群馬工業高等専門学校は群馬県前橋市にある、群馬県で唯一の高等専門学校です。
通称は「群馬高専」。国立の高専です。
技術的なことだけでなく人文科学や自然科学などの一般教科・教養の指導も行われ成熟した人材の育成を目指しています。
就職率も良く、大学編入も比較的楽にできるとのことで人気が高いです。
今回はそんな群馬工業高等専門学校について詳しくご紹介していきたいと思います。
目次
- 群馬工業高等専門学校の基本情報・コース
- 群馬工業高等専門学校の偏差値、倍率
- 群馬工業高等専門学校の就職、進学実績
- 群馬工業高等専門学校の特徴
- 群馬工業高等専門学校の評判
- 群馬工業高等専門学校の偏差値・特徴|まとめ
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群馬工業高等専門学校の基本情報・コース
高等専門学校とは、5年間一貫教育で技術教育を行う学校です。
一般的な高校は中等教育機関ですが、高専は大学や短期大学のような高等教育機関です。より専門的、実践的な教育を受けることが出来るのが高専の特徴です。
高等専門学校は現在全国に57校(私立3校、公立3校、国立51校)あります。
では、国立高専の1つである群馬高専の基本情報をチェックしていきましょう。
基本情報
名称 | 群馬工業高等専門学校 |
---|---|
所在地 | 〒371-8530 群馬県前橋市鳥羽町580番地 |
電話番号 | 027-254-9000 |
最寄り駅 | JR新前橋駅、JR井野駅 |
設置学科 | 本科
|
偏差値 | 67 |
コース紹介
群馬高専は本科5学科と専攻科2コースを持ちます。
ここでは本科5学科それぞれの概要をご紹介していきます。
機械工学科
機械工学科は、自動車やロボットなどを設計、開発するための勉強を行います。
シミュレーションや実験を通して物体の制御、運動の方法を学びます。
エンジンの分解や、ロボットの制御などの実践的な学習が出来るのが特徴です。
電子メディア工学科
電気や電子、情報通信などのエレクトロニクスを専門的に学ぶのがこの学科です。
通信技術やエネルギー変換事業の基礎となる、物理学や数学などの自然科学に重点を置いたカリキュラムが組まれています。
社会の変化に対応しうる技術者の育成を目指しています。
電子情報工学科
コンピュータ理論や、ソフトウェア、ハードウェアについての学習を行います。
プログラミングはもちろんのこと、プログラムを動かすコンピュータの仕組みなども学べ、ソフトウェア、ハードウェア双方について深い知見を得られます。
物質工学科
自然現象や物質の性質、そしてその運用方法を原子レベルから詳しく学んでいくのがこの学科です。
科学や生物の知識を礎にして、身近な現象や更に高度な技術へと応用し、生活に役立つものを生み出すことをめざしています。
環境都市工学科
生活に寄り添う公共物の建設やその維持、管理のやり方を学ぶ学科です。
強い建築物の構造や、災害対策などの実用的な知識を身に付けることができます。
屋外での実験活動をとおして学科内でのチームワークが強化されるそうです。
これらの学科で学ぶ専門的な講義に加え、一般教科の講義も充実しています。
理系教科のみならず文系教科もカリキュラムに組み込むことで、豊かな人間性を育んでいます。
群馬工業高等専門学校の偏差値、倍率
各コースの特徴を知り、群馬高専の受験を意識しだした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここではそのような方が知っておくべき群馬高専の偏差値や入試の倍率についてご紹介していきます。
偏差値
機械工学科 | 67 |
---|---|
電子メディア工学科 | 67 |
電子情報工学科 | 67 |
物質工学科 | 67 |
環境都市工学科 | 67 |
群馬高専は全学科の偏差値が67です。偏差値ランキングは群馬県内で7/164位、全国で405/10053位となっています。
高専では一般的な知識だけでなく専門的な知識も学ぶので一般の高校と偏差値で比べるのは難しいところがありますが、ハイレベルな学力を持っているのは確かだと思われます。
募集定員
本科 | 200名(各学科40名ずつ) |
---|
入試内容
推薦入学者選抜 | |
---|---|
一般選抜 | |
帰国子女特別選抜 |
倍率
推薦選抜
機械工学科 | 1.60倍 |
---|---|
電子メディア工学科 | 1.05倍 |
電子情報工学科 | 2.30倍 |
物質工学科 | 2.50倍 |
環境都市工学科 | 2.05倍 |
一般選抜
機械工学科 | 1.45倍 |
---|---|
電子メディア工学科 | 1.09倍 |
電子情報工学科 | 1.91倍 |
物質工学科 | 1.86倍 |
環境都市工学科 | 2.00倍 |
参照:高専受験計画HP
群馬工業高等専門学校の就職、進学実績
約7割の生徒が大学や専攻に進学し、希望者の就職率は100%を誇る群馬高専。
そんな群馬高専の生徒の主な編入先や就職先について調べました。
編入先の大学
群馬高専専攻科 | 42名 |
---|---|
北海道大学 | 1名 |
東北大学 | 3名 |
筑波大学 | 1名 |
群馬大学 | 8名 |
東京大学 | 2名 |
東京工業大学 | 1名 |
金沢大学 | 3名 | 長岡技術科学大学 | 24名 |
豊橋技術科学大学 | 5名 |
就職先
他にも様々な企業に就職されています。
群馬高専で得た実践的な知識が活かせるような技術職に多く就いている印象を受けますね。
群馬工業高等専門学校の特徴
ここまで群馬高専の進学実績や偏差値などについてお伝えしてきましたが、そんな群馬高専にはどのような特徴があるのでしょうか。
ダイバーシティ推進
工業系の学校ではどうしても男子生徒の比率が高くなりがちですが、群馬高専では女子生徒の比率向上やキャリア教育の充実を目指した取り組みを行っています。
学校見学会での女子中学生対象相談コーナーや、女子学生を対象としたセミナーでの「OGとの情報交換会」など、男女共同参画の推進を目指した行事が多く開催されています。
学生のみならず、教員の女性比率も向上させるべく、女性を対象としたインターンシップの受け入れなどにも力をいるようです。
国際交流
群馬高専では、学生に国際的な視野を持ってもらえるよう、国際交流にも力をいれています。
上海工程技術大学や上海市業余科技学院、モンゴル国・工業技術大学などと学術交流協定を結び、学生を派遣して研修を行ったり、モンゴルやオーストラリアでの語学研修・交流事業を開催したりなど、国際的な交流の機会が豊富にあります。
混合学級、転学科制度
一般的な高等専門学校では、学科やコースごとにクラスを組むのが普通ですが、群馬高専は1,2年の二年間は、すべての学科の生徒が均等にまじりあう「混合学級」を編成することになっています。
様々な学科の学生と同じクラスで生活することによって交友が広まり、更に、より広い視野を持った技術者となることも可能になります。
また、2・3年次への進級時には、学科の変更を望む生徒の為に、学業成績に基づいて転学科を認める制度もあります。
入った学科とは別の分野に興味を持っても、それに対応してもらうことが出来る嬉しい制度ですね。
群馬工業高等専門学校の評判
最後に、群馬高専の在学生・卒業生は群馬高専にどのような評価を与えているのかを見てみましょう。
良い評価
まずは群馬高専についての良い評価からご紹介していきます。
他にも群馬高専についての良い評判が多数寄せられていました。
5年制ということもあり大学を兼ねている自由な雰囲気が魅力的なようです。
悪い評判
では次に悪い評判についても見ていきましょう。
やはり大学と同じように単位を取れないと留年ということになるようです。学習する習慣を身に付けなければいけないですね。
群馬工業高等専門学校の偏差値・特徴|まとめ
今回は群馬工業高等専門学校の偏差値や特徴について詳しく紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
自由度が高く、混合学級で様々な人と触れ合えるのが強みだと感じられます。
この記事が群馬工業高等専門学校の受験を考えている方や、群馬工業高等専門学校に少しでも興味がある方の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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