秋田県にある「秋田県立秋田高等学校」
秋田県内の公立と私立の全高校の中で最も偏差値が高い高校であるため、目標としている方は多いのではないでしょうか?
偏差値だけ見ると申し分ないですが、実際の校風や教育方針はどのようなものなのか?しっかり調べておきたいところですよね。
ということで今回は、「秋田県立高校」の特徴や評判、難易度についてまとめました。
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秋田高校ってどんな学校?
秋田県内でトップの偏差値を誇る高校で、1873年に秋田市に設置された洋学校から歴史が続いており、かなり伝統のある高校です。
有名大学への進学率はもちろん良いですが、文武両道を目標に部活動にも力を入れています。
名称 | 秋田県立秋田高等学校 |
---|---|
所在地 | 秋田市手形字中台1番地 |
設立 | 1873年(明治6年) |
課程 | 全日制 |
設置学科 | 普通科・理数科 |
共学別学 | 男女共学 |
偏差値 | 71 |
やはり地方高校にも関わらず偏差値が飛びぬけているという点が大きな特徴ですね。
ほとんどの生徒が難関大学入学を目標に入学します。
秋田高校の教育目標は?
「自主自律」や「文武両道」を軸に、学力の充実はもちろん心身の錬磨という大きな目標のもと、全人的な教育を展開し多くの分野で秋田をはじめ日本を牽引するリーダーとなる学生の教育をしています。
偏差値が高く学習面に偏ってしまうイメージを抱かれがちですが、多くの生徒が部活動や同好会に積極的に参加しており、学校理念である文武両道を実現しています。
また、「自主自律」の精神から、生徒の判断で自由に学生生活を送らせているという特徴があります。
その代表例が着装の自由化で、半世紀以上制服がありません。
私服での登校が許可されており、生徒の判断で私服を着たり制服を着たりするようで、相当自由な高校ということが伺えますね。
秋田高校の特徴は?
偏差値県内NO.1の高校ですので、やはり学習面の取り組みが優先的に行われている印象です。
部活動やイベントにも力を入れていますが、比較するとどうしても勉強優先になってしまうようですね。
進路指導への取り組み
秋田高校は独自の進路指導の取り組みを行っています。
・進路講演会、先輩講和
・各種特別講座、学習合宿
・進路資料「北雄」、進路の手引き「先蹤」
・東京大学見学会・東北大学見学会
これらの取り組みを行い、志望校決めも含めて大学進学に関する指導を重点的に行っています。
では、一つ一つの取り組みを詳しく見ていきましょう。
進路講演会、先輩講和
生徒に将来の進路を考える機会の提供や、勉強の仕方を教えるために、OBやOGによる講和や講師を招いて進路講演会を実施しています。
身近な卒業生の体験談を聞いて、自分の学習方法の振り返りや志望校選びのやり方など参考にしている学生が多いようです。
各種特別講座
夏休みや冬休みなどの長期休暇中には、各学年ごとに大学受験を意識した特別講座を実施しています。
希望者を集めて、学習合宿が行われることも少なくないようです。
進路資料「北雄」、進路の手引き「先蹤」
秋田高校の学生に毎年配布される「北雄」は、歴史の長い秋田高校の進路指導の知識を集め、進路に関するデータを細かく掲載しており、別冊の「みちしるべ」では、難関大学に合格した卒業生から、後輩へのアドバイスを見ることもできます。
「先蹤」は入学時に配布されるもので、高校での学習や進路探しのことが掲載されています。
このような進路指導に関する手引きなど、秋田高校ならではの進路指導が多いのも特徴ですね。
東京大学見学会・東北大学見学会
夏休みにオープンキャンパスを開催する大学が多いですが、秋田高校では受験希望者の多い東京大学や東北大学について、オープンキャンパスとともに見学会も実施しています。
その際には、それぞれの大学に進学しているOBやOGと交流する機会もあり、進学に関するアドバイスを受けられる貴重な機会があります。
秋田高校三大行事
「自主自律」を大切にしている秋田高校ですが、大きなイベントの計画や実行も生徒の力で進めます。
「運動会」「秋高祭」「学級対抗球技大会」の3大イベントは、企画立案をはじめ運営まですべて生徒主体で進めており、自由な校風である秋田高校ならではの特色です。
3年生は受験があるため、3大行事はすべて前期に行われるようで、偏差値が高い進学校ならではですね。
普段は真面目に勉強しますが、イベントの際は切り替えて盛り上がるようです。
部活動は?
多くの部がインターハイや全国大会・東北大会に出場するなど、まさに文武両道で部活面でも活躍しているようです。
部活の種類もそれなりに多く、学業と両立しながら楽しめるのではないでしょうか?
部活一覧 | |||
---|---|---|---|
運動部(17部) | 硬式野球・軟式野球・テニス・ソフトテニス・ラグビー・サッカー・バレーボール・バスケットボール・卓球・弓道・山岳・ボート・柔道・剣道・陸上競技・バドミントン・水泳・女子バスケットボール | ||
文化部(18部) | 演劇・文芸・合唱・書道・美術・外国語・物理・化学・生物・地学・社会・吹奏楽・写真・茶道・囲碁・将棋・放送・新聞 | ||
同好会(10個) | クッキング・女子バレーボール・ダンス・JRC・軽音楽・アルティメット・フットサル・ジャグリング・少林寺拳法・映画同好会 |
全国高校ラグビーに6度出場しているラグビー部や、甲子園で有名な硬式野球部、インターハイ多数出場の卓球部など、全国レベルの部活が揃っています。
オフシーズンの講座開講や勉強会など、部活動で忙しい生徒に向けてのサポートも行っているようです。
秋田高校の評判は?
では、実際に秋田高校の在校生や卒業生からの評判はどのようなものでしょうか?
実際の口コミを参考にしながら、良い評判と悪い評判をまとめました。
秋田高校の良い評判
・自由な校風なので束縛されない
・勉強と部活動を両立できる
・レベルが高く進学実績が良い
自由な校風に関する評判がとてもよかったです。
私服登校がOKというだけでもその自由さが伝わりますし、そもそも私服なので校則がほとんどありませんので、校則面で縛られることはないに等しいです。
また、やはり県内トップクラスの高校とだけあって、勉強に集中できる環境が整っているようです。
部活も勉強も十分にできたという方も多く、文武両道は本当のようですね。
秋田高校の悪い評判
・放任主義
・授業についていけない
・校舎が古い
自由という校風から、自分から行動しなければ何もしてくれないという口コミが多かったです。
自由な分、自分で責任をもって行動しなければ置いていかれるということですね。
県内トップクラスの偏差値ですので、授業のスピードが速く、自宅で予習復習を行っていないとついていけないようです。
これも自分でやらなければ誰も助けてくれないので、自由な校風の代償ですね。
伝統のある高校ですので校舎は古く、綺麗な設備を求めている方には向かないかもしれません。
秋田高校の難易度は?
秋田高校は偏差値71で、秋田県内の公立高校私立高校全てを合わせた高校の中で、偏差値NO.1です。
難易度は言うまでもなく、最高レベルです。
令和2年度秋田県立高等学校受験倍率 | |||
---|---|---|---|
前期選抜 | 募集人数28・志願者43 (倍率1.54倍) | ||
一般選抜 | 募集人数247・志願者273 (倍率1.11倍) |
倍率だけ見るととても低いですが、県内トップクラスの学生が集まってきます。
偏差値が高いためそもそも記念受験すらする人が少ないので、このような倍率になっているのでしょう。
要するに受験する学生は全員レベルが高いので、あまり倍率は関係ありません。
倍率が低くてもそれなりの実力がなければ合格は難しいでしょう。
合格実績
難関高校である秋田高校ですが、大学への合格実績はどの程度なのでしょうか?
2020年度の合格状況をまとめました。
公表されているのは、現役と浪人を合計した数字ですのでお気を付けください。
国公立大学
まずは国公立大学の合格実績から見ていきましょう。
北海道大学 | 14名 |
---|---|
東北大学 | 24名 (文3名・教1名・法4名・経4名・理1名・医医2名・医保2名・薬1名・工6名) |
秋田大学 | 36名 (教15名・医医16名・医保1名・理工4名) |
東京大学 | 12名 (文Ⅰ2名・文Ⅲ2名・理Ⅰ3名・理Ⅱ4名・推薦1名) |
横浜国立大学 | 5名 |
一橋大学 | 1名 |
大阪大学 | 1名 |
名古屋大学 | 1名 |
大阪大学 | 1名 |
神戸大学 | 2名 |
やはり難関国公立大学の合格者数は桁違いですね。
特に東北地方の国公立大学への進学率は突出しています。
秋田大学
東北地方の国公立大学の中でも秋田大学は秋田高校の近くにあるため、進学率は非常に高いです。
地元から出る予定のない学生の多くは、秋田大学を目指して勉強する方が多いようですね。
秋田大学についての詳しい内容はこちらの記事で書いているので、気になる方は覗いてみてくださいね。
私立大学
次に私立大学の合格実績を見ていきましょう。
難関高校ですので、日本全国の私立大学にも毎年卒業生を多数輩出しています。
北里大学 | 1名 |
---|---|
早稲田大学 | 17名 |
慶應義塾大学 | 9名 |
上智大学 | 5名 |
明治大学 | 12名 |
青山学院大学 | 2名 |
立教大学 | 3名 |
中央大学 | 6名 |
法政大学 | 4名 |
東京理科大学 | 10名 |
同志社大学 | 1名 |
立命館大学 | 4名 |
東北地方の高校ですが、関東や関西など全国の有名大学に合格していることがわかりますね。
高校を出たら、地元を離れる方も少なくないようです。
秋田高校の偏差値や高校の特徴・評判・難易度まとめ
秋田県にある「秋田高校」の特徴や評判についてまとめましたが、いかがでしたでしょうか?
県内トップの偏差値はもちろん印象的でしたが、さらに自由な校風であるということが特徴でしたね。
また、文武両道を掲げ、勉強も部活も全力で打ち込める環境が整っている高校であるため、勉強もしながら自由に高校生活を楽しみたい!という方にはピッタリの高校です。
かなりの難関校ですが、気になった方は志望校として目指してみてはどうでしょうか?
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