刈谷工業高等学校は愛知県刈谷市に位置する工業系の高校です。
周辺からは「刈工」の略称で親しまれており、その就職率の高さから毎年多くの生徒の注目を集めています。
質実剛健で自主性に富んだ技術者の精神を培うべく、誠実にして協同性を持った学生の育成が目標とされているようです。
そこで今回は刈工の特徴や偏差値、評判などをまとめてご紹介します。
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刈谷工業高等学校の基本情報
出典:ButuCC
名称 | 刈谷工業高等学校 |
---|---|
所在地 | 愛知県刈谷市矢場町2丁目210番地 |
アクセス |
JR・名鉄「刈谷駅」北口より徒歩15分 JR「逢妻駅」より徒歩10分 |
電話番号 |
TEL:0566-21-2227 FAX:0566-25-9169 |
課程 | 全日制 |
設置学科/偏差値 |
機械・自動車科/42 電気科/42 |
参照:刈谷工業高等学校公式HP
出典:みんなの高校情報
刈谷工業高等学校の学科・学べる事
工業系のみの学科を設置しているこの高校では、専門性の強い充実した内容を学ぶことが出来ます。
まずは各学科で習得できる内容などをご紹介します。
▶機械科
機械科では、3年を通して機械の設計や製図・加工法や測定といったメカトロニクスの基礎を学ぶことが出来ます。
工業系高校ということで機器が非常に充実しており豊富な実習科目も用意されているため、実践的な学びを積み上げていけるでしょう。
3年次にはより専門性の強い科目も履修でき、実地でも貢献できる対応力を持った人材に成長出来ます。
▶自動車科
愛知県と聞いて世界を代表する自動車メーカー「トヨタ」を思い浮かべる方も多いと思いますが、この学科はトヨタを始めとした自動車メーカーへの就職を意識している学科です。
1,2年で自動車工学・整備に関する知識を学び、3年次には国家資格である三級自動車整備士の取得へ向けて実践的な知識と技術を習得します。
実習科目では実際の車を使用した授業となるため、どこでも活躍できる技術者を目指せるでしょう。
▶電気科
こちらの学科では電気機器・設備の保守や自動制御・コンピュータ理論など広い内容を学ぶことが可能です。
2年次には第二種電気工事士といった資格取得が目標とされており、将来の選択肢が広げられます。
プログラミング言語を使用した制御の実習も行えるため、幅広い職業へ就職することが出来るようです。
刈谷工業高等学校の特徴
それでは、刈工にはどのような特徴があるのでしょうか。
いくつかピックアップしてご紹介します。
①就職力が強い
刈谷工業高等学校を語る上で、その高い就職力の話を抜きにする訳にはいきません。
就職率100%を誇っている刈工ですが、驚くべきポイントはその%以外にもまだまだあります。
それは就職先の充実さ。
詳しくは後述しますが名だたる大企業に数多くの生徒を送り出しており、他の工業大学とは一線を画す実績となっています。
・就職率100%
・就職先に大手企業多数
②特徴的な部活動
刈谷工業高校では一般的な部活動に加えて、工業高校ならではの部活も設置されています。
電子工作やロボット製作を行う電気技術部や作品の設計製作、イベントに参加する生産技術部などは、まさに刈工ならではの部活です。
また運動部にも強豪が多く、ハンドボール部やソフトボール部などは度々表彰を受けるほど素晴らしい実績を残しています。
部活動での実績・結果は就活の際にも重要なアピールポイントに成り得るため、入学された際にはぜひ何かしらに入部するのがおすすめです。
・刈工ならではの部活動
・運動部も実績多数
③充実した学校行事
この高校では通常の学年行事に加えて、様々な資格取得支援やインターンシップ、面接・就職対策のイベントが設けられています。
「本人がしっかり努力すれば間違いない企業には就職出来る」という意見もあり、在学中は3年間の継続的な努力が要求されるようです。
また1月に実施される修学旅行は他校と異なりウインタースポーツを楽しむ内容となっており、インストラクター付きで楽しめる内容となっています。
加えて文化祭などもクラスメイトで団結して盛り上がれる内容となっているため、充実した3年間が送れるでしょう。
刈谷工業高等学校の入試や偏差値、難易度など
充実した教育と様々なメリットを併せ持っているこの高校の偏差値や入試情報をご紹介します。
受験を検討している方であれば必見です。
偏差値と募集人数、倍率
機械・自動車科 | 電気科 | |
---|---|---|
偏差値 | 42 | 42 |
募集人数 | 160人(80+80) | 120人 |
倍率 | 1.67倍 | 1.82倍 |
出典:みんなの高校情報
入試時には、機械科と自動車科が一体での募集が行われているようです。
どの科でも偏差値は42となっており、難易度はそこまで高くないとないと言えます。
ただ倍率は非常に高くなっているようなので、しっかりと対策をしてから試験に臨むようにしましょう。
高い倍率を勝ち抜くためには塾などを利用することが効果的です。
入試内容
入学試験は一般入試と推薦入試の2種類となっており、詳細な試験内容な以下の通りです。
一般選抜・推薦選抜 |
1.学力検査(国数理社英) 2.面接 |
---|
推薦入学を受ける生徒は、合格とならなかった場合に備えて5教科での学力検査と面接を受ける必要があります。
また推薦選抜を受験する場合には、当人の明確な志望動機や実績が求められることとなります。
卒業後の進路
先述の通り安定・充実した進路を誇る刈谷工業高校は、具体的には下記のような企業に就職しているようです。
科別かつ人数の多い順に抜粋してご紹介します。
機械科 | 自動車科 | 電気科 |
---|---|---|
|
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このように、デンソーやトヨタグループなど愛知県を中心としている企業に多く生徒を送り出しています。
他にも4年生大学や専門学校、公務員などを選ぶ生徒も毎年少なからずいるため、選択科目によっては進学も可能なようです。
まとめ|刈谷工業高等学校について
今回は刈谷工業高等学校の特徴や偏差値、入試などについてまとめてご紹介しました。
工業で栄えている場所にあるため充実した授業と卒業後の受け皿が用意されており、数ある工科大学の中でも非常におすすめです。
2021年度からは新学科「IT工学科」の開設や学科の一括入試などが行われる予定となっているため、入試制度に動きがあると思われます。
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