現高校2年生が大学受験をする2020年から入試制度は大きく変わります。当日の試験の出来で合否を判定する一般受験に加え、AO入試、公募推薦、自己推薦などの推薦入試も大学入学への道として門戸が広くなってきています。
また、推薦入試は私立大学が多く実施しているイメージがありますが、国公立大学も積極的に導入してきています。
そこで、推薦入試をいかに活用すべきかについて以下で述べていきます。
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推薦入試はいつ行われる?
では、推薦入試はいつ行われるのでしょうか。
大学入試制度改革により、現行のセンター試験は廃止され、新たに大学入学共通テスト(新テスト)が始まります。
新テストでは数学で従来のマーク式から記述式問題へ変更があるなど、内容面での変更はありますが、試験日程については当面は変更がなく、1月半ばに2日間に渡って行われます。
推薦入試はこれよりも早い時期に行われるため、10月から11月がピークとなります。
もっとも、一口に推薦入試と言ってもその種類は多岐にわたり、1つの大学が複数回に分けて推薦入試を行うことも珍しくはありません。
いつから始まるのか、何回チャンスがあるのかなど、大学ごとに情報収集をすることが大切です。
私立大学と国公立大学で違いはあるの?
推薦入試は私立大学のみならず国公立大学でも行われるようになってきています。
しかしながら、私立大学では推薦入試での合格チャンスが何度もあるケースがある一方で、国公立大学ではチャンスが1回というケースが多いという違いがあります。
国公立大学を一般受験する場合、センター試験を複数教科受験することが必須であるため、推薦入試での国公立大学受験は狙い目とも思われますが、合格難易度は大変高くなるためしっかりとした準備が欠かせません。
地方枠入試、センター併用入試って何?
ここまで推薦入試の概況を説明してきましたが、少しマイナーなものとして、地方枠入試やセンター併用入試という入試方式もありますので説明していきます。
地方枠入試とは、その名の通り地方の大学が地域の発展などの目的のもと地方出身者を○○名合格させるという入試形態です。
医学部入試などで多く見られますが、例えば卒業後その地域の医療機関に就職し、地域医療の発展に従事するなどの条件の元で合格をさせるケースがあります。合格枠は少ないですが、他の選考ルートとは異なる形での合否判定となるので、選択肢の1つとして検討することは有益です。
次にセンター併用入試についてです。
通常推薦入試はセンター試験よりも時期的に早く実施されるためセンター試験の成績は合否に関係ありません。
しかし、推薦入試を受けつつも、不合格の場合に備え一般受験に向けた準備をする受験生も多いことから、種々の資料に加えセンター試験の結果も合否の判断材料にするというものです。
こちらも受験方式の選択肢を広げ合格の可能性少しでも高めるという意味では大変有用です。
要求される教科数も一般受験に比べて少ないケースが多いので、選択肢の1つとして有用です。
必要な書類は?
推薦入試と言いますと、AO入試、公募推薦、自己推薦などの種類がありますが、当日の筆記試験はあるのか、面接の有無、学校の成績は提出が必要なのかなど気になる人も多いと思います。
推薦入試と言いますと、以前は一芸入試と言い何か1つ秀でたものがあると合格を出すというものもありました。
○○の日本チャンピオン、○○で世界大会に出場などがわかりやすいかもしれません。
そうした特別な才能や実績がある場合を除いては、基本的には学校の成績が合否の判断材料ないしは出願資格となるケースが多いと考えておきましょう。
大学側としても、高校でしっかりと勉強をし一定の成果を出した生徒を採りたいと考えるのは普通のことでしょう。
もっとも、大学の中には特にAO入試で学校の成績は問わないというケースが多くあります。
こちらは成績は一応の提出書類としますが、面接や志望理由書などで合否を判定してくれます。
注意点
しかしながら、ここで1つ注意点があります。それは、成績が問われないということは出願のハードルが下がる、つまり倍率が高くなり合格のハードルが上がる可能性があるということです。確かに、少子化が進み、各大学は学生集めに必死という側面もあり、よく探してみると成績を要求しない推薦入試でも倍率が1.1倍など全入に近い入試もあります。しかし、人気が高い大学や学部では志願者を絞るために学校の成績を出願資格とすることが多々あります。部活動や課外活動、友達との交流など忙しい中ですが、受験方式の選択肢を広げ合格の可能性少しでも高めるためにも、学校の成績は取っていくようにしましょう。
推薦入試の考え方 まとめ
ここまで推薦入試の概況について説明をしてきました。
入試には大きく分けて一般入試と推薦入試がありますが、受験生はどのような心持ち、戦略で推薦入試を受けるべきかについてまとめていきます。
多くの高校では、高校2年生になる段階で文系理系の選択をし、3年生になる段階で私立や国公立受験に向けて具体的な選択科目を考えていくことになります。
大学受験は、中学受験や高校受験と異なり全国規模で約50万人が参加するものであるため、早く合格し進学先を決めたいという受験生が多くなることは容易に想像できます。
しかし、注意点があります。
それは、推薦入試は志願理由書の作成や面接練習など、想像以上に時間がとられること、そして仮に不合格になった場合に一般受験への切り替えが学力的にも精神的にも難しいことです。
まず志願理由書の作成や面接練習ですが、学校側の求める受験生であるためには、学校側がどのような学生が欲しいのか、どのような教育方針、カリキュラムを敷いているのかなどについて細かく事前に調べておく必要があります。
面接ではそうしたことを事細かに聞かれることが多く、どうしても本学で学びたいという熱意を伝えるだけではどうしようもないことが多々あります。
また、そうしたことから推薦入試には受験準備、さらには合格発表に至るまで多くの時間を要します。
推薦入試の受験者は、心の中ではわかっていても、推薦入試後すぐに一般受験に向けた勉強を始めることは出来ません。
まして、仮に不合格になった場合、一般受験に向けて勉強をしていた周りのライバルたちからは大きく遅れを取ってしまってるいることが考えられます。
だからといって一般受験にのみ絞り受験をしようということではありません。時間は有限です。将来の目標や大学で学びたいことを決め、大学名、学部を決める、そして入試方式を調べた上で自分が納得する形で受験勉強を進めましょう。
途中で変更することがあっても構いません、最初の決断の際に様々調べ考えたことは必ず助けになります。
情報収集を怠らず、悔いのない受験勉強をしていきましょう。
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