- 東京学芸大学入学の偏差値はどのくらい?
- 特徴って何なの?
- 卒業生の就職状況はどうなっているの?
このような疑問を全て解消します。
東京学芸大学は設立60年超で教育学部だけの単一学部の大学です。
難易度はやや高めですが、教師の道を目指す人はもちろん、幅広い分野への就職を目指す人にも要チェックして欲しい大学と言えます。
東京学芸大学が気になっている人は本記事をぜひ最後まで読んでみてくださいね!
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東京学芸大学の基本情報
東京学芸大学の基本情報を表にまとめました。
以下の表をご覧ください。
名称 | 東京学芸大学 |
---|---|
住所 | 東京都小金井市貫井北町4-1-1 |
設立 | 1949年 |
学部 | 教育学部 |
電話番号 | 042-329-7111 |
引用:東京学芸大学公式HP
1949年に東京第一師範学校と同女子部、東京第二師範学校と同女子部、東京第三師範学校、東京青年師範学校を母体に統合してできた大学で、設立60年超で、通称は学芸大や学芸、学大です。
1学年が約880名で、大学全体で約3500名の学生がいます。
アクセス
最寄り駅はJR国分寺駅で、そこから徒歩で約20分です。
次いでJR武蔵小金井駅で、そこから徒歩25分となります。
両方の駅から大学の正門や北門、東門までバスがでており、バスだと約10分で大学につきます。
東門と北門は日曜と祝日は閉じているようなので注意してください。
周囲にはコンビニが多くあるためちょっとした買い物で困ることは無さそうです。
東京学芸大学の偏差値・難易度
進学先を決める時、その大学の偏差値や共通テスト得点率、難易度の把握は最重要項目かと思います。
東京学芸大学の偏差値や共通テスト得点率とそこから分かる難易度を調べましたので結果を紹介します。
学科 | 偏差値 | 共通テスト得点率 |
---|---|---|
中等教育教員養成課程 | 50.0-60.0 | 54-84% |
初等教育教員養成課程 | 52.5-65.0 | 54-84% |
教育支援課程 | 50.0 | 54-84% |
出典:みんなの大学情報
学科によってまちまちではありますが、おおよそ平均的な学科から受験生全体の上位6.7%の学科までありました。
共通テスト得点率も難しい学科では84%となっているため、かなり難易度が高いことが分かります。
東京学芸大学を目指す場合は早い時期からしっかりと対策を練ったり勉強したりしておく必要がありますね。
東京学芸大学の学部情報
東京学芸大学は教育学部だけの単一学部ではありますが、2015年の改組によって教員養成を目的とする「学校教育系」と、教育現場の様々なニーズに応えうる人材の育成を目指す「教育支援系」に再編されています。
学校教育系(教育系)は教員免許状の取得が卒業要件となっていますが、教育支援系(教養系)は教員免許状の取得が卒業要件とはなっていません。
東京学芸大学の特徴
進学先を考えるときに進学先の特徴は把握しておきたいものですよね。
ここでは徹底調査した東京学芸大学の2つの特徴を紹介します。
- 附属学校や園が豊富
- 豊かな国際交流
それぞれ詳しく見てみましょう。
附属学校や園が豊富
東京学芸大学の教育学部の教育実習や研究の場として幼稚園、小学校、中学校、高校、特別支援学校合わせて12の付属校・園舎があります。
各学校・園はそれぞれテーマが設定されており、大学と連携して指導の理論を踏まえた様々な研究に取り組んでいます。
また、12の付属校・園舎あわせて年間1,400名の学生を受け入れて教育実習を行っています。
このような環境があるおかげで、教育学部学生は充実した実習をおくることができます。
豊かな国際交流
東京学芸大学では19の国・地域の64大学と交流協定を結んで学術交流や学生交流をしています。
そのため、常時300名程度の留学生が在籍しています。
留学生に対するチューター制度もあり、日本人学生が日本語の勉強支援や学生生活支援を行い交流を図ることもできます。
他にも以下の2つの国際交流があります。
- 交換留学
- 短期留学プログラム
この2つについて少し詳しく見ていきましょう。
交換留学
東京学芸大学では質の高いグローバルな人材を養成するために海外留学を推奨しています。
東京学芸大学でいう留学は、大学の承認を受けて海外の大学で学修することを指し、毎年40~50名程度の交換留学生が選ばれています。
期間は8~11カ月程度で、学費は東京芸術大学の学費を払いながら海外の大学で単位を取得することとなります。
留学中も東京学芸大学に在学扱いになるため、休学して海外の大学に行くようなこともしなくて良いのは嬉しいですね。
短期留学プログラム
東京学芸大学の短期留学プログラムは以下の通りです。
- 本学協定校の短期プログラム
- ISSUPプロジェクト
- キャンパス・アジアプログラム
- 海外スタディツアーを含む授業
- キャンパス・フランス 短期フランス語学留学プログラム
- ACEJ語学研修
- CIEEモナッシュ大学短期海外語学研修プログラム
- CIEEボランティアプログラム
いずれも英語や中国語、ドイツ語などを集中的に学んだり、国際交流をしたりが目的となっています。
プログラムの多さからも東京学芸大学がグローバルな人材の養成に力を入れていることが分かりますね。
東京学芸大学の就職状況
東京学芸大学の学生の就職状況はどのようになっているのでしょうか。
調べたところ、約半数の学生は教師の道へ進んでいます。
もう半数は日本人学校や保育園、公務員や企業などへ就職するか進学していました。
教師以外への就職分野は以下の通りです。
教育学習支援業 | アースキッズ株式会社、荒川区教育委員会、泉大津市教育委員会、板橋区立教育科学館など |
---|---|
官公庁 | 昭島市役所、秋田県庁、朝霞地区一部事務組合・埼玉県南西部消防本部、荒川区役所など |
医療・福祉 | 医療法人社団愛友会上尾中央総合病院、医療法人社団恵仁会366リハビリテーション病院など |
情報通信 | アイムファクトリー株式会社、一般社団法人家の光協会、インフォテック株式会社など |
宿泊業・飲食サービス業 | エスビー食品株式会社、株式会社あわしま堂、株式会社アントワークス、株式会社グリーンハウスなど |
引用:東京学芸大学公式HP
他にも様々な分野や場所に就職しています。
東京学芸大学の評判
これから東京学芸大学への進学を検討している人にとって在校生や卒業生の評判気になることかと思います。
インターネットやSNSで東京学芸大学の評判を徹底調査した結果、以下のような評判が見つかりました。
良い評判
- 授業が専門的でおもしろい
- 教員採用面に強い
- サークルが楽しい
それぞれ詳しく見ていきます。
授業が専門的でおもしろい
東京学芸大学は教育学部単一学部であるため、教育に関するあらゆる分野のスペシャリストが集っています。
そのため、教育に関する知識から実践まで幅広く学ぶことができます。
教育学分野の一流の教師陣の授業は質が高く、毎回新しい知識を得ることができるため、学ぶことがたくさんあることに満足している学生が多いようです。
付属校・園舎の生徒や園児を身近な教材として学ぶことができるのもポイントのようでした。
教員採用面に強い
教育部単一学部の大学だけあって、教員採用において、東京学芸大学卒というのは大きな武器になるという声が多くありました。
進路相談の相談員も教員就職関連の方が多くおり、教員就職に向けた支援も手厚いことが伺えます。
また、教師力養成特別講座(万ゼミ)という、有料ですが論文添削や面接指導等、教員採用試験対策のための指導を受けることもできます。
他にも教員採用試験まで様々な講座や模試などがあるため、採用決定まで万全の体制で臨むことができそうですね。
サークルが楽しい
東京学芸大学には120を超えるサークルがあります。
これだけ多くのサークルがあることから自分に合ったサークルが見つかって、学業と両立した楽しい4年間を過ごすことができるとの声が多くありました。
また、サークルを通して態度や言葉遣いなど、社会に出ても通じるような基礎・基本を身につけることが出来たと感じている在校生や卒業生も多くいました。
その結果なのか、就職活動においても言葉遣いを褒められたり態度がしっかりしていると評価されたりすることもあるようです。
悪い評判
- 設備が古い
- 教師にならない場合の就職支援が弱い
それぞれ詳しく見ていきます。
設備が古い
歴史のある大学ですのである程度しょうがない部分もあるとは思いますが、設備の古さに対する不満の声がちらほらありました。
例えば「屋外のトイレや部室の老朽化が目立つ」「コンクリート打ちっ放しの構内が冬でも風通りが良いので寒い」などです。
ただし「専門的な設備が充実している」「図書館や学生研究室など勉強に使える施設がたくさんあり掃除も毎日されていて綺麗」など設備の良さや綺麗さに満足している在校生や卒業生がいるのも事実です。
また、適宜改修もされているようでしたので気にしすぎることはないのかもしれません。
教師にならない場合の就職支援が弱い
東京学芸大学の悪い評判の中には「教師以外の職につくときの就職支援が弱い」といった声がありました。
教師になる学生が多いことが原因でこのような声になったようでした。
しかし、先程の就職状況を見れば結果は明らかで、大学院進学を除いても約半数の学生は教師以外の職についています。
就職支援としても自己分析、企業研究、企業・官公庁学内説明会、エントリーシート指導など一般に大学で行われているような支援は十分に行われているからこその結果ですので、そこまで気にすることもなさそうですよ。
東京学芸大学の偏差値や難易度、就職状況のまとめ
東京学芸大学の偏差値は50-65と学科によって差はあり、共通テスト得点率も54-84%とばらつきがありました。
平均以上に難しいことは間違いないため、しっかりと準備をしておくことが必要と言えます。
約半数の学生は教師になりますが、もう半数は幅広い分野の企業や保育園などへ就職でした。
グローバルな人材の養成に力を入れており、様々な形でも留学を推奨しているのは魅力的でしたね。
本記事を読んで東京学芸大学に興味がわいた場合はパンフレットを取り寄せたり早速公式ホームページをチェックしてみたりと行動に移してみてくださいね!
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