琉球大学の各学部の偏差値や難易度は?就職状況などもご紹介!

琉球大学の各学部の偏差値や難易度は?就職状況などもご紹介!

琉球大学は沖縄県中頭郡西原町に本部を置いており、理系を中心とした7つの学部から構成される日本最南端の総合大学です。

また、広大な敷地面積を有したキャンパスが点在する琉球大学は県内唯一の国立大学です。

今回は琉球大学の学部・学科ごとの偏差値や、就職や進路について詳しくご紹介します。

琉球大学を受験しようと思っている方や、琉球大学の学部・学科について詳しく知りたい方などはぜひご覧ください。

琉球大学の基本情報

琉球大学
名称 琉球大学
国立私立 国立大学
住所
アクセス
  • 千原キャンパス
    〒903-0129 沖縄県中頭郡西原町千原1
  • 上原キャンパス
    〒903-0125 沖縄県中頭郡西原町上原207
学部と偏差値
  • 人文社会学部:45.0
  • 国際地域創造学部:42.5~47.5
  • 教育学部:45.0~50.0
  • 理学部:45.0~47.5
  • 医学部:50.0~65.0
  • 工学部:42.5
  • 農学部:45.0

出典:パスナビ
公式HP:琉球大学

琉球大学の特徴は?

首里城から見た那覇市

琉球大学は、総面積が東京ドーム27個分と言われるほど巨大なキャンパスを有している総合大学です。

7つの学部で構成されるこの大学は豊かな自然に囲まれた場所にあり、敷地面積を活かした多くの大規模な研究施設を保持しています。

また、琉球大学は様々な部活やサークルが存在し、中には、ダイビングサークルやウィンドサーフィン部などといった綺麗な海に囲まれた沖縄だからこそできるものもあります。

そのため、課外交流を通じて他の大学では味わえない充実した学生生活を送れるでしょう。

特徴1:琉球大学ならではの講義「琉大特色」

琉球大学の取得必須単位は大きく別けて「共通教育科目」と「専門科目」ですが、特に前者の科目群の中で特徴的な講義として、「琉大特色」というものが挙げられます。

これは、沖縄地域の海の生態や物理学的始点から見た大気環境、地学などの現像について幅広く取り扱う琉球大学ならではの講義です。

琉球大学は他の大学と違いキャンパスそのものが学びの街として機能するほど広大であり、自然と共存する環境だからこそ学ぶ価値の高い講義と言えるでしょう。

特徴2:広大な敷地を活かした研究施設

琉球大学は広大な敷地面積を有していることから充実した研究施設が多く存在し、沖縄県の研究活動に置いて欠かせない重要な機関となっています。

ほかにも、「風樹館」と呼ばれる琉球大学独自の博物館も設置してあるため、これまでの研究活動で収集した展示品や希少生物の剥製標本などといった貴重な資料を見学することが可能です。

また、地下1階から3階まである附属図書館は毎月1万冊以上の資料を受入しているほどの巨大な施設なため、講義や課題での活用はもちろんのこと、県内外の研究者にも利用されています。

特徴3:県外出身者との交流

琉球大学は沖縄県民だけでなく、北海道や九州を始めとする県外地域からの学生も多くいるため、多様性に富んだ環境であることがうかがえます。

出身に関係なく幅広い交流関係を持つことにより、沖縄独自の文化や言葉を再認識したり他の地域の文化を学ぶことが出来るでしょう。

加えて、大学の敷地面積が広くサークルや部活といった課外活動も数多くあるので、充実したキャンパスライフを送れるはずです。

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琉球大学の各学部別偏差値・就職状況

ここでは、琉球大学の偏差値や特徴、取得可能な資格や就職・進路状況などを学部ごとに詳しく紹介していきます。

自分の目指す学部・学科の偏差値や就職先状況、取得可能な資格なども合わせてご参考ください。

人文社会学部

人文社会学部は、国際法政学科・人間社会学科・琉球アジア文化学科の3学科からなる学部で、専攻ごとの偏差値は以下の通りです。

国際法政学科 50.0~54.0
人間社会学科 50.0~53.0
琉球アジア文化学科 50.0~53.0

人文社会学部は哲学や心理学、教育学などをはじめ、歴史学や言語学などといった学問を用いて平和社会の形成を試みる学部です。

実生活や社会においての諸問題を正確に捉え対処できるような人材や、文化的・環境的側面から物事を探求できる人材の育成を目指している人文社会学部は、教員になりたい方はもちろんのこと、心理学を研究したり認定心理士になりたい方にもおすすめです。

おもな進路

  • 国家公務員・地方公務員などの行政職
  • 金融・保険や流通、情報や旅行・観光関連などの一般企業
  • 福祉関連業界(人間社会学科)
  • 中学校・高等学校の教諭
  • 大学院への進学

国際地域創造学部

国際地域創造学部は、国際地域創造学科の1学科からなる学部で、専攻ごとの偏差値は以下の通りです。

国際地域創造学科 50.0~53.0

国際地域創造学部では、地域社会においての課題を国際的な視点に立って解決できる人材を育成しています。

経営学や経済学といった基礎的な学問から地域文化の研究まで幅広く取り扱っている国際地域創造学部は、地理学や歴史学の観点からフィールドワークを通して「人間」とは何かを学びます。

おもな進路

  • 国家公務員・地方公務員などの行政職
  • 金融・保険や流通、情報や旅行・観光関連などの一般企業
  • メーカー・インフラ業界
  • 福祉関連業界
  • 中学校・高等学校の教諭
  • 大学院への進学

教育学部

教育学部は、小学校教育コース・中学校教育コース・特別支援教育コースの3コースからなる学部で、専攻ごとの偏差値は以下の通りです。

小学校教育コース 50.0
中学校教育コース 55.0
特別支援教育コース 48.0~50.0

学校教育教員の育成を行っている教育学部では、「沖縄の子どもの学びと育ちを支える」という合言葉を掲げて、学校教育に必要不可欠な知識や技能などを学習します。

教員としての技術はもちろんのこと、教育課題と向き合って実社会が抱える問題を解決できる人材を育成しています。

理学部

理学部は、数理科学科・物質地球科学科・海洋自然科学科の3学科からなる学部で、専攻ごとの偏差値は以下の通りです。

数理科学科 49.0~53.0
物質地球科学科(物理系) 48.0~53.0
物質地球科学科(地学系) 48.0~53.0
海洋自然科学科(科学系) 49.0~53.0
海洋自然科学科(生物系) 51.0~54.0

理学部では、科学知識を用いて地域社会の発展を目指したり教育現場においての科学研究分野を日々発達させる試みを行っています。

人類の共通言語である科学や数学、物理学などの学問分野を基盤とし、沖縄の海洋特性を活かした専門的な研究も展開している理学部は、サンゴ礁の生態調査や分子生物学的解析も行っています。

おもな進路

  • 国家公務員・地方公務員
  • 中学校・高等学校の教諭
  • 情報通信業
  • 製造業(半導体、電気、機械等)
  • 学術研究,専門・技術サービス業
  • 金融・保険業
  • 大学院への進学

医学部

医学部は、医学科 ・保健学科の2学科からなる学部で、専攻ごとの偏差値は以下の通りです。

医学科 67.0~70.0
保健学科 54.0~56.0

医学部では、発展する現代医学の知識と技術を学び、高い専門性を発揮し国際的にも活躍できる医師や医療従事者の輩出を行っています。

高度な医療技術をはじめ、地域医療水準の向上や医療人材の増員などを積極的に行っている医学部では、広大なキャンパスを持つ琉球大学のメリットを存分に生かした環境で勉学に励むことができます。

おもな進路

  • 医師
  • 看護師
  • 保健師
  • 助産師
  • 臨床検査技師
  • 大学院への進学

工学部

工学部は、機械工学コース・エネルギー環境工学コース・電気システム工学コース・電子情報通信コース・社会基盤デザインコース・建築学コース・知能情報コースの7コースからなる学部で、専攻ごとの偏差値は以下の通りです。

機械工学コース 47.0
エネルギー環境工学コース 47.0
電気システム工学コース 47.0
電子情報通信コース 47.0
社会基盤デザインコース 47.0
建築学コース 47.0
知能情報コース 47.0

工学部では、それぞれの専門分野に分けて工学知識を学習しており、人類が築き上げた知的情報技術を活用して地域社会や実生活を向上させられる人材の育成を行っています。

また、電気やガスなどの実生活に結びついたインフラ業をはじめ、建築学などの日常において必要不可欠な仕事に結びつけることも可能です。

おもな進路

  • 国家公務員・地方公務員などの公務員
  • 情報通信業
  • 電気・ガス等のインフラ業
  • 製造業
  • 建設業界
  • 大学院への進学

農学部

農学部は、亜熱帯地域農学科・亜熱帯農林環境科学科・地域農業工学科・亜熱帯生物資源科学科の4学科からなる学部で、専攻ごとの偏差値は以下の通りです。

亜熱帯地域農学科 51.0~54.0
亜熱帯農林環境科学科 51.0~54.0
地域農業工学科 49.0~54.0
亜熱帯生物資源科学科 51.0~54.0

農学部では、食糧生産や環境改善・資源保全などの人類が抱えている共通の課題に対処できる人材を育成しています。

特に、琉球大学農学部では亜熱帯という沖縄の特徴を活かした農学研究と、亜熱帯生物資源の開発・利用などといった他の大学ではなかなかできない実問題を通じて学習することができます。

おもな進路

  • 農業振興関連の技術系専門職公務員
  • 農業協同組合(JA)や農機具メーカー、食品・飲料・酒類企業
  • 農業・林業や環境保全の現場
  • 大学院への進学

琉球大学入試の難易度・偏差値や倍率は?

学部 偏差値 得点率 一般倍率(2020)
人文社会学部 50.0~54.0 59%~69% 2.3
国際地域創造学部 50.0~53.0 54%~66% 1.8
理学部 48.0~54.0 52%~69% 2.4
医学部 54.0~70.0 62%~84% 4.7
工学部 47.0~50.0 51%~72% 3.0
農学部 49.0~54.0 46%~66% 2.8

琉球大学には上記2つの入試方法があり、一般選抜・特別選抜(学校推薦型選抜)ともに、それぞれ個別の試験規定が設けられています。

中でも、多くの学生が利用する一般選抜(共通テスト)の得点率や偏差値は学部ごとに大きく異なるため、51%前後~84%前後と広範囲にわたります。

琉球大学に限らず医学部は難易度や倍率が上がりやすい傾向にありますが、その他の学部は中堅レベルの難易度ですので、国立大学の受験対策に特化して勉強を行いましょう。

琉球大学の評判・口コミは?

首里城のシーサー

こちらでは琉球大学のキャンパスライフや施設、授業についての評判・口コミを紹介していきます。

ぜひ、実際に琉球大学に通っている学生のリアルな声を参考にしてください。

琉球大学の良い評判・口コミ

  • 多文化交流ができる
  • 図書館が大きくてきれい
  • 豊かな自然に囲まれた好立地なキャンパス
  • 種類豊富なサークル
  • 琉球大学の悪い評判・口コミ

  • 敷地が広すぎて移動するのに時間がかかる
  • 車通学者が多く駐車場が比較的埋まりやすい
  • 大学周辺に店がない
  • 就職支援が弱い
  • 広大な敷地面積をもつ琉球大学は、広すぎるがゆえ移動するのに時間がかかってしまうという点について不満を抱く声がある一方で、自然あふれる豊かで綺麗な眺望を高く評価する声も見受けられました。

    また、前述したような附属図書館の利便性の高さや蔵書数の多さ、貴重な資料など、研究環境面においても比較的良い印象を抱く方が多いようです。

    一方で、離島という問題から他県への就職支援が弱く相対的に見て地元の就職が主力なため、県外の就職を視野に入れる方は主体的に行動を起こす必要があるようです。

    琉球大学の偏差値・特徴まとめ

    琉球大学は合計7学部で構成されている県内唯一の国立大学であり各学部ごとに偏差値や特徴は異なりますが、自然豊かな環境の中で学生生活を過ごしたい方には最適です。

    また、広大なキャンパスを有する琉球大学は充実度の高い研究施設を数多く保有しており、勉学に励みやすい環境が整っているため大学院生にもおすすめでしょう。

    そのため、まだやりたいことが見つからなかったり何をしようか迷っている方はぜひ、様々な分野に挑戦できる総合大学ならではの強みを活かして、琉球大学を目指してみてはいかがでしょうか?

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