少子化および2020年からの大学入試制度改革の影響により、各大学の入試制度は大きく変わってきています。
受験生の全体数が減っていく中で特に私立大学・短期大学では受験生獲得のために推薦入試を積極的に導入してきています。
そして、各大学の入試には様々な方式がありかなり複雑で、方式や日程、出願条件も多岐に渡ります。
出願資格は変わる可能性があるので、オープンキャンパスに積極的に参加し情報収集を行いましょう。
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大学全入時代
少子化に伴って、10年ほど前から大学全入時代と叫ばれ、受験生は進学先を選ばなければ入学できるという状況になっています。
しかしながら、人気の大学とそうでない大学との差は年々広がり、難関大学への入学は難しいままとなっています。
特に、地方創生の一環として23区内の私立大学の合格者数増加に歯止めがかかった影響もあり、都内の難関私立大学への合格はより困難となってきています。
そうした中で、生徒集めに苦戦する大学では、オープンキャンパスを複数回開催する、評価基準や選考方法を受験生に具体的に説明する、受験に向けた学習相談会を行うなどの対応をとっています。
専願と併願
推薦入試は大学側が提示する出願条件を満たした受験生のみが出願できる入試です。
合否は、志望理由書や面接、小論文などを組み合わせて行われます。
大学側への出願は原則として11月1日からと定められていますが、書類作成には想像以上に時間がかかるため、7月頃から少しずつ準備を進めていく必要があります。
推薦入試には合格後の入学が義務付けられる専願推薦と、合格後も他大学を自由に受験できる併願推薦があります。
種類にもよりますが、合格するかは不確実性であることから、一般受験も視野に入れながら準備を両立進める必要があります。
公募推薦・指定校推薦
大学側が掲げる出願条件を満たした受験生が在学中の学校長の推薦を受けて出願する推薦入試を公募推薦と言います。
受験全体で見ると募集人員は多いです。
しかし、人気のある大学や学部では倍率がとても高く、合格難易度は一般入試での合格と同じくらい高いため、一般受験も見据えた上での出願がおすすめです。
もっとも、選考方法は学力試験よりも書類や面接、小論文によるため、学力試験のレベルは一般受験に比べて低くなります。
出願条件を把握した上で、一般入試の前に合格のチャンスが1回増えるという認識で準備を進めましょう。
指定校推薦は、公募推薦と異なり大学側が出願できる高校と募集人員枠を定める選考方法です。
もっとも、推薦形態としては専願が多く、合格枠も各高校で1つであることが多数のため、学内での競争に勝つ必要があります。
難関大学に合格実績を上げている高校ほど難関大学からの指定推薦枠を持っていることが多いです。こうした事情から出願条件は公募推薦よりも高めで、評価基準となる評定平均は4.2以上が要求されます。
指定校推薦という制度は、大学で学ぶ意欲、その前提となる学力の高い受験生を高校が推薦し、大学側が高校の推薦の元に生徒を入学させるという双方の信頼のもとに成り立っているものです。
それ故に、合格者が入学しない、入学者が中退ないし留年することで、次年度から指定校推薦枠が無くなってしまうこともある点、注意が必要です。
自己推薦・AO入試
自己推薦は、在学中の学校長の推薦は不要で、文字通り自分で自分を推薦する選考方法です。
現役の高校生のみならず浪人生でも出願可能な場合が多いという特徴があります。
後述するAO入試と似ていますが、自己推薦は評価基準として受験生の個性や今まで取り組んできたことの経験を重視します。
そこで、自己推薦書でいかに自分をアピールできるかが鍵となるので、学校や塾でしっかりと添削を受けるようにしましょう。
このように、純粋な学力よりも個性や意欲が重視されるので、一般受験では学力的に難しい大学にもチャレンジできるというメリットがあります。
AO入試とは、アドミッションオフィス入試の略で、大学側が掲げる選考基準であるアドミッションポリシーに適合する学生を合格させる選考方法です。
浪人生や社会人の受験生も利用しやすいです。
評価基準は主として書類と面接、小論文となり、出願条件として高校の成績も問われないことが多いです。
大学の教育方針に適合するか、受験生にどれだけ学ぶ熱意があるかが重視されるほか、グループディスカッションやプレゼンテーションが要求されることもあるため、様々な準備が必要となります。
また、出願時期もとても早く、8月1日頃から可能となっているため、6月くらいから準備を始める必要があります。
さらに、確約という形で、合格した場合はその大学に入学することが求められますが、形式的なものであることが多く、公募推薦のような拘束力はありません。
いわゆる滑り止めでの受験も可能なので、検討の余地はあります。
一般受験の大変さ
私立大学・短期大学は、受験方式や日程を多様化することで、受験生により多くのチャンスを与え、多くの受験生、入学者を獲得しようとしています。
そんな中でも難関大学では一般入試が未だに基本であり、当日の試験の出来で合否の判定されるケースが多いです。
確実な合格のためには、早期に単元学習を終え、総合演習や過去問対策に入る必要があり、その点で進度の速い進学校に通う生徒は有利であり、難関大学の合格難易度はやはり高いと言えます。
推薦入試が利用しやすいのは?
他方で、中堅レベルの大学や比較的小規模な大学では、各種の推薦入試の枠が比較的多いのが現在です。
しかしながら、ただ単に手当たり次第に出願できるものではなく、出願条件として高校での成績が重要です。
具体的には、評定平均値は少なくとも4.0以上、可能であればできれば4.5以上が欲しいところです。最近では、大学入学者の50%近くが推薦入試による入学者となっています。
早期に入学者を確保して経営を安定させたい大学と、早く合格して安心したい受験生の思惑が一致だものと言えます。
さらには、高校の進路指導においても、安全策として推薦入試を勧めるケースもあります。
推薦入試に絞るべき?
とはいえ、一般入試の選択肢を初めから持たず推薦入試に完全に絞ることはリスクが高いと言えます。推薦入試では、面接や志望理由書など配点や得点の付け方が必ずしも明確でないことが多く、不確実性が高いと言えます。
基本的な考え方としては、一般受験に向けてしっかりと準備し、推薦入試はチャンスを広げるために利用していくとするべきです。
推薦入試の検討を
このように、現在の大学受験では推薦入試の割合が多くを占め、その利用価値は高まってきています。
一般入試との並行が難しいという面もありますが、評定平均をしっかりとっていく姿勢は、仮に推薦入試を受けなくとも、間違いなく一般受験の際の学力につながります。
自分が行きたい大学、学部にはどのような推薦入試があるのかについて、早めから情報収集を行ない、ライバル達に差をつけましょう。
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