を教育理念に掲げ、社会が必要とする人材の養成を目標としています。

今回はこの秋田工業高等専門学校について詳しくご紹介していきます。

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秋田工業高等専門学校の基本情報

群馬高専 学校生活

秋田高専は全国で57校ある高等専門学校の1つです。

高等専門学校では、実験や実習を中心とした5年間の一貫教育が行われ、本科の卒業後は「準学士」の称号を取得することが出来ます。

また、本科を卒業したのちは、二年間の専攻科への進学、大学への3年次からの編入学、就職といった進路が選べます。

では、秋田高専の基本的な情報について見ていきましょう。

秋田高専の基本情報

名称 秋田工業高等専門学校
所在地 〒011-8511 秋田県秋田市飯島文京町1番1号
電話番号 018-847-6005
最寄り駅、バス停 最寄り駅:JR上飯島駅(約1.5km)
最寄りバス停:秋田高専前(約450m)
設置学科、コース 本科:創造システム工学科
  • 機械系
  • 電気・電子・情報系
  • 物質・生物系
  • 土木・建築系

  • 専攻科
  • 生産システム工学専攻
  • 環境システム工学専攻
  • 偏差値 60

    2016年度の入学生までは本科が4学科に分かれていましたが、2017年に4学科を創造システム工学科に改組しました。

    秋田高専では一年生のうちに工学系全ての専門分野の基礎を学び、2年生に進級する際に学科に置かれた4つの系の中からひとつを選択します。
    更に、4年生次では各系に置かれた2つの専門コースから片方を選 び自分の専門分野を学びます。

    秋田工業高等専門学校の偏差値・倍率

    勉強

    秋田高専を受験しようと考えている方は学校の偏差値や倍率などを知りたいのではないでしょうか。
    早速ご紹介していきます。

    偏差値

    創造システム工学科 60

    秋田高専の偏差値は60で秋田県内では6/168位、全国では1386/10052位となっています。

    いわゆる進学校には偏差値では劣りますが、入学してから技術的な専門分野を学ぶため、十分ハイレベルな学習環境が整っていると言えるでしょう。

    募集定員

    推薦入試 88名
    一般入試 72名(若干名の帰国生特別選抜を含む)

    2016年度入学生まで4学科それぞれでの募集でしたが、改組後は創造システム工学科1学科での募集へと変わりました。

    入試内容

    推薦入試
  • 推薦書
  • 調査書
  • 面接
  • 作文
  • 一般入試
  • 国・数・英・理の4教科(マークシート方式)
  • 調査書
  • 面接
  • 帰国子女特別選抜入試
  • 数・英・理の3教科(マークシート方式)
  • 自己推薦書
  • 調査書
  • 面接
  • 倍率

    データは令和二年度の入試のものです。

    推薦入試

    募集人数 88名
    志願者数 110名
    倍率 1.25倍

    一般入試(帰国者特別選抜を含む)

    募集人数 72名
    志願者数 94名
    倍率 1.31倍

    秋田工業高等専門学校の進学先、就職先

    秋田高専を卒業した生徒の主な進路はどのようなものなのでしょうか。
    ここでは卒業生の進学先や就職先をご紹介していきます。

    進学先

    卒業生の約三割は専攻科への進学や、大学への編入学を行います。
    おもな進学先を見ていきましょう。

    ※データは直近五か年の累計となっています。

    秋田高専専攻科 92名
    秋田大学 7名
    金沢大学 2名
    千葉大学 8名
    筑波大学 2名
    東京農工大学 4名
    電気通信大学 1名
    東北大学 2名
    名古屋大学 1名
    豊橋技術科学大学 25名
    長岡技術科学大学 40名

    専攻科や技術科学大学への進学はもちろんのこと、有名大学への進学も見られます。
    秋田高専には進路情報コーナーが設置されており編入学についての情報を豊富に手に入れることが出来るため、優れた大学合格実績を残しています。

    就職先

    卒業生の7割が就職し、ほぼ100%という圧倒的な就職率を誇る秋田高専。ではその主な就職先も見ていきましょう。

  • YKK
  • NHKメディアテクノロジー
  • 東北電力
  • 三菱マテリアルテクノ
  • 花王
  • サントリープロダクツ
  • 旭化成
  • 住友精化
  • ヤクルト
  • 三井住友建設
  • 大成建設
  • セイコーエプソン
  • 国土交通省
  • この他にも多く有名企業、官公庁への就職が見られます。
    各系で得た専門的な知識を活かせる就職先を選んでいる印象を受けます。

    秋田工業高等専門学校の特徴

    今まで偏差値や受験方式、大学編入先をご紹介してきましたが、秋田高専の実態、学校生活も気になるところでしょう。

    ここでは秋田高専の特徴についてご紹介いたします。

    高専ならではの部活動

    秋田高専には一般的な運動部や文化部だけでなく、エコレース部ロボコンなど、高専ならではの専門的な部活もおかれています。

    エコレース部では、モーターやマシンのボディなどの部品から自分たちで設計や組み立てを行い、早く安全に低燃費で走行できる車を試行錯誤しながら制作しています。

    ロボコンもNHKが主催する大会に毎年出場し、設計や回路、本体の製作、プログラミングなどをすべて行い、熱意をもって活動しています。

    他にもプログラミングコンテストやデザインコンペティションなどのコンテストに出場し高い評価を受けています。

    充実した施設

    秋田高専では学校生活を送るのに適した快適な環境が整えられています。

    陸上競技場やテニスコート、野球場、二つもある体育館などのクラブ活動のための施設にくわえ、蔵書九万冊以上を誇る図書館や学生寮なども設置されています。

    技術教育支援センターでは一年次の工作実習が行われています。金属加工や実験装置の製作などを行う工場があり、実習のための機械が豊富にそろえられています。

    情報処理センターにはプログラミングの実習のためのPCが多く用意されていて、生徒は授業以外の時間にも活用することが出来ます。自学自習やインターネット検索、メールのやり取りなど様々な使い方が出来ます。

    グローカル人材育成会

    秋田高専では国内、海外の企業と連携して、グローバルな視野を持って地域に貢献する「グローカル人材」の育成に力を注いでいます。

    国内外で活躍するための技能や知識、教養と高度なエンジニアリングデザイン能力を取得した人材を輩出する拠点となることを目指して活動をしています。

    英語教育や、最先端技術を基盤とした実践的な教育プログラムを導入するために国内外の企業から寄付金を募っています。
    そうして育成されたグローカルな人材を企業へと送り込むことで持続的に連携して活動することが可能となっています。

    学校行事

    秋田高専の主要な学校行事では高専祭という文化祭と、球技大会があげられます。

    高専祭ではコスプレやバンドの演奏、さらには科学実験や打ち上げ花火など多様な出し物が行われ大いなる盛り上がりを見せます。

    四年次には二泊三日の工場見学旅行も企画されています。

    秋田工業高等専門学校の評判

    では最後に、在学生や卒業生が秋田高専に寄せた評判をみていきましょう。

    良い評判

    まずは秋田高専に寄せられた良い評判から紹介していきます。

  • 私服登校可能、スマホ使用OKなど校則が緩い
  • 施設面で大変充実している
  • 企業からの求人も多く、大手企業への就職も期待できる
  • 技術系の部活が強い
  • 自主性が身につく
  • 他にも秋田高専についての良い評判が多数寄せられていました。

    校則もゆるく、活動は何でも自主的に行われ、やる気があれば何でもできるという声が多く聞かれました。

    悪い評判

    悪い評判も紹介したいと思います。

  • レポートなどの課題の負担が大きい
  • 勉強をしないと留年してしまう
  • 先生が研究室にいるので、関わりづらく感じることがある
  • 行事が少ない
  • 逆に自由に行動出来すぎるあまり、勉強面がおろそかになり留年というケースも見られるようです。最低限の課題や試験対策などは行わないといけないようです。

    秋田工業高等専門学校の偏差値・特徴|まとめ

    今回は秋田工業高等専門学校の偏差値や特徴についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。

    高校というよりは大学の要素が強く、自由に行動できる反面、学習面は自分を律してこなしていく必要があるようです。

    この記事が秋田高専の受験を考えている方、秋田高専について少しでも興味がある方の参考になれば幸いです。

    最後までご覧いただきありがとうございました。

     

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