2021年1月より施行される「大学入学共通テスト」
現在のセンター試験から大幅に変更され、思考力や表現力を問う問題が多く出題されるようになる予定です。
国語や英語では問題形式が大きく変更されるほか数学などでは出題傾向が従来のセンター試験とかなり変わる予定です。
今回はそんな新しくなる大学入学共通テストの「数学Ⅱ」について、プレテストの問題からどのように対策していけばよいのかを考えていきたいと思います。
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「大学入学共通テスト」って何?センター試験とどこが違う?
まずは大学入学共通テストでどういったところが変わるのかを簡単に見ていきたいと思います。
「知識力」から「思考力」や「判断力」が求められるように
従来のセンター試験では主に「知識力」を問われる問題が多く出題されていました。
受験生は大量の公式や単語を覚え、その知識を武器に問題を解いていく力が求められていました。
特に数学ではとにかくたくさん問題を解いてこういった問題にはこう対策していくという解答パターンをどれだけ覚え身に着けることが出来るかが合格の鍵とされていました。
しかし、大学入学共通テストではそういった力に加え「思考力」や「表現力」なども重要視されるようになります。
「なぜこうなるのか」、「なぜこういった条件が必要になるのか」など数学の本質的な部分を問う問題が多くなります。
また、従来のセンター試験には無かった、証明問題や間違いを正す問題など出題傾向も大きく変更され、どういった問題が出題されるのか予想しにくい状況です。
実用的な問題が出題されるように
前述の通り問題の出題傾向も大幅に変更になります。
今までとは違い、身近な事柄を数学を通して理解するといった問題もプレテストでは出題されていました。
例えば「対数ものさし」や「薬を服用した際の薬の血中濃度を求める問題」など、日常生活の中のものを題材にした問題も出題されており、こういった問題はイメージがしやすいので解きやすいのではないかと思います。
プレテストではどういった問題が出題された?
ではここからは「数学Ⅱ」に的を絞ってどういった問題がプレテストで出題されたのかを従来のセンター試験と比較しながら見ていきたいと思います。
試験時間や解答方法は変わらず
大学入学共通テストでは英語や国語では試験時間が伸びたり、記述式の解答が追加されたりしていますが、数学Ⅱに関しては特に変更はありません。
今まで通り全問マーク式で試験時間は60分です。
また、当初数学Ⅰでは記述式解答もあるという話でしたが2021年1月施行の数学の試験に関しては記述式解答は見送り、全問マーク式での解答とのことです。
数学の本質を問う問題が多く出題
では早速問題の内容を見ていきましょう。
前述の通り従来のセンター試験は主に「知識力」が問われる問題が多く出題されていました。
対策として受験生はとにかく問題を大量に解いてどの問題ではこういった解き方をするという事を覚えていました。
時には大学で習うような公式を用い、いかに早く正確に問題を解き切るかが合格の鍵とされていました。
しかし、新しい大学入学共通テストではいかに数学の本質を理解しているかが重要となりそうです。
三角関数を例に解説します。
従来のセンター試験ではたくさんある三角関数の公式を用いて解答を導くというものでした。
いかに公式を使い効率良く解答を導くかが鍵でした。
しかし大学入学共通テストでは「なぜその公式が導き出されるのか」や「三角関数とはどういったものなのか」という本質的な内容が多く出題されるようになります。 いかに基本的で基礎的な内容をきちんと理解しているか、その上で公式を用いたり変形をしたりができるかが重要と言えます。
ただ公式を使えるようになるだけでなく理解を深めないといけないため従来以上に対策に時間をとられるようになりそうです。
証明問題や訂正問題も出題されるように
大学入学共通テストでは「思考力」や「判断力」が求められるようになりますが、プレテストでは今までには無かった証明問題や内容を正す訂正問題を通してこういった力を測る問題も出題されていました。
証明問題では実際に公式や関係性を誘導に従いながら解いていく問題です。
一見難しそうに見えますが誘導があるため数学の本質を理解していれば解けるという内容になっています。
大抵の問題は初めて見るというものが多くなりそうなため、対策が取りにくく今まで勉強した内容をいかに駆使して問題を解くかという「思考力」や「判断力」が求めれらます。
また、訂正問題ではある問題を解いている過程が問題に示され、その中でどこが間違っているかを見つける問題です。
一見正しそうに見えますがそこには数学的な落とし穴があり、正しい答えにたどり着けていません。その中でどこがどう間違っているのか、正しい答えを導くにはどこを直せばよいのかを考えます。
こちらも数学の本質や特性をいかに理解しているかや間違っているところを見つける「判断力」が求められます。
場面設定でより身近な内容に
出題方法も従来とは異なります。
大学入学共通テストでは日常生活で遭遇するような様々な事柄に関しての問題も出題されるようになります。
例えば対数ものさしや食品のカロリー計算など、身近でイメージしやすいような問題も出題されます。
数学ではイメージを持てる、イメージを持ちながら解くというのは理解する上でとても重要ですのでこういった問題は受験生にとって取り組みやすい問題となりそうです。
数学Ⅱはどう対策すればよい??
大学入学共通テストで従来のテストとは大幅に問題内容が変わる数学Ⅱ。
ではどのように対策をしていけば良いのでしょうか?
教科書を通して本質を理解する
前述の通り、数学Ⅱでは数学の本質や特性をいかに理解しているかが重要となります。
今までは参考書や問題集を解いて問題の知識量が大切とされてきましたがこれから重要なのは「本質を理解する事」です。
そのため、今まで以上に教科書の内容が重要となってきます。
教科書を何度も見返し、基礎的な内容からきちんと理解する事、どうしてこの公式が導かれるのか、どの数値を変更したら目的のものが得られるのかなど、教科書レベルの内容をしっかり勉強することが合格への第一歩となります。
できるだけ早い段階で基本的な内容を理解できるかが重要です。
答えを導く過程も大切
大学入学共通テストでは証明問題や訂正問題も出題されるようになります。
そのため受験生の皆さんにはぜひ答えを導く過程もきちんと解答できるかも大切にして頂きたいです。
ただ最終的な答えを導くだけでなく、解答の過程でどのような条件や考えを用いたのかなども答えることができるように勉強しましょう。
解答を作成する習慣をつけることを心がけてみましょう。こういった力は個別試験や二次試験では必須となるため、大学入学共通テスト対策で行っていれば二次試験対策にもつながり一石二鳥です。
最後に
今回は大学入学共通テストの数学Ⅱに関して、プレテストの内容を元にどういった問題が出題されるのか、どう対策すれば良いのかを解説しました。
課題は多そうに見えますが対策をきちんとすれば解けない問題は無いと思います。
ぜひ頑張って志望校合格を勝ち取りましょう。
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