白百合女子大学の各学部の偏差値や難易度は？就職状況などもご紹介！

白百合女子大学は東京都調布市に本部を構える私立の女子大学です。
通っている生徒は品がよく、育ちがいいというイメージがあるのではないでしょうか。

品の良い生徒が多く通う歴史あるカトリック系の大学で、国際交流の盛んな有名女子大です。

白百合女子大学に興味のある方もない方も、オープンキャンパスに参加したくなるような魅力がたくさん詰まった学校です。

今回は、白百合女子大学の偏差値や難易度を始め、特徴・学部・学校生活など詳しくご紹介します！

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白百合女子大学の基本情報

白百合女子大学の偏差値

歴史ある女子大の白百合女子大学の偏差値をご紹介します。

以下、学部・学科ごとの偏差値です。

大学の平均偏差値は50なので、白百合女子大学の偏差値は平均より低いことがわかります。

白百合女子大学と併願校におすすめ女子大は清泉女子大学・実践女子大学・大妻女子大学・昭和女子大学です。

白百合女子大学の特徴

白百合女子大学は少人数制で生徒1人1人を手厚くサポート・教育している大学です。

これは大学創立後、教育目標である「―真・善・美―」の元、受け継がれてきました。

知性と感性が調和した次世代を生きる「実践力を兼ね備えた自立的女性」を育成するために、少人数制できめ細かい指導を徹底して行っています。

たくさん特徴はありますが、まとめると以下の4点が白百合女子大学の特徴となります。

これらの特徴はカリキュラムや授業方法で活かされ、最終成果は生徒の就職活動で発揮しています。

白百合女子大学独自の特徴的な教育を受けた生徒の就職率は高く、希望した道へ進む生徒も多いです。

白百合女子大学の設置学部・学科

白百合女子大学は文学部と人間総合学部の2学部・6学科で成り立っています。

取り扱う内容や、研究テーマは学科によってことなるものの、全学部「演習授業」で行われるディスカッションやプレゼンテーションを通して発信する力を養えるところが最大の特徴です。

白百合女子大学 | 文学部

ここからは、白百合女子大学の学部について学科ごとの特徴を詳しくご紹介いたします。

国際理解を深めることで国際感覚を身に付け、広い視野を養えるカリキュラムで構成されている文学部は3つの学科を持っています。

国語国文学科

国語国文学科は古典文学を始め近代文学まで幅広く学ぶことができます。
浮世絵や歌舞伎などの伝統文化について学ぶ機会があるのも国語国文学科の魅力です。

国語国文学科は3・4年次で行われる「テーマ研究」を主体的に進めるためのカリキュラムが組まれています。

1・2年次では日本語の基礎を深く学びながら「好きな分野」を見つけるところから始めます。
その分野を研究するうえで必要なスキルと知識を習得するので、好きな分野・研究したい分野を早い段階で見つけることが今後の研究の鍵になってきます。

3・4年次では2年間で学んだ知識やスキルを活かして卒業論文へ向けて全員ゼミに所属します。

3年生で探求できるテーマは以下の3つです。

上記3つの中から1つ研究したい分野を選び、自分の意見や分析を深くまとめて発表を行います。
最終形態として4年次で卒業論文を完成させます。

国語国文学科で取得可能な資格

国語国文学科で取得可能な資格は3つあります。

※教職課程(小・中・高)履修者のみ可能

英語英文学科

参照:白百合女子大学 | 英語英文学科パンフレット

国際理解を深め、グローバルで活躍できる人材の育成に力を入れている英語英文学科です。
本物の英語力を4技能として習得できるようなカリキュラムが魅力であるといえます。

白百合女子大学の英語英文学科は英語だけではなく、「フランス語」「ドイツ語」「中国語」の中から1つ学ぶことが必須です。

独自のカリキュラムを通して国際的に活躍する人材をたくさん輩出してきました。

1年次から4年次まで4年間を通して行われる少人数制の必修セミナーでは、卒業論文で必要とされる知識やスキルを基礎から発展まで深く学びます。

2年次以降履修可能になる「Integrated English」の授業では、真の英語力を養うためにレベルの高い授業が行われます。

英語でのプレゼンテーションを目的に、オールイングリッシュで授業が進められます。
生徒が発表準備で行う調査・インタビュー・レポートの作成すべて英語で行われるのです。

1・2年次で英語の基礎力をしっかり身に着けたら、3年次で専攻コースを以下の4つから選択します。

上記から1つ専攻を選択し、選択した選考について研究をし、4年次に卒業論文として論じます。

英語英文学科の特別プログラム

英語英文学科は実践的な3つのプログラムを設けている点もかなり魅力的です。

英語英文学科で取得可能な資格

英語英文学科は3種類の資格が取得可能です。

※教職課程(小・中・高)履修者のみ可能

文学部 | フランス語フランス文学科

フランス語フランス文学科は言語はもちろんのこと、文学や歴史、芸術、ファッションなど幅広い分野について理解を深めます。

フランス語フランス文学科はフランス語初心者でもしっかり学べるようなカリキュラムを構成しており、フランス語の授業時間は3年間で540時間にも及びます。

フランス語に初めて触れた生徒でも4年次にはフランスの文化も理解して、論理的に発表できる段階まで成長できるのも特徴です。

3年次以降は将来の目標を見据えた4つのコースから1つを選択し、さらに掘り下げ学習を行います。

フランス語フランス文学科は、英語・ドイツ語・中国語の3つの中から1言語の履修が必修です。

フランス語フランス文学科で取得可能な資格

フランス語フランス文学科で取得可能な資格も3つです。

※教職課程(小・中・高)履修者のみ可能

白百合女子大学 | 人間総合学部

人間総合学部も3つの学科を有しており、児童・心理・教育の観点から人を知り、人を支えられる人材を育成するカリキュラムが組まれています。

児童文化学科

児童文化学科は子どもを通して文化を学びます。
分野は大きく児童文学・児童文化・制作創作の3種類になっています。

児童文化学科は「子ども」を通してすべての学びを探求します。

「赤毛のアン」や「魔女の宅急便」など誰もが知る有名な児童文学を通して子どもの視点に立つことで、「子どもがどのように自分を取り巻く世界を感じ取るのか」について理解を深めることができます。

1年次では子どもに関わる文化の歴史や文学を学び、2年次で専門領域を探求します。
3年次では研究・制作のテーマを絞り込んで、より深い学びに発展させます。

4年次では集大成として卒業論文に加えて制作・創作に取り掛かるところも児童文化学科ならではの特徴です。

初等教育学科

初等教育学科は2つのコースに分かれて専門性を養います。
実際の体験を通して、知力と実践力を身に付けた教育者の育成に力を入れた学科です。

初等教育学科は「幼児教育」と「児童教育」の2つのコースに分けられ、それぞれ資格取得を目標としています。

資格取得のために1年次後期から保育/教育体験が始まります。
早い段階から実践的な力を養うことで多くの資格取得者輩出が可能です。

2・3年次には教育実習が行われ、4年次では教職実習演習/教員採用試験(児童教育)が行われます。

教育実習を体験だけに終わらせないように、徹底された事前と事後指導が行われ、実習先で気が付いた問題点が卒業論文に繋がります。

初等教育学科で取得可能な資格

初等教育学科で取得可能な資格は4つあります。

※教職課程(小・中・高)履修者のみ可能

発達心理学科

「心」の発達と成長を科学的観点から研究を行っているのが発達心理学科です。
「心に関する問い」に応える確かな力を育成します。

一括りに「心」について学ぶのではなく、発達心理学・臨床心理学・発達支援までの3方面から総合的に学びます。

人間が抱える心の問題を実験や面接、調査を通して客観的にとらえる力を身に付けることが目標です。

1・2年次では心理学全般と基礎を習得し、知識を深めます。
3・4年次ではより実践的で専門的な内容を取扱い、卒業論文で論じるテーマを見つけます。

発達心理学科の生徒は卒業論文の前にプレ卒業論文の執筆も必須です。

発達心理学科で取得可能な資格

発達心理学科で取得可能な資格は3つあります。

※教職課程(小・中・高)履修者のみ可能

白百合女子大学の国際的な学び

白百合女子大学はカトリック系の女子大のため、国際的教育に力を入れています。

留学制度はもちろんのこと、独自のグローバルビジネスプログラムという国際的就業力を養うための教育があります。

それぞれどのような制度を導入しているのか、何を学ぶことができるのか、下記にまとめました。

留学制度

英語を学びたい学生の中には、大学に進学したら海外留学を視野に入れている方も多いと思います。

白百合女子大学は「生きた英語を学び、国際的な視野を身に付ける」ことを目的とした留学制度が充実しています。

留学先での単位を本学で換算される「単位認定制度」や長期留学に対しての「費用補助制度」など、白百合女子大学では比較的容易に留学に参加できる環境が整っているのも嬉しいポイントです。

留学制度は以上の4つがあり、米・英・仏・豪・加・韓・中の7か国に提携校を構えています。

グローバルビジネスプログラム

国際的就業力の育成に特化した白百合女子大学独自のプログラムです。

将来語学を活かした仕事に就きたい学生や、海外で働きたい、グローバルで活躍したい学生が対象になっています。

このプログラムは英語力の育成だけでなく、実際に課題に取り組むことで協調性やビジネスパーソンとしての知識やマナーを学びます。

その一環として、海外企業実地研修という研修が行われます。
研修先はアメリカ・ニュージーランド・フィリピンの3か国から選択でき、それぞれの企業によって募集人数や内容が異なります。

海外の日系企業や海外での企業でインターンシップを行うことで、課題解決能力やチームワークなどの「異文化の中で働くためのモビリティ」の習得が目標です。

白百合女子大学の就職状況

国際教育に力を入れている白百合女子大学の就職状況についてご紹介します！

少人数制に特化し、きめ細かい指導を受けることのできる白百合女子大学は就職率も高いです。

2022年度の大学生平均就職率が84.4%である中、白百合女子大学は97%という高さを誇っています。
白百合女子大学の就職率は極めて高いと言っても過言ではありません。

学部別の主な就職先

平均就職率が98%を誇る白百合女子大学の詳しい就職先をご紹介します。
大手企業を始め有名企業から、新しい企業まで幅広い分野での就職実績がありました。

文学部の主な就職先

9割以上の生徒が就職をしているため、多くの企業がありましたが、1部抜粋してまとめました。

一流企業や有名企業への就職が多く、空港系への就職がとても多いようです。

やはり、英語英米文化学科やフランス語フランス文学科は国際系への就職が目立ちました。
しかし、国語国文学科の生徒も国際系への就職があり、結果からも大学全体でグローバル教育に特化していることがわかります。

総合人間学部の主な就職先

幼稚園や保育園への就職が目立ちますが、一般企業へ就職した生徒も多いです。

1部を抜粋してご紹介します。

やはり、幼稚園や学校への就職が多くを占めていました。

様々な就職先の中でも教育委員会への就職は珍しいのではないでしょうか。
茨城や栃木の教育委員会への就職もありました。

白百合女子大学の評判

グローバル教育に力を入れており、グローバル教育に特化した白百合女子大学の実際の評判をまとめました。

在学生を始め、卒業生、親御さんの評判に加え、世間の白百合女子大学に対するイメージを調査しました。

白百合女子大学へ対する世間のイメージ

まずは、白百合女子大学について世間が持っているイメージをご紹介します。

白百合女子大学の世間から見たイメージとしては、生徒の品がよく、裕福な家庭の子が多いという印象が強いです。

裕福な家庭の子が多いというイメージに関しては、系列の超名門お嬢様学校として有名な「白百合学園中学・高等学校」のイメージがあるからだといえます。

系列校ですが、卒業生の多くは外部進学しており、実際に白百合女子大学に入学する生徒は10%程度と少数ですので一般の家庭でも、金銭感覚の違いなどから肩身の狭い思いをすることはないでしょう。

白百合女子大学のいい評判

それでは、実際の白百合女子大学の評判や口コミについてご紹介です。

少人数ならではの丁寧できめ細かい指導に対する好評が非常に多かったです。

3年時の、就職に関する相談などは白百合女子大学の就職率の高さにつながっているともいえるでしょう。

白百合女子大学の気になる評判

落ち着いた校風できめ細かい指導が大変高評な白百合女子大学ですが、少し気になる評判もまとめてみました。

白百合女子大学の気になる評判を調べていて、悪い評判が圧倒的に少ないことに驚きました。

学校の立地やイベントや行事が小規模であることくらいで、先生や授業、学習内容に関する悪い評判が見受けられませんでした。

白百合女子大学 | まとめ

京王線「仙川駅」から徒歩10分に位置する白百合女子大学についてまとめてみました。

在学生や卒業生、親御さんの評判もよく、学習内容や先生の指導方法に厚い信頼のある大学です。

国際交流も盛んで、どの学部に入ってもグローバル教育を受けることができます。

平均就職率も97%と高く、惹きつけられるポイントがとても多いです。

白百合女子大学に興味のある方は、パンフレットの請求や、オープンキャンパスへの参加をおすすめします！