神戸市外国語大学は、兵庫県神戸市に位置する公立外国語大学です。
通称「神戸市立外大」と呼ばれており、「将来的にグローバルな活躍がしたい」「外国語を習得するだけではなく、さまざまな知識を吸収したい」と目指す学生が数多く在籍しています。
外国語だけではなく、外国に関する教養全般をしっかりと学ぶことができる大学として、全国的に見ても非常に知名度が高いです。
この記事では、神戸市外国語大学の受験を検討している方へ向けて、偏差値や難易度に関する情報を中心にさまざまなことをお伝えしていきます。大学の特徴をはじめ、最新の就職状況についても詳しくまとめました!
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神戸市外国語大学の基本情報
大学名 | 神戸市外国語大学 |
---|---|
所在地 |
〒651-2187 兵庫県神戸市西区学園東町9-1 |
設立年(設置認可年) | 1946年 |
大学の連絡先 | 078-794-8121 |
大学の種類 | 公立・大学(大学院大学を含む) |
総学生数(学部) | <2,105人 |
総学生数(大学院) | 162人 |
総教員数(本務者 | 77人 |
出典:大学ポートレート
神戸市外国語大学は戦後に設立された公立大学で、非常に長い歴史を誇っています。
言語だけに留まらず、国際的視野を持つ生徒を育成すること”に力を入れており、これまでに政財界・マスコミ関係をはじめ、数多くの著名なOB・OGを輩出してきたそうです。
神戸市外国語大学へのアクセス方法
神戸市外国語大学へのアクセス方法についてまとめました。
電車 |
JR「大阪」~「三ノ宮」まで新快速で約23分 阪神電車「大阪難波」~「三宮」まで快速急行で約45分 |
---|---|
飛行機 |
ポートライナー「神戸空港」~「三宮」まで約18分 神戸市営地下鉄 西神・山手線「三宮」~「学園都市」まで約23分 |
バス |
JR「舞子」~「学園都市」まで路線バスで約30分 JR山陽電鉄「垂水」~「学園都市」まで路線バスで約30分 |
車 |
第二神明道路「高丸インターチェンジ」より北へ約10分 神戸淡路鳴門自動車道「垂水JCT/IC」より北へ約10分 |
出典:チーム個別指導の大成会
神戸市営地下鉄「学園都市駅」より徒歩2分と、非常にアクセスも良好です。
学園都市駅周辺はさまざまな大学・高校があるため、多くの学生で非常に賑わっている印象を受けます。
駅前にはショッピングモール・バスターミナルがあり、施設や飲食店なども充実しているそうです。
神戸市外国語大学の特徴
それでは、神戸市外国語大学の特徴を見ていきましょう。
3点ピックアップしたので、それぞれ詳しく紹介していきます。
国内唯一の公立外国語大学
神戸市外国語大学は、国内唯一の公立外国語大学として有名です。
1949年に設置された単科の公立大学となっており、非常にアットホームな雰囲気が魅力です。
向上心の強い学生が多数在籍しているため、切磋琢磨しながら勉強に励むことができる環境だといえるでしょう。
また、キャンパス自体はとてもコンパクトで「10分ほど歩けば大学内を一周できる」という声もあがっています。教室間の移動もスムーズなので、時間に余裕を持って行動しやすいです。
さまざまな外国語や教養が身に付く
さまざまな外国語や教養が身に付くので、将来的にグローバルな活躍を目指す学生には最適な環境だといえます。
履修する授業次第では、国際関係学などを体系的に学ぶことが可能です。また、政治・経済・文化などを含め、さまざまな方面から諸外国の教養に関してもアプローチしていきます。
授業の内容やカリキュラムに対して「とても満足している」と感じている学生も多いです。講師と生徒の距離も近く、終始アットホームな雰囲気で授業が進んでいくことでしょう。
国際交流も充実
神戸市外国語大学は、国際交流も非常に充実しています。
市民の異文化理解を深めるために実施されている「神戸国際交流フェア」や「青少年国際交流キャンプ」の協力をはじめ、さまざまなイベントをサポートする機会に恵まれているとのことです。
そのほか、通訳ボランティアとして活躍できる場面もあります。
また、留学制度も整っていることから、大学生活を送るなかで「外国へ行ってみたい」「留学を検討している」という方にもおすすめです。
交換留学の枠数が他の大学と比較すると多く、留学先の選択肢も豊富ということでした。
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「神戸市外国語大学の偏差値が気になる」という方も多いのではないでしょうか?
そこで、偏差値に関する詳しい数値や難易度に関する情報をまとめました。
神戸市外国語大学の偏差値は?
神戸市外国語大学の偏差値は以下の通りです。
学科別に分けたデータを記載しています。
学部 | 学科 | 偏差値 |
---|---|---|
外国語学部 | 中国学科 | 60.0 |
外国語学部 | 英米学科 | 55.0~60.0 |
外国語学部 | 国際関係学科 | 57.5 |
外国語学部 | イスパニア学科 | 57.5 |
外国語学部 | ロシア学科 | 57.5 |
出典:みんなの大学情報
神戸市外国語大学の難易度は?
共通テスト得点率などを参考に、神戸市外国語大学の難易度を解説していきます。
神戸市外国語大学の共通テスト得点率は「72%~84%」を推移しています。
また、2019年時点の倍率に関する情報をまとめました。
- 全入試合(合計):2.6倍
- 一般入試(合計):2.6倍
- 推薦入試(合計):2.6倍
- AO入試(合計):3.6倍
総合的に見ると、神戸市外国語大学は「東京外国語大学、関西外国語大学に次ぐ難易度」だといわれています。
また、文系の国立・公立大学のなかでも非常に人気がある学校なので、受験の際には対策を十分に練ったうえで臨むといいでしょう。
神戸市外国語大学の学部は?
神戸市外国語大学の学部に関する情報をチェックしていきましょう。
各学部の特徴や強みをそれぞれまとめました。
英米学科
高度な英語力の習得をはじめ、英語圏の言語・文化・文学に関する教養をしっかりと学ぶことができる学科です。
英米などのネイティブ圏以外においても、異文化理解を深められるよう幅広い分野において授業が展開されています。
少人数のゼミにおいて、各々が決めたテーマを研究・発表される場も数多く設けてあるそうです。
グローバルな視点でのコミュニケーションスキルが身に付くので、将来的にさまざまな場面で役立つのではないかと思います。
ロシア学科
ロシア語を専門的に学ぶことができる学科で、全国的にもかなり珍しいといわれています。
基礎的なアルファベットの学習から開始し、その後は会話・文章読解能力を高めていくそうです。
文法の理解と発音を両立させることを目標に「ロシア語の運用能力を向上させる」ことを目指していきます。
また、ロシアの文化や歴史について、過去から現在に至るまでの社会情勢なども併せて学ぶことができるそうです。
中国学科
広大な中国・中国圏の多様性に対応できるよう、高いコミュニケーション能力を養っていくことを目的に設立された学科です。
激動する中国の社会情勢や経済状況に対する理解を深めるために、中国に関するさまざまな教養や知識を4年間かけて習得していきます。
また、中国語に関する授業にも力を入れているそうです。ネイティブ教員による発音指導をはじめ、文法や読解能力など4技能を訓練していきます。
イスパニア学科
ラテンアメリカを含めたイスパニア語圏の文化や歴史なども学べる機会が豊富です。
また、イスパニア語(スペイン語)に関する実用的な能力を向上させるため、言語理解をしっかりと深めていける点がメリットだといえます。
時代に応じた文献や音声教材、ネイティブ教員の指導などによって会話スキルを徐々にあげていけるでしょう。
数多くの実践を通して、イスパニア語(スペイン語)による自己表現を強化していくことを目指していきます。
国際関係学科
法律や政治、経済などの多岐にわたる専門科目が用意されています。
「国境を越えて広がっている複雑な課題や問題に向き合い、柔軟に対応できる国際人の養成」を目標としている学科です。
時事的な英語だけではなく、国際情勢や外国の政治・経済・文化を幅広く学んでいくことができます。
カリキュラムが非常に充実しており、学生の将来の夢やビジョンに合わせて適したクラスを選択できる工夫も凝らしてあるようです。
第2部英米学科
夜間(17:00~21:00)を中心に授業を行っている学科で、日中働いている学生が対象となります。
また、所属するコースに関しては「語学・英語研究コース」「英語圏文化文学コース」「法経商コース」のいずれかになっているとのことです。
授業内容や教師は英米学科とほぼ同じとなっており、在学中に勉学条件などが変更になった場合は、“通常学部への転部が可能”になります。
神戸市外国語大学の就職状況
最後に「神戸市外国語大学の就職状況が知りたい」という方へ向けて、最新の情報を詳しく解説していきます。
2020年時点での神戸市外国語大学の就職状況をまとめました。
学科 | 就職先希望者数 | 就職者数 | 就職率(%) |
---|---|---|---|
英米学科 | 116 | 112 | 96.6% |
ロシア学科 | 26 | 26 | 100.0% |
中国学科 | 38 | 36 | 94.7% |
イスパニア学科 | 36 | 35 | 97.2% |
国際関係学科 | 63 | 62 | 98.4% |
第2部英米学科 | 44 | 41 | 93.2% |
合計 | 323 | 312 | 96.6% |
出典:公式サイト
神戸市外国語大学の就職率は非常に高く、合計で96.6%となっています。
各学部において、民間企業に就職する学生が多い印象を受けますが、公務員や教員になった学生も例年数名ほど生じている状況です。
そのため、進路に関しても非常に幅広い選択肢があるといえるでしょう。
大学自体がアットホームなこともあって、就職に対するサポートも他大学と比較しても非常に手厚いように思います。
キャリアサポートセンターの体制も整備されており、学生の不安や悩みをしっかり解決に導いてくれるそうです。求人情報も充実しているという声も多いです。
神戸市外国語大学の偏差値・特徴まとめ
今回は神戸市外国語大学の偏差値や特徴、各学部の情報についてまとめました。
神戸市外国語大学は・・・・
- 兵庫県神戸市にキャンパスを置く公立外国語大学
- 少人数によるアットホームな雰囲気、集中的に学べる環境が魅力
- 全学部を通して、偏差値は“約60前後”となっている
- 言語に限らず、多様なジャンルを幅広く学ぶことができる
といった事がわかりました。
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