掛川西高等学校は1901年に設立した全日制課程の学校です。
静岡県内では部活動が盛んな高校として知られており、「西高(にしこう)」や「掛西(かけにし)」と呼ばれています。
特に高校野球の強豪校として有名で、何度も甲子園に出場するほどの実力校です。
学科は普通科(7学級)・理数科(1学級)の2種類で、難関大学に合格するための教育指導が熱心と評判です。
この記事では、掛川西高等学校高校への進学を考えている方に向けて、学校の特徴や主な進学先などの情報を紹介します。
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掛川西高等学校の基本情報
学校名 | 掛川西高等学校 |
---|---|
住所 | 静岡県掛川市城西1丁目1番6号 |
アクセス | JR東海東海道本線掛川駅 徒歩10分 |
設立 | 1901年 |
課程 | 全日制課程 |
設置学科・偏差値 | 理数科:66 普通科:62 |
生徒数 | 988名 |
出典:高校偏差値.net
出典:掛川西高等学校公式HP
掛川西高等学校の偏差値/難易度について
掛川西高等学校の偏差値・実質倍率(2021年度入試)は以下の通りです。
学科 | 偏差値 | 倍率 |
---|---|---|
普通科 | 62 | 1.21 |
理数科 | 66 | 1.50 |
出典:高校偏差値.net
出典:高校入試情報サイト
標準レベルが偏差値50と考えると、他の高校と比べてかなり難しいレベルであり、静岡県内の高校296校中12位なので、県内の学校の中でも難易度が高くなります。
特に、理数科は偏差値66、倍率1.50と普通科と比べるとより難易度が高く、両学科とも倍率はそこまで高いというわけではないですが、受験生のレベルは高いので油断はできません。
以上のことから、入試に向けて毎日しっかりと勉強しましょう。
掛川西高等学校の進学先
令和2年度卒業の生徒の進学先は以下の通りです。
国公立 | 38名 |
---|---|
私立 | 297名 |
私立大学の割合が多く占めますが、東大や京大などのような難関国公立への輩出も実現しており、静岡県内の大学への進学率も高く、「静岡大学・浜松医科大学・静岡県立大学・静岡文化芸術大学」への合格実績があります。
私立大学に関しても、「早稲田大学・慶應義塾大学・東京理科大学」などの難関私立への合格者を何名も輩出しています。
卒業生の進路状況は以下のURLから詳しく確認できます。
出典:掛川西高等学校公式HP
掛川西高等学校の特徴
ここでは掛川西高等学校ならではの特徴についてまとめました。
高校の特徴を知ることは進路を選ぶ上で重要です。しっかりと確認しましょう。
学科の特徴
掛川西高等学校高校は教育熱心な学校として知られています。
熱心な教師が集まっており、ICTを活用した授業や、生徒からのアンケートを基に授業内容を日々改善しております。
また、夏期講習や土日講座などの補習が充実しており、大学受験に向けた対策も学校内で十分に行えます。
掛川西高等学校高校の学科は、普通科・理数科の2種類がありますが、両学科とも1時限50分授業で、毎日の授業は6〜7時間目まで実施されます。
ここからは、各学科の詳しい特徴をまとめました。
普通科
普通科は月・水・木曜日は7時間目まであり、火・金曜日は6時間目までになります。
また、高校2年生から文系理系に分かれて授業を受けます。
年間で履修する教科の総単位は96単位です。
理数科
理数科は火曜日に7時間目の授業があり、それ以外の曜日は普通科と同じなことに加え、物理・化学・生物が必修科目で、高校2年生からは「理数科課題研究」を行います。
3年間で履修する教科の総単位は99単位と、普通科と比べて若干多く両学科ともレベルの高い大学に進学できるように先生達が厳しく指導してくれるため、学年の成績がトップクラスの生徒が多いです。
生徒自身も非常に高い勉強意欲と進路目標を持っているため、難関大学に合格するために勉強に集中したいと考えている方にはおすすめの高校でしょう。
また、3年間クラス替えがない点も特徴的です。
野球部の名門校として有名
掛川西高等学校の部活動はとても活発的です。
特に野球部が有名ですが、野球部は開校と同時に創設されているため長い歴史を誇っており、部活内の取り組みが本にされるほど代表的な部活です。
加えて、甲子園には何度も出場していることから、野球名門校として知られています。
また、応援団にも力を入れており、應援團指導部によって毎年熱血的な応援指導がされます。
受験を前提とした英語教育が受けられる
掛川西高等学校は英語教育にも力を入れています。
話す・聴く・読む・書くの4技能をバランス良く学ぶことができ、大学受験対策もできます。
さらに、校内留学の「エンパワーメントプログラム」では、海外の大学生と5日間のディスカッションなどの研修を行います。
英語に力を入れたいと考えている学生には魅力的なカリキュラムでしょう。
掛川西高等学校の部活動について
掛川西高等学校の部活動は上記で紹介した通り、野球部が有名ですが、それ以外の運動部も強豪校として知られています。
例えば、水泳部や剣道部、陸上競技部、弓道部もインターハイに出場しているほか、バドミントン部は世界女子バドミントン選手権で優勝しています。
また、掛川西高等学校は文学系の部活動にも力を入れています。
例えば、食物研究部では2年連続”最優秀賞”を受賞しており、他にも自然科学部では世界大会で2つの賞を受賞しています。
そのため、入学直後から部活動に力を入れたい学生にとって、非常に充実している環境です。
入りたい部活を目標にして勉強のモチベーションを上げるのも良いでしょう。
掛川西高等学校の部活動は以下の通りです。
運動部 | 文学部 |
---|---|
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出典:掛川西高等学校公式HP
掛川西高等学校の口コミ・評判
ここからは、掛川西高等学校に実際に通っていた卒業生の口コミ・評判をまとめました。
高校選びの判断基準として是非参考にしてみてください。
先生・教育に関する口コミ・評判
- 先生が非常にうるさい。
- 自称進学校のプライドが高すぎると思う。
- また、刺激が少なく高校生活に青春を求めるならば来るべきでない。
出典:みんなの高校情報
教育熱心な高校なので、成績が悪いと先生から注意されてしまうという評判がいくつかありました。
先生の管理が厳しすぎるといった指導方法への批判が書かれている口コミもちらほら見られます。
また、毎週のように確認テストがあり、成績が悪いと追試もあります。
生徒によっては、授業についていくのに精一杯という声もありました。
その反面、勉強にしっかりと取り組める環境が整っているので、頑張れば良い大学に合格できるという評判もありました。
そのため、ストイックに受験勉強に集中したい方におすすめの高校です。
部活動の口コミ・評判
- 野球部は昔から有名。
- 吹奏楽部、音楽部、自然科学部など全国(2019年には自然科学部が世界レベル)での大会に参加している部がある。
出典:みんなの高校情報
どの部活も活発的で、特に野球部が有名という声が多いです。
運動部の活動日数は、週6日間が多いと記載されています。その活動日数の多さから、勉強に集中するために部活を辞める生徒もいます。
本気で取り組んでいる部活が多いため、サークル感覚で部活をしたいという方には向いていないので注意しましょう。
掛川西高等学校の偏差値・評判まとめ
掛川西高等学校は、教育熱心かつ部活動も活発なので、高校として非常に魅力的な環境であることがわかりました。
しかし、高い偏差値や倍率を考えると、合格するのは簡単ではありません。
掛川西高等学校を志望校として考えている方はしっかりと対策をしましょう。
掛川西高等学校の主な特徴をまとめたので、こちらもあわせて参考にしてみてください。
- 普通科は偏差値63、理数科は偏差値66と一般の高校に比べて、難易度は”かなり難しい”レベル
- 普通科・理数科の2つの学科に分かれている
- 部活動は非常に活発的で、特に野球部は何度も甲子園に出場するほどの実力
- 英語教育やICTを活用した授業など、教育に力を入れている
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