京都工芸繊維大学の各学部の偏差値や難易度は?就職状況などもご紹介!

京都工芸繊維大学の各学部の偏差値や難易度は?就職状況などもご紹介!

京都工芸繊維大学は、京都府京都市左京区に拠点を置く国立の大学です。

学部は「工芸科学部」の一つしかありませんが、その中で4つの学域に分かれています。

松ヶ崎、福知山、嵯峨に3つキャンパスを有しています。

今回はそんな京都工芸繊維大学の特徴や学部、就職状況について詳しくご紹介していきます。

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京都工芸繊維大学の基本情報

画像出典:京都工芸繊維大学HP

ここでは京都工芸繊維大学の概要についてお伝えしていきたいと思います。

    
京都工芸繊維大学の概要
名称 京都工芸繊維大学
国公私立 国立大学
住所
  • 松ヶ崎キャンパス:京都市左京区松ヶ崎橋上町
  • 嵯峨キャンパス:京都市右京区嵯峨一本木町
  • 福知山キャンパス:京都府福知山市字堀3385
  • 電話番号 075-724-7014(代表)
    学部と偏差値 教育学部 52.5~57.5
    学部生数 2658名(男:1906名/女:750名)
    入学費・授業料
  • 入学費:282000円
  • 授業料
  • 授業料(昼間コース年額):535800円
  • 授業料(夜間主コース年額):267900円
  • 京都工芸繊維大学の特徴は?

    画像出典:京都工芸繊維大学HP

    京都工芸繊維大学に余り馴染みのない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
    ここでは大学について知ってもらうべく特徴についてお伝えしていきます。

    モノづくりを基盤とした教育研究

    京都工芸大学は工芸科学部1学部からなる工科系大学です。
    その中で4つの学域に分かれ、多岐にわたる研究を行っています。

    バイオや電子、情報などといった最先端の科学技術から、建築・デザインの分野まで幅広く扱う「実学」を行っています。

    効率だけを追い求めず、人間と環境のことを考えた科学技術を学んでいき、科学のありようが変容する将来でも必要とされるものを作り上げていきます。

    充実した環境

    当大学は、かつて芸術文化の中心地であった京都に位置しています。

    歴史的文化財や、観光名所も多い京都は国内外の人々から広く愛され、「素晴らしい環境」というイメージも多いのではないでしょうか。

    京都工芸繊維大学では、豊かな緑や史跡に囲まれた豊かな環境で、創造性と感性を磨いていくことができます。

    寺社仏閣などの観光地や繁華街も近くにあるため、大学生活が充実すること間違いなしです。

    地域創生techプログラム

    京都工芸繊維大学は学部共通プログラムとして「地域創生 tech program」を開講しています。

    地域や社会が直面する問題の解決には、しばしば理工学を含めた総合的な視点が必要となります。

    このプログラムは大学のカリキュラムで教養や専門基礎を身に着けた学生が、京都府北部の地域課題をテーマに設定した学習やインターンシップなどの実践的体験を積むためのものです。

    tech programを経て、自らの専門性をさらに伸ばしていくことができます。

    京都工芸繊維大学の学部

    京都工芸繊維大学は、応用生物学域、物質・材料科学域、設計工学域、デザイン科学域の四つの学域からなる文芸科学科の1学部のみを有します。

    ここではその4学域のそれぞれの特徴をご紹介していきます。

    応用生物学域

    応用生物学域は、応用生物学課程の1課程からなります。

    応用生物学過程ではバイオテクノロジーに関する教育を行っています。

    1回生では、基礎である数学や物理学、英語の講義のほかに野外実習などで生物の観察を行い自然と触れ合います。

    2~3回生にかけては専門分野の講義・実習や生物学の英語演習があり、将来社会で役に立つ知識を蓄えていきます。

    3回生後期からは研究室に配属され、13分野の中から一つ選び、プレゼンを行いながら卒業研究を進めていきます。これを通して科学的思考力が養われていきます。

    物質・材料科学域

    物質・材料科学域は応用化学課程、生体分子応用化学課程、高分子機能工学課程、物質工学課程の4課程から構成されます。

  • 応用化学課程では1~2年次にかけて基礎科学全般を学び、そこから4つのコースに分かれそれぞれの専門を学んでいきます。
    次世代の物質や材料の開発・探求ができる人材を育成します。
  • 生体分子応用化学課程では生体が持つ機能を分子レベルで理解、それを応用し物質やシステムの開発に貢献する技術者の育成を目指しています。
  • 高分子機能工学過程では1年次に学んだ基礎科学の知識をもとに、高分子物質や高分子機能についての専門知識を学んでいき、最終的に卒業研究を行います。
    日常に必要な技術のための高機能化合物を創造・研究する人材を育成しています。
  • 物質工学課程では実験や演習、プレゼンに重きを置いたカリキュラムが組まれており、物質工学の基礎から応用を幅広く理解した技術者の育成に力を注いでいます。
  • 設計工学域

    設計工学域は、電子システム工学課程、情報工学課程、機械工学課程の3つの課程からなります。

  • 電子システム工学課程では電気工学電子工学を中心に通信やエネルギー、プログラミングの技術についての教育を行い、広い視野を持った技術者の育成をしています。
  • 情報工学課程ではハード・ソフト両方を扱うコンピュータ科学と、新たな情報システムの創出を目指すコンピュータ工学の両方を学び、情報を自由に使いこなす能力を養っていきます。
  • 機械工学課程では、伝統的な機械工学の専門知識を学び、さらに時代ごとのニーズに合わせた新たなシステムを構築する高度専門技術者の養成を目指して研究を行っています。
  • デザイン科学域

    デザイン科学域はデザイン・建築学課程の1つからなります。

    「ソーシャルインタラクション」を軸に建築とデザインを学びます。

    課程内で建築コースとデザインコースの二つのコースに分かれていきます。

    建築コースでは住環境・都市環境の設計といった工学的分野や、既存建築物の保存・再生の技術を学びます。

    デザインコースでは製品やサービスのみならず、場にかかわる領域を対象に企画、調査、ビジネス展開までの総合的な研究を行っています。

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    京都工芸繊維大学の偏差値・入試情報

    京都工芸繊維大学の受験を考えている方もこの記事の読者様の中にはいらっしゃるのではないでしょうか。

    ここではそんな方必見の偏差値や入試情報についてご紹介していきます。

    学域ごとの偏差値

    京都工芸繊維大学工芸科学学部全体の偏差値は52.5~57.5となっています。

    それでは学部ごとの偏差値はどのようになっているでしょうか。見ていきましょう。

    学域名 課程名 偏差値
    応用生物学域 応用生物学課程 55.0
    物質材料科学域 応用化学課程 52.5
    設計工学域 電子システム工学課程 55.0
    情報工学課程 55.0
    機械工学課程 55.0
    デザイン科学域 デザイン・建築学課程 57.5

    物質材料科学域は4つの課程がありますが、応用化学課程の枠で一括で募集しているようです。

    工学系で同じレベルの大学には神戸大学や大阪市立大学、広島大学などがあります。
    どれも名の知れた大学です。

    京都工芸繊維大学の難易度はなかなか高いといえるのではないでしょうか。

    参照:河合塾

    入試方式・内容

    京都工芸繊維大学には前期・後期の一般入試と「ダビンチ入試」と呼ばれる総合型選抜があります。

    それぞれがどのような方式で行われるかをご紹介していきます。

    一般入試 大学入試共通テスト、個別学力試験(理科・数学・外国語・総合問題など)、調査書
    ダビンチ入試
  • 一次選考:志望理由書、調査書などの書類選考
  • 最終選考:各課程ごとのスクーリング
  • ダビンチ入試の「スクーリング」とは、レポート作成やプレゼン、面接、英語ライティングなどです。

    一般入試で各課程に課される科目や、ダビンチ入試で各課程に課されるスクーリングの内容の詳細については大学の公式HPをご覧ください。

    募集定員

    各課程の入試方式ごとの定員についてご紹介していきます。

    学域 課程 一般選抜 ダビンチ入試
    応用生物学域 応用生物学課程 44 6
    物質・材料科学域 応用化学課程 147 22
    設計工学域 電子システム工学課程 54 7
    情報工学課程 52 9
    機械工学課程 77 9
    デザイン科学域 デザイン・建築学課程 129 27

    京都工芸繊維大学の進路情報

    講師

    ものづくりに力を注ぎ、優れた技術者を養成する京都工芸繊維大学の進路状況についてご紹介していきます。

    令和元年度、工芸科学部の卒業生は614名で、そのうち就職したのは131名でした。
    理系の大学ということもあり、大学院に進学する方が多いようです。

    就職率(就職者数/就職希望全員の人数)は91.0%とかなり高い数字を誇ります。

    それでは学域ごとの就職先についてご紹介していきます。

    応用生物学域の主な就職先

  • ヒガシマル醤油株式会社
  • 株式会社京進
  • 株式会社アルペン
  • 西日本電信電話株式会社
  • ABB株式会社
  • びわ湖放送株式会社
  • 物質・材料科学域の主な就職先

  • 株式会社ダスキン
  • AJS株式会社
  • 東拓工業株式会社
  • 株式会社オンテックス
  • 前田工繊株式会社
  • 京都府
  • 設計工学域の主な就職先

  • リコー電子デバイス株式会社
  • トタニ技研工業株式会社
  • 日本メカテクノ株式会社
  • 富士ソフト株式会社
  • 日本放送協会
  • セコム株式会社
  • 株式会社イトーキ
  • 日本航空株式会社
  • デザイン科学域の主な就職先

  • 積水ハウス株式会社
  • ソニー株式会社
  • 株式会社電通テック
  • 三井ホーム株式会社
  • アイリスオーヤマ株式会社
  • みずほ不動産販売株式会社
  • この他にも様々な企業に卒業生が就職されています。

    一概にどうとは言えませんが、大学で培ったそれぞれの分野の技術を生かせるような就職先を選んでいることが多いように感じました。
    この大学で学ぶことで、技術職に就くためには有利になるのではないでしょうか。

    参照:大学公式HP

    京都工芸繊維大学の評判

    では最後に京都工芸繊維大学に寄せられた評判についてご紹介していきます。

    良い評判

  • 一般教養の授業は京都にまつわることが学べ楽しい。
  • 興味のあることを学べるチャンスがあり、自身のレベルアップを望める。
  • 学生と教授の距離が近く仲が良い。
  • 学習するためのサポートが整っている。
  • イベントなども自主的に企画されておりとても盛り上がる。
  • 大学の近くには一条寺というラーメン激戦区があり頻繁に行ける。
  • 悪い評判

  • 自分で何かしないと何も得られない。
  • 課題が重く徹夜は日常茶飯事。
  • 食堂などの施設はあまり充実していない。
  • 男子の数が多く恋愛などはあまりない。
  • サークルの数が少ない。
  • 食堂の人の流れをせき止めるダムのような女学生がいる。
  • 全体的にみて大学の評価はとても高かったです。

    大学生という生き物はラーメンがないと死んでしまうので、近くにラーメン激戦区があるのはすごく助かりますね。

    参照:みんなの大学場情報HP

    京都工芸繊維大学の偏差値・特徴|まとめ

    今回は京都工芸繊維大学について詳しくまとめてきましたがいかがだったでしょうか。

    専門的な技術を学ぶためにはぴったりの大学で、就職率もかなりいい魅力たくさんの大学ですね。

    この記事が京都工芸繊維大学の受験を考えている方などのお役に立てたならば幸いです。
    最後までご覧いただきありがとうございました。

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