長野県丸子修学館高等学校の偏差値は？高校の特徴・評判・難易度まとめ

長野県丸子修学館高等学校は、長野県上田市に校舎を構える公立高校です。

1912年に「長野県小県郡組合立丸子農商学校」として開校して以来、改称や合併などを重ねながら、2007年に現在の形となりました。

総合学科を設置し、生徒が自分自身の進路希望や興味関心に応じて、自由に時間割を作成できる点が特徴的な高校です。

この記事では、そんな長野県丸子修学館高等学校について詳しくご紹介します。

高校や授業の特徴・評判から、入試の偏差値・合格難易度、クラブ活動や卒業生の進路まで幅広い情報をまとめていますので、ぜひ志望校選びの際の参考にしてください。

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長野県丸子修学館高等学校の基本情報

まずは長野県丸子修学館高等学校の基本情報を下の表にまとめます。

出典：長野県丸子修学館高等学校、みんなの高校情報

長野県丸子修学館高等学校の特徴

続いて、長野県丸子修学館高等学校の特徴・特色をご紹介します。

長野県丸子修学館高等学校の特徴的なポイントは以下の3点です。

• 総合学科で授業が自由に選択できる
• キャリア教育が充実
• 総合高校としての専門的な施設も充実

以下、個別に解説します。

特徴1：総合学科で授業が自由に選択できる

最初にご紹介した通り、長野県丸子修学館高等学校は総合学科を有する高校です。

総合学科とは、主に普通教科を学ぶ一般的な「普通科」と、商業・農業・福祉など特定の専門教科を集中して学ぶ「専門学科」に続く、第3の学科と呼ばれています。

いわば普通科と専門学科をあわせたような学科であり、普通科目と専門科目の両方を学ぶことで、幅広い将来の選択肢の中で自分の興味関心や適性を見つけやすくすることを目的としています。

長野県丸子修学館高等学校では、2年生から、自分で自由に授業を選択することが可能となります。
この自分専用の時間割づくりのことを「講座選択」と呼びます。

中には「自分が何を専門に勉強したいかなんてまだ分からない」と不安に思う人もいるでしょう。
しかし心配はいりません。

入学後最初の１年間は、全員が同じ授業を受ける期間にあてられています。
必修授業を受けながら、1年間じっくりと自分の興味・関心や適性に向き合うことで、2年生以降に何を学びたいかが見えてくるはずです。

後ほど詳しくご紹介しますが、選択できる分野・科目は非常に多岐にわたります。

大学進学を目指して普通科目を極めるもよし、専門学校への進学や就職を目指して専門科目を選択するもよし。
学びたいことを自ら見つけ、自ら学びに行くことができるのが、総合学科の魅力的な点です。

特徴2：キャリア教育が充実

長野県丸子修学館高等学校では、普通科目や専門科目の教育に加え、自分と社会の在り方を考える「キャリア教育」にも力を入れています。

これは、人間関係形成や自己管理、課題解決といった社会で生きていく上で欠かせない基礎的なスキルや、生徒たちのキャリア意識・キャリアプランニング能力を培うことを目的とするものです。

学年ごとに段階的な指導を行い、就業体験や各種シミュレーション、グループワークや討論会・発表会といった実践的な授業を通じて、社会で活躍できる力やコミュニケーション能力を養います。

例えば1年次のキャリア科目「産業社会と人間」では、今後の人生でどれくらいのお金が必要になるのかをシミュレートする、マネープラン・ゲームを行っています。

人生設計をする上で切っても切れないお金の問題について、ゲームを通じて実践的に学ぶことで、今後のキャリア形成の基礎ともなるマネーリテラシーを養うことができるのです。

このようにして自分や社会を取り巻くさまざまな現実や問題について知り、その解決策を探すことで、今自分が何を学ぶべきか、どの道に進むのが適しているのかが自ずと見えてきます。

こうして、長野県丸子修学館高等学校の生徒たちは、キャリア教育を通じて自らの講座選択や進路選択の足がかりを見つけていくのです。

特徴3：総合高校としての専門的な施設も充実

総合学科で多彩な分野の授業が選択できる長野県丸子修学館高等学校では、それぞれの授業に必要な専門施設も充実しています。

福祉系科目のための介護・入浴実習室や、バイオ系科目のための各種実験室、農業系では温室・果樹園、圃場など、普通科の高校ではなかなかお目にかかれない施設が目白押しです。

既に学びたいことが決まっている人には特に、これらの施設は魅力的に映ることでしょう。
各種施設については、公式ホームページに一覧が掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。

長野県丸子修学館高等学校の授業について

先ほど、長野県丸子修学館高等学校では自分で好きな授業を選択し、自由に時間割を組むことができるとご紹介しました。

ここでは、長野県丸子修学館高等学校で選択できる科目の系列や分野をご紹介します。
生徒たちは進級時、6系列14分野の中から自らが学びたい内容を選び取ることになります。

長野県丸子修学館高等学校で選択できる系列・分野は下記の通りです。

分野・科目によっては資格取得や検定合格を目指せるものがあります。
例えば商業分野では、日商簿記検定や全商珠算電卓実務検定などに挑戦しています。

将来介護や看護の道を志す生徒が集まる福祉分野では、介護職員初任者研修の資格取得を目指している生徒もいます。

このほか、工業分野では測量士補や土木・建築の施工管理技術検定、農業分野では高所作業車やクレーン運転等の資格・検定に挑戦できます。

長野県丸子修学館高等学校の偏差値・難易度

次に、長野県丸子修学館高等学校の入試におけるボーダー偏差値や合格難易度をご紹介します。

なお参考までに、2021年度入試の後期選抜（一般選抜）での実質倍率は約1.04倍でした。
2022年度の募集定員は、前年度同様240人となる予定です。

長野県丸子修学館高等学校の偏差値

出典：みんなの高校情報

長野県丸子修学館高等学校の合格難易度

長野県丸子修学館高等学校の偏差値は43で、県内公立138件中第82位、私立含め185件中第108位でした。

難易度は標準よりも易しめで、倍率も高くないため、標準程度の学力があれば確実な合格が期待できます。

長野県丸子修学館高等学校卒業生の進路

続いて、卒業生の進路や進学・就職実績についてご説明します。

長野県丸子修学館高等学校の卒業生のうち、およそ6割から7割が進学を選ぶ傾向にあります。
進学の内訳は専門学校が最も多く、次いで大学、短大と続きます。

卒業生の3割から4割は就職します。うち数名は自営を選択しており、専門科目を学べる高校の強みが伺えます。

2020年度卒業生の主な進学先・就職先を以下にまとめます。

主な進学先

出典：長野県丸子修学館高等学校　進路情報

主な就職先

出典：長野県丸子修学館高等学校　進路情報

長野県丸子修学館高等学校のクラブ活動

最後に、長野県丸子修学館高等学校のクラブ活動をご紹介します。

長野県丸子修学館高等学校には全部で29のクラブと2つの同好会があり、特に運動部には強豪と称されるクラブも多いことで知られています。

以下に、長野県丸子修学館高等学校で現在活動中のクラブ一覧を示します。

出典：長野県丸子修学館高等学校　クラブ活動

中でも野球部は甲子園出場回数11回と、県内の公立高校で最多の出場歴を誇っています。
野球部は学校ホームページとは別に専用のホームページを有しているほどの力の入りようです。

このほか、陸上部や柔道部、バドミントン部なども非常に優秀な成績を収めています。

長野県丸子修学館高等学校の偏差値・難易度や特徴　まとめ

以上、この記事では長野県丸子修学館高等学校についてご紹介しました。

偏差値・難易度から学校・授業の特徴、クラブ活動や卒業生の進路など、志望校選びに役立つ情報を中心にまとめましたが、参考になりましたでしょうか。

• 入試の合格難易度は平均より易しめで、倍率も低い
• 総合学科を有し、6系列14分野の中から自分で授業を選択できる
• キャリア意識形成のためのキャリア教育にも注力している

長野県丸子修学館高等学校は、以上3点が特徴的な、長野県の公立高校でした。

なお長野県丸子修学館高等学校では、毎年体験入学や授業・クラブ見学会、部活動体験会などを実施しています。
高校生活を体験できる数少ないチャンスですので、ぜひ参加を検討してみてはいかがでしょうか。