愛知高等学校の偏差値は？高校の特徴・評判・難易度まとめ

愛知高等学校は、1876年に仏教の曹洞宗専門支校として設立された、伝統ある共学の私立高校です。

名古屋市千種区の閑静な住宅街・光が丘台地に広大なキャンパスを構え、県内でもハイレベルな難関校・進学校として知られています。

今回は、そんな愛知高等学校のさまざまな情報をまとめてご紹介します。
入試の偏差値・難易度が知りたい受験生や、学校の特徴・評判が気になる保護者の方は必見です。

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愛知高等学校の基本情報・特徴

引用：愛知高等学校公式HPより

出典：愛知高等学校、みんなの高校情報

特徴1：クラブ活動も行事も頑張る進学校

愛知高等学校は県内でも有名な進学校ですが、その一方で、クラブ活動や学校行事も盛んと評判です。

クラブ数は36部と種類が豊富で、全国レベルで活躍しているクラブが少なくありません。もちろん、ゆったりと活動しているクラブもありますし、帰宅部でもOKです。

学校行事の種類は少なめですが、どのイベントも生徒が一丸となって盛り上がっています。中でも文化祭は愛知高等学校を代表する一大イベントで、校庭にジェットコースターまで作るというから驚きです。

愛知高等学校では勉強だけに青春を費やすのではなく、クラブ活動にも行事にも思いきり取り組めるので、高校生活をとにかく満喫したい人におすすめです。

特徴2：授業以外の学びも盛りだくさん

愛知高等学校では、授業時間以外にも多様な学びの機会が用意されています。

まずは土曜講座です。授業のない土曜日に、さまざまなジャンルの特別講座を開いています。
教養や趣味、スポーツについてなど、普段学校では学べないようなことが体験できます。

探求講座も愛知高等学校ならではの取り組みです。系列校である愛知学院大学や、名古屋市立大学などから講師を招き、大学での学び・研究について教えてもらえます。

このほか、実際の大学に足を運べる大学見学ツアーもあります。名古屋大学・東京大学・愛知学院大学の先生や学生から直接話を聞ける、貴重な機会です。

このように、愛知高等学校では通常授業では体験できないさまざまな機会が用意されていますので、興味のある方は積極的にチェックしましょう。

特徴3：生徒のサポート体制も充実

進学に力を入れているためか、愛知高等学校では生徒一人ひとりへのサポート体制も整っています。

放課後や長期休暇中の講習、合宿、模試などの勉強サポートが充実しているうえ、進路指導室にはいつでも個別に相談できるよう複数の教員が待機しています。

また、勉強以外の相談にものってくれるスクールカウンセラーが常駐しているのも嬉しいポイントです。先生とは別の立場から、生徒・保護者の悩みに寄り添ってくれます。

受験や人間関係など、悩みが増えがちなのが思春期ですので、気軽に相談できる体制が整っているのは頼もしいですね。

愛知高等学校のコース情報

愛知高等学校では、入試・入学時のコース分けはありません。1年生の間は、全員が共通のコース・カリキュラムで学びます。
その後、2年に進級する際、希望進路に応じて3つのコースに分かれます。

ただし、クラスは1年次から選抜クラスと進学クラスの2種類に分かれています。
ここでは、愛知高等学校のコースおよびクラスについて解説します。

ちなみに、愛知高等学校は併設型の中高一貫校のため、系列中学から進学してきた生徒も在籍しています。しかし、中高一貫の生徒と高校からの生徒のクラス・コースは完全に別です。

選抜クラスと進学クラス

愛知高等学校では、1年次は全員同じコース・カリキュラムで学習しますが、クラスは選抜クラスと進学クラスの2種類に分かれます。

選抜クラスは、特に難関大学の受験突破を目指す生徒向けのハイレベルクラスです。放課後講習や合宿・模試などへの参加が必須になり、クラブ活動にも制限があります。

進学クラスは、自分のペースにあった高校生活を送りたい生徒向けのクラスです。受験勉強とクラブ活動を両立させながら、希望者には放課後講習などの勉強サポートもおこなっています。

選抜クラスと進学クラスのどちらを希望するかは、出願時に選択する必要があります。ただし、2年へ進級するときに一度、クラス変更を希望することが可能です。

医歯薬コース

2年生から選択できる3コースのうちのひとつが、医歯薬コースです。その名のとおり、難関と呼ばれる医学・歯学・薬学系の大学・学部への進学を目標としています。

カリキュラムは理数系中心です。なお医歯薬コースに選抜クラス・進学クラスの区別はなく、医歯薬コース自体が選抜クラスとして扱われます。

理科系コース

国公立大学や難関私立大学の中でも、理科系の大学・学部志望の生徒を対象としているのが理科系コースです。理数系科目を中心に学習を進めていきます。

理科系コースには選抜クラスと進学クラスの区別があり、うち選抜クラスは1クラスのみです。

文科系コース

文科系コースは、国公立大学や難関私立大学の文科系学部合格を目標とするコースです。国語・地歴・公民をメインに学力アップを目指します。

文科系コースも理科系コース同様、選抜クラス・進学クラスに分かれて学びます。

愛知高等学校の偏差値・難易度

受験生として、愛知高等学校の入試がどれくらい難しいのかというのは、見逃せない情報ですよね。

続いては、愛知高等学校の入試の偏差値・難易度をご紹介します。クラス選考についても簡単に触れていますので、受験を検討している方は要チェックです。

愛知高等学校の偏差値

出典：みんなの高校情報

愛知高等学校の合格難易度

上の表のとおり、愛知高等学校の偏差値は65です。標準よりかなり高めの偏差値で、愛知県内の私立高校155件のうちなんと7位に位置するほどです。

公立高校を含めた415件の中でも21位に相当しますので、県内トップクラスの難易度と言っていいでしょう。

公立高校の併願に選ぶ人が多いため、志願倍率もかなり高めです。ただし、その分合格者も多く取っていますので、必要以上に焦ることはありません。
綿密に計画を立て、落ち着いて入試対策に取り組みましょう。

選抜クラスの選考について

先ほど、クラスは出願時に選択する、とご説明しました。選抜クラスに入りたい人は、出願の際に「選抜クラスを希望する」という項目を選択する必要があります。

ただし、愛知高等学校の入試はクラスで分けられておらず、選抜クラス希望者もそれ以外も一律に選考されます。そのため、選抜クラスの希望の有無は、合否にはまったく影響しません。

選抜クラスの合格者は、入試合格者の中から成績順に決められます。入試合格者のうち、選抜クラスを希望した人の中で、入試の成績が高い人から選抜クラスに入れるというわけです。

つまり、愛知高等学校の合格基準を満たしてさえいれば、選抜クラスに入れなくとも進学クラスには入れます。合格可能性を高めるために志望クラスを下げる必要はありません。

また、入試後に選抜クラスに欠員が出ると、その後の新入生テストの成績をもとに、選抜クラス合格者が追加されます。ですので、選抜クラスが気になる方はとにかく挑戦することをおすすめします。

愛知高等学校卒業生の進路

進学校として有名な愛知高等学校ですが、実際、卒業生はどのような進路に進んでいるのでしょうか。

基本的に、卒業生のほとんどが国公立大学や私立大学への進学を果たしています。短大・専門学校への進学や就職を選択する人もいますが、数は多くありません。

系列校である愛知学院大学への独自の推薦制度があるほか、指定校推薦の枠も多いため、進学先の選択肢は豊富です。

以下の表に、過去3年間における主な大学進学実績をまとめましたので、進路選びの参考にしてください。

出典：愛知高等学校　進路状況

愛知高等学校の部活動

先ほど簡単にご紹介したとおり、愛知高等学校はクラブ活動が盛んで種類も豊富な高校です。

全国大会への出場・優勝経験を持つ部活が多く、中でも、運動部ではハンドボール部、文化部では放送部が強いと評判です。

もちろん、ほどほどに楽しみたい人向けのクラブもあります。以下に現在活動中のクラブをまとめますので、興味を惹かれるものがあるか探してみてください。

出典：愛知高等学校　クラブ活動

愛知高等学校の偏差値・難易度や特徴　まとめ

以上、愛知県名古屋市の私立高校・愛知高等学校について、その偏差値や難易度、特徴や評判、クラブ活動や卒業後の進路についてまとめました。

愛知高等学校を知る手がかりになりましたか？

愛知高等学校のポイントは以下の3つです。

より詳しく愛知高等学校について知りたくなったという方は、ぜひこの機会に資料請求や学校説明会への参加も検討してみてください。