より高いレベルの大学を目指している浪人生や大学受験の際に浪人を経験した就活生にとって、「浪人の経験が就職活動にどういった影響をもたらすのか」というのはとても気になる部分だと思います。
この記事では浪人生の就職活動に対する不安を解決するために、「浪人経験が就職活動に与える影響」や「浪人経験者が注意するべきポイント」について解説していきます!
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大学受験で浪人すると就活で不利になるのか?
浪人生・浪人経験者が最も心配していることは、「浪人したことがあるという経歴が就職活動において不利に働いてしまうのではないか」ということだと思います。
企業や人事担当者が浪人の経験についてどういった印象を持つのか、不利に働くことがあるのかどうかについて解説します。
就活では2年遅れまで新卒!?
単刀直入に言って、浪人すること自体は就職活動においてほとんど影響がありません。
というのも、多くの企業が二浪までは他の新卒と完全に同じ扱いをしており、浪人経験を問題視しない傾向にあるからです。
基本的に浪人経験が就職活動に悪影響を及ぼすというのは学生間で広まっているイメージであって、多くの場合では不利に働くことはないようです。
全く同じ条件の学生がいた場合、企業によってはもしかすると現役生の方が有利かもしれませんが、自分なりの唯一無二の自己アピールをすることが出来れば問題なさそうですね!
・二浪以内であれば就活には全く影響しない!
就活では学歴が高いほうが有利
なぜ浪人しても就職で不利になることが少ないのでしょうか?これには、日本が「学歴社会」であることが関係しています。
浪人によって今入れる大学よりもワンランク上の大学に入ることができれば、1年分のマイナスを取り戻すことは十分可能です。
基本的には他の学生と同じく新卒として就活することになるので、学歴などの選考における基準も同じ扱いになります。
日東駒専よりもMARCH、MARCHよりも早慶上智の学生の方が高学歴となるため、より満足のいく就職先を獲得しやすいでしょう。
自分の将来まで考えて目標を設定することができれば浪人中の勉強も捗りそうですし、いざ就活するときにも受験時の自分の頑張りに自信を持てるはずです。
・浪人したことによるマイナスよりも、よりレベルの高い大学に入ったプラスの方が大きい!
浪人経験者でも企業から見れば他の学生と同じ?
浪人経験者も現役入学した学生たちと全く同じ新卒採用を受けることになるため、当然ながら企業が求めていることも同じです。
企業が就活生を選ぶ際に見ていることは、「いかに企業にプラスをもたらせるか」です。
これは会社の直接的な利益に限ったものではなく、採用担当者が会社にとってプラスだと考えること全てが該当します。
「うちに就職したら社内の雰囲気を良くしてくれそう」や「将来的にはリーダーを任せられそう」など、一見会社の利益に直接は関係なさそうなことでも、採用担当者はしっかりと評価してくれます。
採用担当者がプラスに捉えてくれそうな自分の強みをしっかりとアピールすることこそが、就職活動において最も重要なことなのです。
・他の就活生と同様に、自分の強みをしっかりアピールすることが重要!
浪人経験者だからこそのアピールポイント
浪人経験は必ずしも就職に不利にならないことが、これまでの解説でわかっていただけたと思います。
むしろ、浪人経験者だからこそ持つ挫折経験・頑張った経験は唯一無二のアピールポイントとなって就職活動において有利に働くことすらあるでしょう。
今から、浪人生ならではのアピールポイントについて解説していきます。
①目標に向かって継続的に努力できる。
浪人期間というのは、先の見えない不安との戦いです。
思うように成績が伸びず苦しい思いをしたり、長い浪人生活のストレスやプレッシャーに悩まされたりしたこともあったと思います。
しかし、継続的に努力をし続けたからこそ成長することが出来て、目標を達成することができたのではないでしょうか。
浪人生活の中での受験勉強という辛く長い戦いを他の現役生と比べて1年以上長く続けた経験は、就職活動だけでなく社会に出た後も必ず役に立ちますし、採用担当者にも好印象を与えるはずです。
②大きな挫折と立ち直った経験をしている。
浪人経験者の多くは、現役の時に満足の行く結果を得られなかったという大きな挫折を経験しています。
努力を積み重ねてもなお第一志望には届かなかった、希望する大学に入れなかった、そういった挫折の経験は他の学生に無い貴重なものです。
ただし、就職活動においては挫折の経験だけでは不十分です。
就職活動では、「どのような挫折をしたか」よりも「挫折からどのようにして立ち直ったか」のほうがより重要視されます。
なぜ現役合格に至らなかったのかの反省や、反省点をどのように改善していったのか、どう努力した結果合格に至ることができたのかなど、自身の経験を具体的にまとめておくといいでしょう。
採用担当者は挫折を乗り越えたエピソードから精神的なタフさ・問題解決能力などを見出してくれます。
また、苦しい中でも頑張りぬいたという経験は会社にプラスをもたらすと判断されることでしょう。
他にも、「浪人という人生の大きな決断をする力」など現役生にはない経験を上手くアピールすることで、採用担当者に好印象を与えられるはずです。
・浪人したことによる経験をアピールして、他の学生と差別化する。
大学受験で浪人した人が就活で注意するべきポイント
浪人の経験が就職活動においてほとんど影響がない・不利には働かないことを解説してきましたが、かと言って全くノーリスクというわけではありません。
1年以上の空白期間が生じている以上、就職活動で気をつけなければならない点はいくつか存在します。
このチャプターでは、浪人生が就職活動に取り組む際注意するべきポイントについて解説していきます。
3年以上遅れないようにする
最初のチャプターで「浪人経験は2年以内であれば就職活動に全く影響しない」と説明しました。
逆に言うと、「3年以上の遅れ」は就職活動において不利に働く場合があるということです。
これは必ずしも三浪に限った話ではありません。
一浪、二浪であっても、留年期間や休学期間などと合計して3年以上の空白が生まれてしまうと、就職活動に影響する場合があるのです。
海外留学のための休学など、目的を持った遅れはかえってプラスに捉えられることも多いですが、怠惰の結果留年したとなると浪人以上のダメージが発生します。
留年した理由を正しく説明できないと「だらけていた結果留年した」とみなされ、それに伴って浪人の理由も怠惰によるものではないかと捉えかねられません。
浪人期間中の努力なども疑問視されるようになり、結果として不採用となってしまうことも多いようです。
留年・浪人・休学は最小限に留め、してしまった場合も理由についてはきちんと話せるようにしておきましょう。
・浪人、留年、休学で合計3年以上遅れないようにする。
・特に、全く目的の無い留年はしないように注意する。
周りの就活生とは年齢が合わない
大きな問題ではありませんが、年齢の違いについては意識しておく必要があるかもしれません。
大学時代にも同じ状況にあるのだから関係ないと考える人も多いかもしれませんが、就職活動で一緒になる他の学生の殆どは初対面です。
最近ではグループワークやグループディスカッションなど他の参加学生と協力して取り組む課題も増えています。
もしそこで年齢を理由に浮いた存在になってしまうと非常にもったいないです。
しかし、年上らしくイニシアチブを取ってグループ課題を成功に導くことができれば、むしろ自分の評価を高めることに繋げられるでしょう。
・グループ課題では率先してアクションし、年上らしい振る舞いを心がける。
就職先を焦って決めない
浪人経験者に限らず、就職活動に悩む多くの学生が最初にもらった内定に飛びついてしまいます。
しかし、内定をもらった際に落ち着いてその会社が本当に自分に合っているかをじっくり吟味することは、自分の将来を考える上でとても重要なことです。
浪人経験者は就職活動において不利ではないということが分かっていれば、心に余裕が持てて自分に最適な就職先を焦ることなく追求できるでしょう。
ただし、内定保持にも期限があるので、悩みすぎて期限を逃すことがないように気をつけましょう。
・内定先企業が本当に自分に合っているかどうか慎重に吟味する。
・浪人しても、就職活動には不利に働かないということを覚えておく。
浪人経験者が有利に就活を進めるためには?
ここまでで、浪人経験は就職活動において不利にならないこと、浪人経験者が持つべき意識や心構えについて解説しました。
このチャプターでは浪人経験者が就職活動で取るとよいアクションについて具体的に解説していきます。
浪人中の成果を答えられるようにする
浪人生が就職活動を有利に進めるために最も重要なことは、浪人の成果を説明できるようになることです。
浪人生活の中で、自分が何を経験してどういったところを改善し、どれだけの成果を上げるに至ったのかをできる限り具体的にまとめておくといいでしょう。
先のチャプターで説明した「挫折と立ち直りの経験」や「努力の経験」はもちろん重要です。
その経験を経て得た成果を、明確に説明することが出来れば、挫折からのリカバリー力をより分かりやすくアピールできるでしょう。
そのためには、その浪人経験における工夫・成果を数字を用いて説明できるようになることが必要です。
有名企業の中には、エントリーシートの中で「自分が成し遂げたことを具体的な数字を用いて説明してください」といった課題を設けているところもあります。
具体的な偏差値・点数を提示することができれば、自分の努力の成果を目に見える形で提示することができるでしょう。
逆に言うと、具体的に説明できなければ浪人中の努力・成果を疑問視されることにも繋がりかねないため、しっかりと準備を整えておくのがおすすめです。
・浪人中の経験、成果を数字を用いて具体的に説明できるように準備しておく。
年相応の落ち着きをアピールする
先のチャプターでも年齢について説明しましたが、現役生との年齢差についても効果的に利用することが可能です。
一年以上大きな苦労をした経験もありますし、年下の中に置かれても自分の力を遺憾なく発揮することができるとアピールすることができれば企業側はむしろ好意的に捉えてくれるはずです。
逆に、年齢の割に子供っぽい振る舞いが目立つようだと企業は敬遠してしまうかもしれません。
ただ、落ち着きすぎていても積極性がないと捉えられたり、完成されていて伸びしろが少ないと判断されることもあります。
性格は人それぞれですが、就職活動においては新卒らしいフレッシュさと年相応の大人の振る舞いを心がけるといいでしょう。
・年上らしい大人の振る舞いで他の学生との差別化を図る。
・新卒らしいフレッシュさも大切にする。
高校の同級生からアドバイスをもらう
高校の同級生は、身近かつつい最近まで就活生だった就職活動の先輩です。
具体的な就職活動・社会人生活の経験を聞くことはもちろんのこと、意識していたことやより細かい企業の情報を聞くのもいいでしょう。
業界や企業によって課題や採用活動の進め方に特徴があるため、自分が志望している業界・企業になるべく近い人が望ましいですが、就職活動の基本的なポイントはどこも共通しているはずです。
また、OB・OG訪問先として最もハードルが低いとも言えます。
「同い年の先輩」ということで多少やりにくさは感じるかもしれませんが、大学の先輩に聞くよりも聞きやすいと思いますし予行演習としてもぴったりでしょう。
こういった存在は浪人経験者ならではの貴重なもののため、身近に高校の同級生がいる浪人経験者はぜひ頼ってみてください。
・高校の同期は浪人生の就活におけるキーパーソン。積極的にアドバイスをもらう。
まとめ|大学受験で浪人すると就活で不利になる?
浪人経験が就職活動に及ぼす影響や注意するべきポイントについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
いくつか注意するべき点はありましたが、心配するほどの不利は無いようですね!
むしろ辛く苦しい浪人生活を乗り越えた経験は、必ず就職活動の中でも活きてくるはずです。
大学受験と同様、就職は人生のゴールではありません。
明るい未来のために、本当に自分に合った企業を見つけることができれば満足の行く内定へグッと近づくはずです。
頑張って就職活動をしている皆さんの活躍を心より願っています!
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役に立つコラムが沢山あるので是非参考にしてみてください!
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