八戸工業高等専門学校は青森県八戸市にある、青森県初の工業系の国立高等教育機関です。
通称は「八戸高専」です
設立は1963年です。
本科1学科4コース、専攻科1学科専攻4コースを要し、工学系の学問を深く学ぶことが出来ます。
また、高専としては初めての4学期制を採用しているのも特徴的です。
今回はこの八戸工業高等専門学校について詳しくご紹介していきます。
目次
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八戸工業高等専門学校の基本情報
高専の基本情報
まずは高専とは何かということをご紹介していきます。
高等専門学校は、実践的・創造的技術者を養成することを目的とした高等教育機関で、全国に57校あります。
普通の高校とは異なり、5年間の一貫教育が行われ、実験や実習が重視されています。
また、本科は5年間で、卒業後更に高度な技術教育を受けるために2年間の専攻科を設置しています。
高等専門学校本科卒業後は、就職はもちろん一般大学に3年生として編入することも可能となっています。
参照:文部科学省HP
八戸高専の基本情報
高専の基本的な特徴が分かったところで、八戸高専の基本情報についてもお伝えしていこうと思います。
名称 | 八戸工業高等専門学校 |
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所在地 | 〒039-1192 青森県八戸市田面木字上野平16-1 |
電話番号 | 0178-27-7223 |
アクセス | JR八戸駅下車後市営バス乗り換え、「高専前」バス停で下車 |
設置学科、コース |
本科:産業システム工学科
専攻科:産業システム工学専攻 |
偏差値 | 64 |
八戸高専の本科は1学科4コースを設置していますが、4年次からはコースの中からさらに新たな履修コースに分かれることになります。
コースの定員は各40名、学科全体で160名です。
八戸工業高等専門学校の偏差値・倍率
八戸高専を受験しようと考えている方は偏差値や倍率などが気になっているのではないでしょうか。
早速ご紹介したいと思います。
偏差値
産業システム工学科 | 64 |
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八戸高専の偏差値は64で青森県内では4/168位、全国では762/10053位となっています。
数字だけ見ても十分高いといえますが、一般的な高校と異なり、技術的、専門的な知識を学ぶので偏差値では計り知れない能力をもった学生が集っていると考えられるでしょう。
募集定員
機械システムデザインコース | 40名 |
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電気情報工学コース | 40名 |
マテリアル・バイオ工学コース | 40名 |
環境都市・建築デザインコース | 40名 |
入試内容
推薦入試 | |
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一般入試 | |
帰国子女特別選抜入試 |
八戸高専の入試は推薦で不合格だった場合でも、一般入試を受けなおすことが出来ます。
倍率
推薦入試
機械システムデザインコース | 1.4倍 |
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電気情報工学コース | 1.6倍 |
マテリアル・バイオ工学コース | 1.4倍 |
環境都市・建築デザインコース | 1.5倍 |
推薦入試の定員は入学定員の50%以内となっています。
参照:青森県高校受験情報サイト
一般入試
機械システムデザインコース | 1.8倍 |
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電気情報工学コース | 3.3倍 |
マテリアル・バイオ工学コース | 3.5倍 |
環境都市・建築デザインコース | 2.6倍 |
参照:青森県高校受験情報サイト
八戸工業専門高等学校の大学編入先
八戸高専の学生たちは卒業後どのような大学に編入しているのでしょうか。
2019年の大学合格実績を一部ご紹介します
長岡技術科学大学 | 6名 |
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岩手大学 | 6名 |
東京農工大学 | 3名 |
東京都立大学 | 2名 |
豊橋技術科学大学 | 3名 |
北海道大学 | 2名 |
電気通信大学 | 2名 |
筑波大学 | 2名 |
東京工業大学 | 1名 |
東京大学 | 1名 |
東北大学 | 1名 |
編入先の大学を見てみると、やはり技術科学大学への進学が多いようです。
技術科学大学は高専からの3年次編入生を主に受け入れている大学で、学部から修士課程までの一貫教育が特色のため、大学院に進学する比率が他の大学に比べても高いです。
技術科学大学の目的は指導的技術者の養成である為、特色ある技術教育の体系を取っています。
八戸工業高等専門学校の特徴
今まで偏差値や受験方式、大学編入先をご紹介してきましたが、八戸高専の実態は一体どのようなものなのでしょう。
ここでは八戸高専の特徴について取り上げていきます。
日本技術者教育認定機構(JABEE)認定
「JABEE」とは技術者育成の教育プログラムを国際的な基準で審査して認定する組織です。
JABEE認定プログラムの修了生は技術師の第一次試験が免除されます。
八戸高専は高水準な審査をクリアし、2006年にJABEEに認定されました。それに伴い、学校の体制も変化しました。
赤点の基準が50点から60点に引き上げられ、より高い次元での理解が求められるようになりました。
また、大学との単位認定との兼ね合いで授業は原則100分となっています。
更に、卒業条件である校外実習の期間も2週間へと引き延ばされるなど、よりハイレベルな教育を受けることが出来ます。
部活動
ロボットコンテストへの熱意的な参加は高専の特徴と言えるでしょう。
高専で培った高い技術力を駆使して、学生たち自らでロボットを制作します。
八戸高専のロボコン愛好会「ロボハチ」も技術を生かしてロボットコンテストに注力し、優秀な成績を収めています。
東北大会、全国大会への出場経験も多数で、「技術賞」や「特別賞」といった受賞歴も豊富です。全国トップクラスのロボコン研究会ともいわれているのだとか。
他にも一般の高校のような部活はもちろんのこと、自動車工学部や電子工作部など、高専ならではのクラブもあり、熱心に活動しているようです。
学校設備
実験や研究を行う設備が整っているほか、地域の方も利用できる図書館や二つある体育館など、施設は充実しています。
エアコンの完備や、wi-fiも利用可能だったりと不自由することはないと思われます。
遠方からくる学生の為に学生寮も設置されており、楽しい寮生活をおくることもできるそうです。
4学期制
八戸高専は全国の高専の中で初となる、4学期制を採用しており、春学期(4~5月)・夏学期(6~7月)・秋学期(9~10月)・冬学期(11~1月)と、取得した単位は次年度の単位に認定される発展学習期間(2~3月)で構成されています。
春、夏、冬学期は必修科目の授業が開講され、秋学期は授業の開講はなく自主探求の探求実行期間にあてられます。
八戸工業高等専門学校の評判
では最後に、在学生や卒業生が八戸高専に寄せた評判をみていきましょう。
良い評判
まずは八戸高専に寄せられた良い評判から紹介していきます。
他にも八戸高専についての良い評判が多数寄せられていました。
5年間も生活するので、高校というよりかは大学に近く、自由に生活できるという声が多く聞かれました。
悪い評判
では悪い評判についてもみていきましょう。
勉強面の辛さが多く訴えられていました。
赤点が60点とかなり基準が高いので、試験の対策を自らでしっかりしないと単位の取得が出来ず、留年してしまうというケースが良くあるそうです。
八戸工業高等専門学校の偏差値・特徴|まとめ
今回は八戸工業高等専門学校の偏差値や特徴についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
自由度が高い一方で、勉強を怠ると留年してしまう危険性があるため、自らを律する力が要求されるようです。
この記事が八戸高専の受験を考えている方、八戸高専を詳しく知りたい方の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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