川崎市立幸高等学校の偏差値は？特徴・評判・難易度まとめ

川崎市立幸高等学校は、神奈川県神奈川市幸区にある共学の公立高校で、ビジネス教養科と普通科の2学科を設置されています。

この記事では、そんな川崎市立幸高等学校の偏差値や特徴、口コミ・評判・入試難易度、部活動、進学先や就職先などの進路状況などについてご紹介していきます。

川崎市内で自分に合った高校を探している受験を控えた学生さんやその親御さんは、ぜひ参考にしてみてください。

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川崎市立幸高等学校の基本情報

引用元：川崎市立幸高等学校

出典：みんなの高校情報

川崎市立幸高等学校の特徴

川崎市立幸高等学校は、ビジネス教養科が設置されていることが特徴の1つで、社会に出たときに必要不可欠な知識や技術、ビジネスマナーなどについて学ぶことが可能です。

また大人数を収容できる視聴覚ホールや約2万冊の本が自由に読める図書館など、充実した施設・設備が整っている点も幸高等学校の特徴といえるでしょう。

まずは、上述したような内容も含め、川崎市立幸高等学校の特徴について詳しくご紹介していきます。

特徴①さまざまな資格取得も可能なビジネス教養科

川崎市立幸高等学校の特徴の1つに「ビジネス教養科」という学科が設置されている点が挙げられ、この学科では共通科目が約6割に対して選択科目として学べる商業専門科目が約4割となっています。

ビジネス教養科に入学後は、まず1年次に基礎科目を学習し、2年次から学生それぞれの興味関心や進路に合わせて多様な選択科目を選び学んでいきます。

商業専門科目においては、簿記会計や情報処理をはじめ、商業計算といったビジネスに活用できる知識と技術を修得することができ、他にも社会に欠かせないコミュニケーションスキルやビジネスマナーを身につけられます。

さらに、「簿記検定」や「電卓検定」「情報処理検定」「ビジネス文書実務検定」「秘書検定」「英語検定」「漢字検定」といった様々な資格取得を目指すことができます。

特徴②自分の可能性を伸ばせる普通科

川崎市立幸高等学校では、上記のビジネス教養科に加えて、平成29年度より新たに「普通科」が開設されました。

普通科は、学習や部活動、行事などを通して自分の可能性を伸ばし、自分に合った目標や進路を見つけ実現を目指せる学科です。

普通科の目標としては、以下の4つが設けられています。

• 自ら考え、探求し、解決する力の育成
• 一人ひとりの可能性の伸長
• 思考力・判断力・表現力の育成
• 自己のあり方生き方を探求する力の育成

こうした目標を実現するために普通科の学習では、1年次を「自己発見期」、2年次を「自己開発期」、3年次を「自己実現期」と分けて学習していきます。

また3年間を通して行われる「幸探求」では、学生それぞれが自分の課題を研究し、思考力や表現力を磨くことができます。

さらに放課後の補習や長期休業中の講習なども行われているので、学習面での苦手克服や悩みの相談など気軽に行える環境が揃っています。

川崎市立幸高等学校では、スタディサプリも導入していますので、部活動と学習を両立しながら、効率よく学習していける点も特徴といえるでしょう。

特徴③充実した施設・設備で生徒をサポート

川崎市立幸高等学校には、定員284名を収容する視聴覚ホールが完備されており、大型ビデオプロジェクターの導入により多人数の生徒が一斉視聴できるようになっています。

また体育館棟の地下1階には、約200人が座れる食堂もあり、オレンジやクリーム色といった暖色系でまとめられた内観は、落ち着いた雰囲気でくつろぎながら食事できる点が魅力です。

そんな幸高等学校の充実した設備の中でも、特に高い評判を得ているのが図書館で、約370平方メートルの広々とした空間の中には、専門書や雑誌をはじめ、漫画、ライトノベルなど2万冊の本が読み放題となっています。

川崎市立幸高等学校の偏差値/難易度

ここからは、川崎市立幸高等学校の偏差値や難易度についてご紹介していきます。

出典：みんなの高校情報

川崎市立幸高等学校には、ビジネス教養科と普通科の2学科が設置されていますが、いずれも偏差値は「44」となっています。

偏差値の基準は50ですので、その基準値をやや下回る数字ではありますが、一般的な偏差値ともいえるため、入試難易度は決して低いわけではありません。

出典：高校偏差値.net

こちらは、川崎市立幸高等学校の2017〜2020年度の入試倍率を表にしたものです。

2019年度の一般入試では、ビジネス教養科が0.9倍となっており定員を下回る時期もありましたが、その他の年度では約1.2〜1.5倍と競争率がやや高くなっています。

入試推定合格点は、情報サイト(高校偏差値.net高校受験ナビ)によると500点満点換算で249点となっており、5割以上の得点獲得を目指せば合格できる確率を高められるでしょう。

現時点での自分の偏差値がどれくらいか理解したうえで、どの科目を強化してけなければならないか、また苦手科目は何かを把握して受験勉強していくことが大切です。

川崎市立幸高等学校の部活動について

ここからは、川崎市立幸高等学校の部活動についてご紹介していきます。

まずは、運動部・文化部それぞれの部活動を表でまとめてみました。

参照元：川崎市立幸高等学校

川崎市立幸高等学校では、2021年9月時点で運動部・文化部合わせて28の部活を設置しており、それぞれが積極的に部活動に励んでいます。

部活動として人気の高い野球部や陸上競技部、サッカー部などはもちろん、ダンス部や軽音楽部なども設置しており、書道部や茶道部、美術部など幅広い部活がありますので、自分の興味関心などに合わせて部活に打ち込むことが可能です。

川崎市立幸高等学校の進学先

ここでは、令和2年度(2020年度)の卒業生の実績をもとに進路状況についてご紹介していきます。

川崎市立幸高等学校では、就職・進学の双方に対応した進路指導を行なっており、令和2年度の実績は進学者数が144名、就職者数が65名となっています。

また令和2年度は、「ビジネス教養科」4クラスに加えて「普通科」2クラスが平成29年度に新設されたため、以前よりも進学を選択する学生が増えています。

参照元：川崎市立幸高等学校

大学に進学した卒業生は56名となっており、外国語や経営学・経済学、医療保険、文学と幅広い分野の学部・学科に進学しています。

短期大学においては、保育関係の短大に進む卒業生が多く、他にも製菓、歯科について学べる短大に進んだ卒業生もいました。

専門学校へ進学する卒業生もたくさんおり、アミューズメントメディア総合学院の声優学科や華服飾専門学校のファッションテクニカル科、東京デザイン専門学校のグラフィックデザイン科など、進学先はさまざまです。

また令和2年度では、公務員を含む65名の就職者もおり、主な就職先としてはアース電機や川崎信用金庫、ジェイアール東海パッセンジャーズ、日本郵便などが挙げられます。

川崎市立幸高等学校の口コミ・評判

川崎市立幸高等学校は、ビジネス教養科と普通科の2学科を設置しており、就職・進学の双方に対応した進路指導を行なっている点が評判となっています。

ここからは、口コミサイトなどに寄せられている川崎市立幸高等学校の口コミを参考にして、実際の評判について確認していきたいと思います。

川崎市立幸高等学校の良い口コミ・評判

自分はビジネス教養科で学んでいますが、商業を学びたいなら来るべきです。商業を教えてくれる先生方はベテランの方々が多いので上手だと思います。※一部抜粋
出典：みんなの高校情報

図書館はかなり広いです。本も沢山あります。またパソコン室も多く放課後には使用することも可能です。※一部抜粋
出典：みんなの高校情報

やっぱり好き嫌いは分かれてしまうと思いますが、私はとても良い学校だと思います。 幸高校（川商）にずっといる先生が多く、雰囲気が暖かいです。 分からないことがあれば気軽に聞くことができますし、放課後に補習をしてくれることもあります。
出典：みんなの高校情報

川崎市立幸高等学校の良い口コミ・評判としては、ビジネス教養科が設置されていることで商業について教えてくれる教師にベテラン勢が多く、しっかりと学べるといった意見がありました。

他にも図書館がかなり広く充実した書物が揃っていたり、パソコン室も多いため放課後に利用して調べ物をしたりと自主的に学びやすい環境であるとの声が挙げられています。

また川崎市立幸高等学校には長く在籍している教師も多いようで、アットホームな雰囲気が良いという口コミもあり、中には放課後の補習を行なってくれる教師もいるとのことです。

川崎市立幸高等学校の悪い口コミ・評判

スカート長い、靴下長い、通学はローファー、という点が好きじゃないです。でも女子用のスラックスがあるのはいいと思いました。
出典：みんなの高校情報

校則は私立高校レベルの厳しさです。頭髪、ピアス、スカート丈、靴下etc…。言い出したらキリがありません。やけに厳しい先生もいるし、そこまで気にしていない先生に別れています。通っている人なら分かると思います。
出典：みんなの高校情報

図書室だけは異常に設備が良いです、トイレは最悪で、個室トイレはほとんどが和式、小便器は全く流れません。
出典：みんなの高校情報

川崎市立幸高等学校の悪い口コミ・評判としては、まず「校則が厳しすぎる」という声が多く見られました。

ただし先生によって厳しさにバラつきがあるようで、見逃してくれる先生や反省文を書かされる先生など対応に差があります。

またトイレが汚いという口コミも多く、ほとんどが和式であることに加えて中には水が流れない便器があり、トイレに関しては評判が良くありませんでした。

川崎市立幸高等学校の偏差値や特徴・評判・難易度まとめ

今回は、川崎市立幸高等学校の偏差値や特徴、口コミ・評判・入試難易度、部活動、進学先や就職先などの進路状況などについてご紹介しました。

川崎市立幸高等学校は、普通科とビジネス教養科を設置しており、進学だけでなく就職にも対応した進路指導を行なっているのが大きな特徴です。

そのため、進路状況としては大学や短大、専門学校への進学に加えて、各業界への就職者も一定数います。

川崎市立幸高等学校で「商業について学びたい」「自分に合った進路を見つけたい」という方は、まず資料請求やオープンキャンパスに参加して、学校のことを深く知ることから始めてみてはいかがでしょうか？