県立広島大学の各学部の偏差値や難易度は？就職状況などもご紹介！

県立広島大学は2005年に設置された広島県広島市南区に本部を置く公立大学で、「県大（けんだい）」という略称で呼ばれることもあります。

地域創生学部と生物資源環境学部、保健福祉学部という３つの学部を有し、「地域にねざした、県民から信頼される大学」を基本理念として様々な研究、教育活動を行っています。

今回はそんな県立広島大学の偏差値や各学部の特色、卒業生の進路、学費などについて幅広くご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

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県立広島大学の基本情報

引用：県立広島大学 公式HP

県立広島大学の偏差値と特色

ここでは、県立広島大学各学部の偏差値と特色をご紹介していきます。

参照：パスナビ

県立広島大学の偏差値は地域創生学部で50.0、生物資源科学部で45.0～47.5となっており、難易度は標準的かそれよりやや下であると言えます。

健康福祉学部については、個別学力検査の際に5教科7科目の試験を課されないので、偏差値が算出されていません。

倍率については、地域創生学部の3.4倍が最も高く、標準的な大学よりも高倍率となっていますが、他の2学部は標準並みか、標準以下です。

それでも少なくとも2人に1人は落ちるという大変な状況ですので、受験生は気を引き締めて勉強しましょう。

次からは3つの学部についてそれぞれご紹介していきます。

地域創生学部

地域創生学部はデータサイエンスや健康、文化、経営の領域から地域創生を目指すことができる学部で、「地域文化コース」と「地域産業コース」、「健康科学コース」という3つのコースに分けられます。

地域文化コースでは「文化継承」と「多文化共生」をテーマとして、外国語を用いたコミュニケーション能力や他国の文化への理解を使い、未来に引き継ぐべき地域の文化を世界的な視野を持って考え、地域と世界のために動ける人材の養成を行っています。

地域産業コースでは、企業や行政、NPOなどといった様々な組織の活動を支える人材、すなわち情報システムの企画から開発、運用まで行うことで企業ひいては社会の情報化をより一層促進することができるエンジニアや情報化推進者を養成しています。

健康科学コースでは、「食・運動・生体」をテーマとして、健康で豊かな人間生活の実現を目指し、現代の日本社会におけるQOLの向上や生涯にわたる健康の増進と維持に関して、自分以外の人々と力を合わせて積極的に行動を起こせる人材を育成しています。

生物資源科学部

生物資源科学部は、豊富な自然に囲まれたキャンパスを活かした生命や環境に関わる様々な問題や食と農業に関わる地域の課題の解決を実践することで、学生に人間の生存に結びつく分野の知識や技術を学ばせ、持続可能な社会の形成に寄与する人材を養成しています。

また、生物資源科学部には「地域資源開発学科」と「生命環境学科」という2つの学科があります。

地域資源開発学科は、「農」と「食」に関して農食マネジメント系、食品分析開発系、農業生産開発系という3つの専門科目群を置き、企業や行政、NPOなどの実務で活かせる知識や技術、さらに経営に関する専門的な知識を身につけ、エビデンスに基づいた判断やマネジメントを実践できる人材を養成しています。

生命環境学科はバイオテクノロジーやライフサイエンスに関する専門知識や生物の生存環境の保全、持続可能な社会の形成などについて専門的な技術や知識を得て、医薬品や食品など分野で活躍したり、資源の循環利用に関する分野で活躍したりできる人材を育てています。

保健福祉学部

保健福祉学部は、学生が福祉、医療、保健に関しする技能や知識を習得し、他の専門職とも協業して作業に取り組むことができる能力を持つことを目標としています。

保健福祉学部には「看護学コース」、「理学療法学コース」、「作業療法学コース」、「コミュニケーション障害学」、「人間福祉学コース」、「コース選択制」があり、それぞれのコースで保健師や看護師、作業療法士、社会福祉士、理学療法士、言語聴覚士、精神保健福祉士などの国家資格取得を目指すことができます。

コース選択制は、コースを決めずに入学後1年の前期においては様々な分野に広く目を向け、知識を習得しながら自分の方向性を見極め、前期終了時に1年後期より所属するコースを決めるというコースです。定員や6人と非常に枠が狭くなっていますが、その分各コースでどんなことを学ぶのか見た上でコース選択ができるので、明確に入りたいコースが決まっていない方には非常にオススメです。

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県立広島大学の卒業生の進路

ここでは、県立広島大学の卒業生の進路についてご紹介します。

参照：県立広島大学 公式HP

表を見ると分かるように県立広島大学の卒業生のほとんどは就職という道を選択しており、2020年度は就職を希望した学生の全てが一般企業や行政など多様な組織に所属することに成功しています。

一方で、少数ですが進学された方もいます。

進学された方の具体的な進学先には県立広島大学大学院や、広島大学大学院などがあります。中には東京大学や京都大学、大阪大学、九州大学などと言った旧帝大の大学院に進学する方もいるようです。

県立広島大学の学費

以下は県立広島大学の検定料と入学金、授業料を掲載した表になります。

参照：県立広島大学 公式HP

県立広島大学は、広島県が設置する公立大学ですので、広島県内に住む方とそれ以外の方で入学金に違いがあります。

しかしながら、授業料は県内の学生・県外の学生問わず535,800円と一般的に年間の学費が100万円を超える私立の大学に比べて大幅に安くなっています。

県立広島大学の入試形式

県立広島大学では、国内の受験者向けに一般選抜（前期・後期）、学校推薦型選抜、生物資源科学部でのみ総合型選抜が行われます。

また、県立広島大学では独自の取り組みとして「県立広島大学・地域への志向性」というものが実施されます。大学が実施する公開講座や高大接続事業等などを通じて受験生自身が感じた課題をどのように大学での学びにつなげられるか考えを書いた「評価申請書」を提出することで、最大5点までの加点を受けられるという制度です。

たった1点の差で不合格になるシビアな戦いの中、タダでうまくすれば5点も得られるというのは非常においしいですので、受験生はぜひ活用しましょう。

県立広島大学についてのまとめ

いかがだったでしょうか？

今回は県立広島大学についての情報をまとめてご紹介しました。
おさらいすると、以下のようになります。

県立広島大学は、偏差値は45から50なので標準的な難易度の大学ですが、1つひとつの学部は多岐にわたるコースを有し、知的刺激に溢れる環境を学生に提供していますので、そういった環境で勉学に励みたいという方はぜひしっかり勉強して入試にチャレンジしてください。

最後に、ヨビコレでは他にも広島県内の大学やその他の国公立大学の情報、効率的な勉強方法など受験生に役立つ情報を様々ご紹介していますので、是非ご利用ください。

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