桜花学園高等学校の偏差値は？高校の特徴・評判・難易度まとめ

愛知県名古屋市昭和区に建つ桜花学園高等学校は、2023年に創立120周年を迎える、歴史と伝統のある女子高です。

「心と知性のバランスがとれた女性」「社会に出て自立できる女性」の育成を目標に、令和の時代にあった女子教育をおこなっています。

今回は、そんな桜花学園高等学校の特徴や評判から、受験生なら誰もが気になる偏差値、部活や進路まで、さまざまな情報をまとめてご紹介しています。

桜花学園高等学校に興味がある方、受験を検討中の方、自分にあう高校をお探しの方は必見です。

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桜花学園高等学校の基本情報・特徴

引用：桜花学園高等学校 公式HP

まずは桜花学園高等学校の基本情報および、学校の特徴や魅力をまとめてご紹介します。

出典：桜花学園高等学校、みんなの高校情報

特徴1：伝統と新しさ、どちらも取り入れた多様な学び

桜花学園高等学校は、約120年にもおよぶ長い歴史のなかで積み上げてきた、女子教育のノウハウを持った学校です。

とはいえ古い価値観にしがみつくことはなく、新しい時代の価値観や多様性も、どんどん取り入れています。

たとえば桜花学園高等学校では、礼法・着付け・茶道といった、女性らしい伝統的な作法やマナー・心づかいを身につける授業が昔から実施されています。

その一方、ICTを導入したり、ドローンやプログラミングを授業を取り入れたり、SDGsに取り組んだりと、今の時代に注目されている新しい技術や課題にも敏感なのです。

昔からの価値観と最新のトレンドを柔軟に組み合わせ、令和ならではの多様な学びが得られる、そこが桜花学園高等学校の魅力のひとつです。

特徴2：便利な立地ときれいな校舎で快適にすごせる

桜花学園高等学校の校舎は、とても便利な場所に建っています。
複数の駅から徒歩数分で通えるため、通学が楽なのはもちろん、保護者の立場からも安心です。

安心なのは通学だけではありません。校舎には最新のセキュリティ設備が設置され、特に女子高に多い悩みである不審者・侵入者対策も万全です。

また、この校舎が非常にきれいで快適だと生徒たちから評判です。特に毎日過ごす場所のトイレが広くてきれいというのは、重要ですよね。

このほか、制服がかわいくて着こなしが選べる点も見逃せません。私立高校ならではのきめ細やかさと快適さが高評価の学校です。

特徴3：部活動も強く、全国大会出場経験者が多い！

桜花学園高等学校は、部活動が強いことでも知られています。

運動部・文化部問わず、全国大会への出場経験がある部活が多く、2021年度はなんと全校生徒の16％以上が全国大会に出場したいうから驚きです。

高校でも部活動を頑張りたいと考えている人にはうってつけの学校でしょう。

もちろん、無理のないペースで楽しみたい人向けの部もありますので、ご安心ください。部活の種類が多いので、きっと自分が楽しいと思えるものが見つかるはずです。

桜花学園高等学校の偏差値・難易度は？

ところで、桜花学園高等学校に合格するためには、どれくらいの偏差値があればいいのでしょうか。
桜花学園高等学校のボーダーとなる偏差値を、下の表にコース別にまとめます。

出典：みんなの高校情報

一般入試で選択できるのは3コースです。そのうち、最も難易度が高いのが特進コースで、偏差値は58と平均を上回っています。

この偏差値は愛知県私立高校の中で24位（155件中）ですので、難易度は高めだと考えてください。

一方、進学コースは偏差値49と平均的です。ただし、桜花学園高等学校の一般入試は5教科ですので、全教科きちんと対策する必要があります。

なお国際キャリアコースについては、偏差値が公表されていません。学校からの説明や在校生の評判では、ほぼ特進コースと同じくらいの難易度と言われています。

この国際キャリアコースのみ、5教科のうち英語の配点が150点あります（他コースは100点）。
英語が得意で興味がある人は、国際キャリアコースを選ぶと有利かもしれません。

桜花学園高等学校のコース情報

桜花学園高等学校では、入学の時点で特進コース・国際キャリアコース・進学コースの3つのコースに分かれます。

その後、2年生になるとさらに細かくコースが分けられ、生徒はそれぞれ希望する進路にあったコースを選択することになるのです。

ちなみに、入学時の所属コースは、入試の出願のときに選択できます。
ここで選んだコースは、入学後には変更ができなくなるので、コースを選ぶ際は慎重に検討しましょう。

コース選択のヒントになるよう、ここでは桜花学園高等学校の各コースについて説明します。

特進コース

国公立大学や難関私立大学への進学を目指す人のための、ハイレベルコースです。

他のコースより多い授業時間や、合宿・補習・講演会・大学訪問など、大学入試をクリアするための特別なカリキュラムと進路指導で、大幅な学力アップを目指します。

より上のレベルの大学を狙っている人、とことん勉強を頑張りたい人におすすめです。

なお特進コース所属の生徒は、2年生に進級するときに、文系コースと理系コースに分かれます。

国際キャリアコース

英語力とキャリア意識を育てながら、難関私立大学や海外大学への進学を目指すコースです。

とにかく英語の授業時間が多いのが特徴で、英語で学び英語で自分の考えを発信する、総合的で実用的な英語力が身に付きます。

海外交流のチャンスも多く、将来は国内外問わずに活躍できる仕事がしたいと考えている人におすすめです。

進学コース

文系の大学や専門学校、短期大学への進学を視野に、学力を鍛えるコースです。

入学後の1年間は勉強の土台を固めることを重視して、基本的な勉強習慣から基礎学力までをしっかり身につけていきます。

その後、2年生からは文系Ⅰコース・文系Ⅱコース・保育コースに分かれて学びます。

なお進学コースにのみ、より高いレベルを目指す生徒のための選抜クラスが設置されているのが特徴です。

文系Ⅰコース

進学コースの中でも、文系の有名私立大学を目指す人のためのコースです。

大学の一般選抜に対応できるようカリキュラムが組まれていますが、総合型選抜などで受験する人のために、面接や小論文などの指導も用意されています。

選抜クラスに入るとさらにハイレベルな大学も目指せますので、「特進コースには入らなかったけど、やっぱり上を目指したい！」と目標を変更したくなっても安心です。

文系Ⅱコース

進学コースの中でも、文系の私立大学や短期大学、専門学校への進学を狙うコースです。

無理なく基礎学力をアップさせながら、部活動や課外活動にも取り組めるので、バランスよく充実した高校生活が送れます。

指定校推薦制度が利用できるほか、総合型選抜や推薦型選抜に向けた個別指導が充実しているので、自分にとって一番有利な方法で入試に挑めるでしょう。

特に部活に全力を注ぎたい人、自分にあったペースで入試対策をしたい人におすすめです。

保育コース

保育系の進路を目指す生徒のためのコースです。

授業と実習を通じて、保育従事者に欠かせない専門的な知識とスキルが学べます。

系列校である桜花学園大学や名古屋短期大学への推薦制度がありますので、高校・大学（短大）と連携して学び続けられるのが魅力です。

桜花学園高等学校卒業生の進路

桜花学園高等学校の卒業生は、例年、そのほとんどが進学します。
2021年度は、卒業生のおよそ76％が4年制大学へ、約13％が短大、約9％が専門学校へ進みました。

下の表に、過去の卒業生の主な進学先をコース別まとめます。

出典：桜花学園高等学校　コース・カリキュラム、桜花学園高等学校　進路指導

桜花学園高等学校の部活動

先ほども簡単にご紹介したとおり、桜花学園高等学校は部活動が強いと評判です。

中でもバスケットボール部は有名で、2021年度には3大会で驚異の70連覇を成し遂げました。
バスケットボール部以外にも全国出場経験のある部活が多いので、勉強だけでなく部活も頑張りたい人にはうれしい環境ですね。

現在活動中の部活は以下の32部＋同好会3つです。およそ8割の生徒がなんらかの部活・同好会に所属しています。

出典：桜花学園高等学校　スクールライフ

桜花学園高等学校の偏差値・難易度や特徴　まとめ

以上、今回は愛知県名古屋市昭和区の私立高校・桜花学園高等学校をご紹介しました。

志望校選びや、桜花学園高等学校を知る手助けになりましたでしょうか。

桜花学園高等学校はこんな学校！