山口大学で入りやすい穴場学部はどこ？偏差値や倍率を徹底調査！

山口大学は、山口県山口市と宇部市にキャンパスを構える、日本の国立大学です。

文系、理系合わせて9学部を有し、学部生数は8,546人。山口スピリットを掲げ、STEAM教育やデータサイエンス教育など、特色ある教育プログラムで幅広い学びを実現できるのが山口大学の大きな魅力です。

そこで今回は山口大学の入学を目指す受験生に向けて、入りやすい穴場学部・学科を紹介します。各学部の偏差値だけでなく、入試内容や共通テストの得点率、倍率なども詳しく紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

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山口大学の基本情報と特徴

引用：山口大学公式HPより

出典：山口大学公式HP

国立大学法人山口大学には、文系と理系合わせて9学部が設置されています。文系なら教育学部や経済学部、理系では医学部や理学部、工学部など、どちらも幅広い学部が用意されているため、自分に合った志望先を見つけやすい大学といえそうです。

令和4年現在の学部学生数は8,546人に対して、教員は1,004人が在籍しています。学生8.5人に対して教員1人の割合になっているため、ゼミ等でも一人ひとりに対して手厚い指導を可能な体制が整っているといえるでしょう。

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山口大学の特徴

山口大学は、長州藩士の上田鳳陽が江戸時代に設立した私塾「山口講堂」を起源とし、1949年に設立された歴史ある大学で、2015年には創基200周年を迎えました。

「発見し・はぐくみ・かたちにする」知の広場など3つを教育理念に掲げており、なかでも、共に力を合わせ、共に育み合い、共に喜びを分かち合う「共同・共育・共有」の精神は「山口スピリット」と呼ばれています。山口大学の詳しい理念や目標についてはこちらをご覧ください。

山口大学では、こうした理念や目標をもとに、文理の枠にとらわれず「Science」「Technology」「Engineering」「Arts」「Mathematics」を俯瞰的に学べる「STEAM教育」、スマート社会に向けた人材育成を目指す全国初のデータサイエンス教育など、特色ある教育プログラムを実践しています。

TOEIC L&Rをカリキュラムの一部に据え、TOEICの点数を卒業要件としてグローバル社会に対応できる実践的なコミュニケーション能力の育成に取り組んでいるのも特徴です。

また、地域の児童や家庭、教員に向けて学問のおもしろさを伝える情報誌「Academi-Ｑ」を配布するなど、外部への発信も積極的に行っています。

山口大学の卒業生には、有名な映画監督の山田洋二さんや直木賞を受賞した作家の古川薫さんがおり、ほかにもアナウンサーや政治家、企業の代表取締役など、さまざまな分野で活躍する人材を輩出している大学です。

【学部・学科別】山口大学の偏差値・得点率・倍率

本章からは実際に山口大学で入りやすい学部を探っていきます。
まずは2022年度の一般選抜における、各学部の偏差値や入試倍率、共通テスト得点率などをご覧ください。

以下の表は、パスナビ、河合塾、代々木ゼミナールの情報を参考に作成しています。

人文学部

教育学部

経済学部

理学部

医学部

工学部

農学部

共同獣医学部

国際総合科学部

【文系・理系別】山口大学で入りやすい学部

引用：山口大学公式HPより

本章では偏差値や共通テスト得点率、倍率をもとに山口大学で入りやすい穴場学部を紹介します。

なお本章では文理別に解説していますので、自分の文理選択に合わせてご確認ください。

山口大学で入りやすい文系の学部

山口大学には、人文学部、国際総合科学部、教育学部、経済学部の計4つの文系学部があります。パスナビによると、人文学部、国際総合科学部、経済学部は偏差値47.5、教育学部は45.0～52.5です。

そのため、偏差値のみに注目すると、教育学部が最も入りやすい学部といえます。なかでも、以下の2つはどちらも偏差値が45.0です。

代々木ゼミナールのデータをもとに実質倍率を確認すると、教育学部の教育｜学校-保健体育の3.8倍が最も高く、次が人文学部人文学科の3.3倍です。
反対に、倍率の低い学部・学科は教育学部の教育｜学校-教育学の1.5倍、教育｜学校-心理学、教育｜学校-家政の1.7倍となっています。

ここから、山口大学の文系学部で入りやすい学部を選ぶと、教育学部の教育｜学校-特別支援教育と教育｜学校-家政がともに偏差値、倍率がそれほど高くないため、比較的穴場といえるでしょう。

ただ、教育学部では将来教員を目指す人も多く、専攻は卒業後の進路にも大きな影響を与えるため、選択するときは自分の目標をはっきりさせてから、どこに入りたいかを選ぶのが大切です。

山口大学で入りやすい理系の学部

山口大学には、理学部、医学部、工学部、農学部、共同獣医学部の計5つの理系学部があります。パスナビによると、偏差値は理学部50.0～55.0、医学部50.0～65.0、工学部42.5～45.0、農学部45.0～47.5、共同獣医学部62.5です。

このうち、最も偏差値が高いのは、医学部医学科の65.0、最も低いのは工学部機械工学科の42.5となっています。

次に、代々木ゼミナールが発表している実質倍率をみていくと、共同獣医学部獣医学科の5.5倍が最も高く、次に医学部医学科の4.6倍と続き、逆に倍率が低いのは以下の5つの学部・学科です。

工学部は、ほかの学部と比較して倍率が低めの学科が多く、特に工学部機械工学科は偏差値、倍率ともに低くなっているため、理系学部のなかでは入りやすい穴場といえるでしょう。

しかし、工学部は学科が細かく分かれている分、専門性も高く、偏差値や倍率のみで選んでしまうと入学してからの学習が大変になってしまうかもしれません。

【2024年度】山口大学の入試情報

最後に山口大学の最新2023年度版の入試情報を紹介します。

人文学部

教育学部

経済学部

理学部

医学部

工学部

農学部

共同獣医学部

国際総合科学部

山口大学の穴場学部｜まとめ

本記事では山口大学で入りやすい学部学科について、倍率や偏差値、共通テスト得点率など、さまざまなデータをお見せしながら紹介しました。

山口大学の特徴は以下の通りです。

ただ、大学での学習はかなり専門的になっているため、倍率や受験難易度などで受ける学部を決めると、入ってから授業についていけなくなったり、講義内容に魅力を感じられなかったりと大学生活が苦しくなってしまう可能性があります。

ここでは、狙い目の学部・学科を紹介しましたが、それだけにとらわれず、自分のやりたい学問や適性、将来の目標などを考えて、どの学部を受験するのがいいかを見極めていくようにしましょう。