愛知県立愛知総合工科高等学校の偏差値は？特徴・評判・難易度まとめ

愛知総合工科高等学校は、愛知県名古屋市千種区星が丘山手に位置する2016年に開校したばかりの公立の工業高等学校です。

充実のキャリアデザインや卒業生進路相談など 、魅力はさまざまあります。

そこで本記事では愛知総合工科高等学校の偏差値や評判、特徴などを解説します。
本校への入学を検討している方はぜひ参考にしてください。

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愛知総合工科高等学校の基本情報

引用：愛知総合工科高等学校公式HPより

愛知総合工科高等学校は、2016年に開校したばかりの新しい公立の工業高等学校です。

工業高校の名に相応しく、本校では学科・教科を横断したテクノロジストを排出する教育や、卒業後の理工系大学への進学と就職を視野に入れた教育を中心に据えています。

愛知総合工科高等学校の偏差値/難易度について

愛知総合工科高等学校の偏差値は47です。（参考：みんなの高校情報）偏差値50付近ですので、特別、入試難易度が高い学校とは言えないでしょう。

しかし教科書に掲載されている例題や基本問題は、苦労なく解けるようにしておく必要はあるでしょう。

愛知総合工科高等学校の特徴

愛知総合工科高等学校の特徴としては、充実のキャリアデザインや卒業生進路相談などが挙げられます。詳しくは以下で解説します。

充実のキャリアデザイン

愛知総合工科高等学校ではキャリア教育の一環として、経営者や技術者といった業界に携わる企業人から、業界に関する動向や特徴を学べる機会を提供しています。

実際に過去には株式会社山下工作所 経営管理長・設計部長の江之本郁代氏や、株式会社アイシス 代表取締役社長の内藤良宏氏などがセミナーを開催されたようです。

なお本プログラムはあいちＴ＆Ｅサポーター事業の一環として1年を通じて開催されており、こちらではＴ＆Ｅサポーターをご覧いただけます。

卒業生進路相談

愛知総合工科高等学校では、進路相談窓口を開設して卒業生のより望ましい進路を実現し、就職活動などをハローワークとともに支援する体制を整えています。

卒業後就職をしたものの転職を考えている方や、大学等に進学し上級学校卒業後に県内企業への就職を考えている方などが対象です。

このように学校を卒業した後でも、丁寧にサポートしてくれるのは大変魅力的です。

相談内容入力フォームはこちらです。

愛知総合工科高等学校の学科の情報

愛知総合工科高等学校では現在、以下の5つの学科で入学者を募集しています。

それぞれの学科の特色に関しては、後ほど紹介いたします。（応用化学科は令和3年度募集を停止しておりますので、記載しておりません。）

理工科

理工科は電気や情報、化学、機械の内容を総合的に学ぶことができる学科です。
今後、最新の装置や機器を導入して授業を実施する予定ですので、最先端の技術を体験することができるでしょう。

また2年次からは、課題研究をグループで取り組み、発表などを行います。
発表会やコンテストなどにも積極的に挑戦していく予定ですので、大学に進学した後の論文発表の際にもこの経験は役立つでしょう。

機械加工科・機械制御科

機械加工科は「ゼロからつくる」をコンセプトに、設計・提案から完成まで技能を日本一の施設で学んでいきます。

これに対して機械制御科では製造システムに関連する知識や技術を、最新のNC工作機械や総合工科オリジナルの装置などを活用した日本一の環境で学びます。

これまでトヨタ自動車やJR東海などに就職した生徒を輩出しているようです。

電気科・電子情報科

電気科ではエネルギーの変換・制御のための電気機器や電気エネルギーシステム全体などを学びます。

これに対して電子情報科では、3Dプリンターやネットワーク技術、コンピューター制御といった高度な技術を学習します。

電気科は中部電力やデンソー、電子情報科はリンナイや豊田自動車などへの就職を果たした生徒を輩出しているようです。もちろん就職ではなく大学に進学する生徒もいます。

建設科

建設科では建築、土木、 防災・減災のテーマを中心に学習を進めます。

高校卒業後の就職先としては、国土交通省などの公務員や建設会社や運輸交通といった技術職が考えられます。

デザイン工学科

デザイン工学科では、ゼロからイチを作り出すために必要である想像力を身につける学習を行います。
具体的な学習内容としては、 産業に関わるビジュアルデザイン・プロダクトデザイン、 3DCADでの作品制作から3Dプリンターでの出力などです。

主な進路としては、就職する際は豊田合成やカリモク家具、進学する際は愛知芸術大学や長岡造形大学などが挙げられます。

愛知総合工科高等学校の部活動について

愛知総合工科高等学校では、運動部や文化部ともにさまざまな部活が活発に活動しています。
具体的には以下の通りです。

化学技術部や機械技術部、電気技術部など工業高校らしい部活動も用意されているのは非常に魅力的です。

こちらのページでは各部活動の戦績が確認できます。気になる部活動があればチェックしてみましょう。

愛知総合工科高等学校の進学先

愛知総合工科高等学校には、 四年制大学への進学や民間企業への就職、公務員などさまざまな進路の選択肢が用意されています。

令和3年度卒業生の進路状況は以下の通りです。

令和3年度は進学確定者が204名、就職確定者が162名でした。

なお名古屋工業大学をはじめ、国公立大学には23名が合格しています。
また就職確定者の中にはトヨタ自動車（株）や住友理工（株）へ就職する方もいます。

愛知総合工科高等学校の口コミ・評判

本章では、実際に愛知総合工科高等学校に通っていた生徒の声を紹介します。

愛知総合工科高等学校の良い評判

進学や就職の効率を考えればとても良い学校だと思う。
出典：みんなの高校情報

進学や就職に対して好印象を抱いている生徒の声が見受けられました。

学科が多く、さまざまな分野に強い先生方がいらっしゃるので 気兼ねなく質問できる｡
出典：みんなの高校情報

やはり学科関連の科目に詳しい先生がいて、質問しやすいのは魅力的です。
勉強の理解がスムーズに進むでしょう。

愛知総合工科高等学校の悪い評判

機械科に在籍していますが、とにかく先生が理不尽です。 また、レポートが非常に多く提出期日が短くて採点もとても厳しいです。
出典：みんなの高校情報

先生に対してあまり良い印象を抱いていない生徒の声も見受けられました。

まとめ

本記事では愛知総合工科高等学校について、網羅的に紹介しました。

上記のように愛知総合工科高等学校の魅力はさまざまです。
この中でも特に、豊富な学科が用意されており、自分の好きな分野に関してとことん学べる環境は生徒にとって嬉しいポイントでしょう。

自分の「好き」を学科で学び、その道の進路に進みたいとお考えの方には、特におすすめの高校といえます。