愛知学院大学の偏差値や難易度は?学部などの特徴も解説します

愛知学院大学の偏差値や難易度は?学部などの特徴も解説します

『愛愛名中』という言葉を耳にしたことはありますか?

愛知県の有名大学群である、愛知大学・愛知学院大学・名城大学・中京大学の4つの私立大学のことです。

愛知県にある大学の中でも偏差値は高めで、感覚的には関東圏で言う日東駒専や関西の産近甲龍に近いといわれています。

この4校が気になる方必見の大学まとめです!

今回は愛知学院大学について、偏差値や難易度、学部などを紹介していきます。

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愛知学院大学の特徴は?

愛知学院大学は、愛知県日進市に拠点を置く私立大学です。

愛知県内では知名度が高く、「愛学(あいがく)」と呼ばれています。

1876年に曹洞宗によって設立された仏教系の大学で、姉妹校には駒澤大学・東北福祉大学・鶴見大学があります。

それでは、愛知学院大学の特徴についてみていきましょう。

愛愛名中を志望している方は、志望校選びの参考にしてみてください。

クラブ・サークル活動が盛ん

愛知学院大学は、クラブ・サークル活動が盛んで、公認団体だけでも167にも及びます。

また、数が多いだけではなく全国大会レベルの実績を残しているクラブ・サークルが多いのも特徴です。

キャンパスには、アリーナや室内温水プール、スポーツセンターや、人工芝を敷き詰めたグラウンドやサッカー場に野球場、さらに弓道場や馬場など、あらゆるスポーツ施設を完備されています。

就活支援が充実している

愛知学院大学は就職に強く、毎年地域トップクラスの就職率を誇っています。

というのも、就職活動の支援が手厚く学生一人一人に合わせた指導を行っているからです。

開講される就職対策講座は373、資格・試験関連講座は68にも及びます。

キャリアサポートは学部担当制で行われ、学部専任のアドバイザーと教員が情報を共有するため、きめ細やかなキャリアサポートを受けられます。

愛知学院大学の偏差値は?

偏差値の上げ方

ここでは、愛知学院大学の各学部の偏差値・共通テストの得点率についてご紹介します。

偏差値

愛知学院大学の偏差値は、大体40~52.5程度です。

偏差値が最も低い学部と高い学部で12の差がありますが、愛知学院大学のレベルはやや易しい~普通といえます。

学部学科学部別(3教科)共テ得点率(3教科型)
文学部歴史学科50.0-52.570%-75%
日本文化学科47.5-50.066%-73%
英語英米文化学科42.5-45.064%-66%
グローバル英語学科40.0-45.061%-63%
宗教文化学科45.0-47.568%-69%
心理学部心理学科45.0-50.069%-73%
心身科学部健康科学科45.0-47.564%-67%
健康栄養学科42.5-45.052%-61%
総合政策学部総合政策学科47.565%-67%
商学部商学科45.0-52.569%-73%
経営学部経営学科47.5-50.073%-74%
経済学部経済学科47.5-50.070%-71%
法学部法律学科47.5-50.068%-71%
現代社会法学科45.0-50.063%-67%
薬学部医療薬学科42.5-45.054%-60%
歯学部歯学科42.559%-61%

愛愛名中を偏差値順に並べると、中京大学>愛知大学>名城大学>愛知学院大学となり、愛知学院大学は比較的入りやすくなっています。

一般的なレベル感としては、早慶上理>MARCH=関関同立>日東駒専≧愛愛名中になります。

愛知学院大学の難易度は?

では、愛知学院大学の難易度はどのくらいなのでしょうか?

愛知学院大学の偏差値は40.0-52.5程度であり、地元の進学校で平均以上の学力を持っていれば、合格できるレベルの大学群です。

愛知学院大学は愛知大学と同様、南山大学の併願校として受験する学生が多くいます。

そのため、難易度も高いように思われがちですが、例年入学者を多くとっており、比較的合格しやすくなっています。

それでいて、学部の分野も幅広く、就職実績や影響力のある卒業生を多く輩出しているのも特徴です。

さらに、医療学、文学の分野で定評があるほか、キャンパスのアクセスの良さからも人気が上昇しているようです。

入試方法

愛知学院大学の入試方式には大きく分けて4つのがあります。

  • 一般選抜
  • 「共通テスト」利用入試
  • 総合型選抜
  • 学校推薦型選抜

一般選抜試験では、前期・後期の倍率が高いですが、中期日程は少し下がり1~2倍であることが多くなっています。

愛知学院大学へ進学を希望する方は、受験日程の組み方もよく検討する必要があります。

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愛知学院大学の各学部の偏差値と特徴

それでは、学部ごとの偏差値や特徴について見ていきましょう。

下記リストより、知りたい学部を押すと学部詳細情報に飛びます。

愛知学院大学の文学部情報

文学部には歴史学科、日本文化学科、英語英米文化学科、グローバル英語学科、宗教文化学科の5つの学科があり、多様な講義・実習を行っています。

文学部の偏差値-42.5~55.0

文学部の偏差値は42.5~55.0と振れ幅が大きくなっています。
全体で見ると偏差値55.0は愛知学院大の最高偏差値となっています。

しかしこの数字は共通テスト結果込みの偏差値となっているので今後変わってくる可能性があります。
倍率は一般受験で2.8と愛知学院大の平均を少し下回る程度で難易度的にも真ん中くらいでしょう。

文学部の特徴

ここでは、学科でどのようなことが学べるかについて見ていきます。

歴史学科:2年生から日本史、東洋史、西洋史、イスラム圏史、考古学の5つのコースに分かれ、専門知識をつける。中部地区でも最も充実のカリキュラムで学べる歴史系学科となっています。

日本文化学科:1年生から言語、文学、思想と芸術、社会と民俗の4つの領域から自分に必要な科目を選択し、広い角度から日本文化を学んでいきます。

英語英米文化学科:レベル別クラスで英語力を確実につけつつ、アメリカ文化、イギリス文化、英語圏内文化、英語研究の4つの領域についての知識を深めていきます。英語キャンプや現地ツアーなども充実しています。

グローバル英語学科:国際ビジネス、観光・航空、通訳・翻訳、英語教員という4つのモデルに目的を定め学習していきます。カリキュラムの範囲内で他コースの科目を受けることも可能です。さらにTOEICのスコア目標の設定や、レベル別クラスを設け、英語力の上達にも力を入れています。

宗教文化学科:宗教文化、仏教文化、禅文化の3つのコースに分かれ宗教史のほかに芸術の分野などにも視野を広げ宗教文化を学習していきます。1年次で入門として2科目選択し、2年次から1科目に絞りコースに分かれて学習します。

それぞれの専門領域を深めるための少人数クラスのゼミは、すべての学科共通です。

愛知学院大学の心身科学部の情報

心身科学部には心理学科、健康科学科、健康栄養学科の3つの学部があり、心と体の健康について学んでいきます。

健康のための「栄養・運動・休養・心の健康」の4つの要素をすべて学べる学部は、全国で唯一愛知学院大の心身科学部となっています。

心身科学部の偏差値-45.0~47.5

心身科学部の偏差値は45.0~47.5で、愛知学院大の中では真ん中に位置しています。
倍率も2.8と、文学部などと同じくらいで、難易度もそんなに高いというわけではないので挑戦しやすい学部の一つです。

心身科学部の特徴

ここでは、学科でどのようなことが学べるかについて見ていきます。

心理学科:認知・行動、発達・教育、人格・臨床、社会・産業、計量の5つの領域で心理学のほぼすべてをカバーした教育・研究内容になっています。公認心理師、臨床心理士、特別支援学校教諭免許、言語聴覚士資格の取得が可能なカリキュラムが組まれています。

健康科学科:スポーツ科学、健康開発科学、言語聴覚科学の3つのコースにわかれ、医学や福祉、教育など様々な見地から健康にアプローチしていきます。健康運動指導士、保健体育教員、養護教諭、言語聴覚士など、取得できる資格が多くあります。

健康栄養学科:健康を守るために欠かせない「栄養」についての学びを深めていきます。管理栄養士を目指す中で、希望者は海外研修に行くことができ、グローバルな視点にも対応した学科になっています。管理栄養士の国家試験対策も手厚く実施されており、管理栄養士を目指すうえでかなりおすすめの学科です。


愛知学院大学の商学部の情報

商学部は、流通・マーケティング、会計・金融、ビジネス情報の3つのコースに分かれ専門的な学びを深めていきます。

商学部の偏差値-45.0~50.0

商学部の偏差値は45.0~50.0と平均から少し上くらいの偏差値となっています。
ただ、倍率が直近2年で5~8近い年もあり、かなり高く就職にも有利な人気の学部なので愛知学院大の中での一般受験の難易度としては少し高いです。

商学部の特徴

ここでは、コースでどのようなことが学べるかについて見ていきます。

流通・マーケティングコース:世の中のモノの流れや、企業のありかたや戦略、サービス、ブランド、マーケティング、広告などについて幅広く学んでいきます。

会計・金融コース:ビジネスを行ううえでの「お金」の流れについて学んでいきます。簿記や会計の基礎知識、ビジネスのための資金はどのように集めるのかなどのみでなく、ビジネスのお金に伴うリスクなども同時に学んでいきます。

ビジネス情報コース:現代のITC(情報通信技術)に対応し、情報に関する知識をビジネスに対応させる力を養います。情報とビジネスの2つの領域をカバーし、情報リテラシーやネットワーク、セキュリティについて学び、これからの情報化した社会のニーズにこたえられる人材を目指します。プログラミング、コンピュータグラフィックス、ITなどにも対応したカリキュラムを用意されています。


愛知学院大学の経営学部の情報

経営学部には組織マネジメント、生産マーケティング、会計の3つのコースがあり、問題解決能力やマネジメントの能力を養っていきます。

1年生の段階から就活を意識し、キャリアデザインに関する講義、インターシップや資格取得での単位認定なども行われています。

経営学部の偏差値-45.7

経営学部の偏差値は45.7と愛知学院大の中でも平均的な位置です。
倍率は4.5と真ん中から少し高いくらいの位置で、難易度もやや高いです。

経営学部の特徴

ここでは、コースでどのようなことが学べるかについて見ていきます。

生産・マーケティングコース:企業内部でのモノの流れを中心に、企業経営のしくみを学びます。地域貢献や、グローバルな視点での科目も用意されており、様々な視点から学習を深めていきます。

組織マネジメントコース:会社経営で基本である、働く人の心理や社員間のコミュニケーションなど人間関係の構築について学んでいきます。経営者、管理職、人事、教育関係、コンサルタントなどを目指す人がおすすめのコースとなっています。

会計コース:企業における資金の計算・記録、財務情報の作成、それらを企業経営に活用できる力をつけることができます。簿記検定、国際会計検定、税理士、公認会計士、 ファイナンシャル・プランナーなどの資格を目指す人におすすめのコースです。


愛知学院大学の経済学部の情報

経済学部では、理論的、歴史的、政策的の3つの視点から世の中の経済現象にアプローチしていきます。

重要科目をグローバルビジネス、公務・行政、公共的ビジネス、金融ビジネス、専門的調査研究の5つの分野から選び、進路別に専門的な学びを深めていきます。

経済学の偏差値-50.0~52.5

経済学部の偏差値は50.0~52.5と、最低ラインが愛知学院大の中で最も高い数値となっています。
倍率は4.3ほどで、真ん中らへんに位置していますので、難易度は真ん中から少し難しいくらいです。

経済学部の特徴

経済学部とはいえ、英語、数学、情報の学習には力を入れており、グローバルや情報化などにも対応した経済学を学ぶことができます。

取得できる資格としては、高等学校教論一種免許状(公民/地理歴史※他科履修が必要)、図書館司書、学校図書館司書教論です。
将来に目指せる資格・試験としては、公認会計士、税理士、中小企業診断士、経済学検定、簿記検定、ファイナンシャル・プランニング技能検定などがあげられます。

愛知学院大学の法学部の情報

法学部には法律学科と現代社会法学科の2つがあり4段回で入門から専門、キャリアデザインまで丁寧に学習することができます。

法学部の偏差値-47.5~52.2

法学部の偏差値は47.5~52.2と愛知学院大の中では高めの数値が出ています。
倍率も4.3ほどで真ん中なので、難易度は真ん中から少し高いくらい数値だと経済学部と似ています。

法学部の特徴

ここでは、学科でどのようなことが学べるかについて見てきます。

法律学科:法学を体系的に学び、公務員や法律専門職などの法職的職業に就くための能力、また一般企業で法的要素を生かせる人材を養育します。2年次から総合、公法、ビジネス法の3つのコースに分かれて学習します。

現代社会法学科:主な学習目標は法律学科と同じですが、その中でも、現代社会の問題に焦点を当て学習していきます。2年次から進路に合わせ、公務員(①公共行政②地域の安全・福祉)、製造・小売業、金融・保険、サービス・通信・不動産、地域づくり、家族・福祉、政治・マスコミ、国際関連の9つのパッケージごとに学習を進めます。

愛知学院大学の総合政策学部の情報

どんな学部か一見想像しにくいですが、複雑な社会の中で起こる様々な問題を、発見・解決する能力を身に着ける学習をします。学習といっても実践的なものが主流で、社会で実際に使える能力を身に着けることができます。

総合政策学部の偏差値-47.5~52.5

総合政策学部の偏差値は47.5~52.5と法学部と同じで高い数値となっています。
倍率は4~6と振れ幅がありますが、数値で言えば経済学部や法学部より少し難しいです。

総合政策学部の特徴

ここでは、学部でどのようなことが学べるかについて見てきます。

総合的な問題の解決につなげるため、自分に合ったテーマを、政治・行政、社会・文化、経済・環境、人間科学、国際、情報・メディアの6つのクラスターから選ぶことができます。

愛知学院大学の薬学部の情報

病院薬局・保険薬局での半年間の実習、さらに他に先駆けた最新機器を備えた薬剤実習センターを設置しています。総合大学の利点を生かし、歯学部・心身科学部、歯学部附属病院と連携したカリキュラムも用意されていることが特徴です。

薬学部の偏差値-45.0~50.0

薬学部の偏差値は45.0~50.0と商学部と同じくらいで、平均から少し高いくらいの数値となっています。
専門性が高く、倍率は2.4ほどに落ち着いています。難易度も難しすぎず、評判もいいので薬剤師を目指す人にはお勧めです。

薬学部の特徴

偏差値が高いイメージはありませんが、国家試験対策に優れており、薬剤師の国家試験の合格率が高いです。
ですが、座学だけでなく実習が優れているのが特徴で、指導者に実務経験のある教師を採用しています。


※この学部はカリキュラムが6年制になっていますので、受験の際は注意して下さい。

愛知学院大学の歯学部の情報

歯科医学は口腔領域の疾病の予防、診断、治療などをして、口腔だけでなく体全体の健康を保持、増進させる医学の専門分野です。

歯学部の偏差値-45.0~50.0

歯学部の偏差値は45.0~50.0と商学部、薬学部と同じくらいの数値です。
こちらも専門性が高いので1.9ほどに落ち着いていますが、評判がよく難易度の高すぎないお勧めの学科です。

歯学部の特徴

愛知学院大学歯学部附属病院を持ち、この病院は平成13年にリニューアル後には最新設備を備えています。

年間約20万人を超える患者さんの来院実績があり、中部地区で言うと最大の歯科病院となっています。

※こちらも、歯科医師を目指すための6年制のカリキュラムとなっています。

愛知学院大学の知名度は?

愛知学院大学は、関東では知名度があるとは言えませんが、東海圏だとかなり知名度は高く評判は良いと言えます。

愛知学院大学は、「起業」をする人が多いことでも知られています。

卒業生はバイタリティがある〝学院カラー〟を持つ人材として評価されており、経営者の道へ進む人が多くなっています。

『東京商工リサーチ』が2018年に発表した「全国社長の出身大学」によると、愛知学院大学出身の社長数は2645人で全国19位でした。

都道府県別の社長出身者大学でも、愛知学院大学はトップに君臨しています。

愛知学院大学の偏差値・特徴│まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は愛知学院大学の偏差値や難易度、特徴についてみてきました。

  • 愛知学院大学の偏差値は40~52.5程度
  • 大学群『愛愛名中』の1つであり、レベルは中京大学>愛知大学>名城大学>愛知学院大学なので比較的入りやすい
  • サークル活動が盛んで、全国大会の受賞歴もある
  • 影響力のある人を輩出し、愛知学院大学出身の社長は多い

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