仙台第二高等学校は、宮城県仙台市にある公立高校で、通称は二高(にこう)、仙台二高(せんだいにこう)などです。宮城県内トップの難関校で、政治家、アナウンサー、小説家など著名人を多く輩出しています。仙台一高、仙台三高などとともに「宮城県のナンバースクール」と呼ばれることがあります。創立以降男子校でしたが、2007年度(平成19年度)から共学となっています。
今回は、この仙台第二高等学校の偏差値・受験難易度・評判などについて解説していきたいと思いますので、受験生の方はぜひ参考にしてください。
目次
- 仙台第二高等学校の基本情報
- 仙台第二高等学校のコース・偏差値
- 仙台第二高等学校の受験科目・併願校
- 仙台第二高等学校の大学合格実績・大学受験指導
- 仙台第二高等学校の学校生活
- 仙台第二高等学校の偏差値・特徴|まとめ
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仙台第二高等学校の基本情報
名称 | 仙台第二高等学校 |
---|---|
国公私立 | 公立高校 |
住所 | 〒980-8631 宮城県仙台市青葉区川内澱橋通1 |
コースと偏差値 |
|
出典:みんなの高校情報
公式HP:宮城県仙台第二高等学校
仙台第二高等学校は、仙台市営地下鉄東西線国際センター駅から徒歩4分(350m)の場所に位置しています。
制服はありません。私服・部活動のジャージなど、自由な服装で登校することができます。しかし、1年生は仙台一高との定期戦が終わるまでは中学校の制服で登校するという独特のルールがあります。
仙台第二高等学校のコース・偏差値
仙台第二高等学校は入学時のコース分けはなく、普通科のみで、受験偏差値は72です。2年次から文系・理系のコース分けがあります。
仙台第二高等学校の受験科目・併願校
宮城県内最難関校の仙台第二高等学校の受験に必要な科目は何科目で、合格に必要な点数はどの程度でしょうか。
ここでは、仙台第二高等学校の受験科目、倍率、主な併願校などを紹介します。
受験科目・受験方式
仙台第二高等学校の定員は320名程度で、選抜方法は共通選抜と特色選抜があります。選抜順序は共通選抜、特色選抜の順で、人数比率は共通:特色=9:1です。学力検査は、他の公立高校と同様に国・数・英・理・社の5科目です。面接はなく、学力検査・内申点の合計点数で合否判定が行われます。
仙台第二高等学校の入学試験は、第一次募集・第二次募集の2回行われます。第二次募集では特色選抜はなく、学力検査の科目が国・数・英の3科目になります。
配点
第一次募集の配点は学力検査が500点満点(1科目100点満点)、内申点が195点満点の合計695点満点です。
第二次募集の配点は学力検査が300点満点(1科目100点満点)、内申点が225点満点の合計525点満点です。第一次募集と比較すると内申点の比率がかなり大きくなっています。
いずれの選抜方式においても、学力検査の行われない科目の内申点が2倍になっています。そのため、第一次募集と第二次募集とで内申点の合計点が異なっています。
合格最低点・倍率・併願校
仙台第二高等学校の入試倍率は全体で1.13倍です。合格者最低点は公表されていないため不明です。
また、仙台第二高等学校を受験する生徒は、聖ウルスラ学院英智高等学校(普通科特別志学コースタイプ1・偏差値66)、尚絅学院高等学校(普通科特別進学コース・偏差値65)、東北学院高等学校(普通科・偏差値63)、仙台育英学園高等学校(普通科特別進学コース・偏差値58)などの私立高校を併願校とすることが多いです。
仙台第二高等学校の大学合格実績・大学受験指導
仙台第二高等学校は東北大学の合格者数が日本一です。東北大学以外の難関大学合格実績も豊富です。
ここでは、仙台第二高等学校の大学合格実績・大学受験指導について詳しく解説します。
仙台第二高等学校の令和2年度の合格実績
( )内は現役合格者数を表します。
東北大学の合格実績はもちろんのこと、東大・京大などの難関国公立大学、早慶などの難関私立大学、医学部医学科など、幅広い合格実績があります。これらの合格実績からも、県内のみならず、東北一の進学校といえるでしょう。
仙台第二高等学校の大学受験指導
仙台第二高等学校では、1年次から大学受験を意識した授業が行われ、授業中にセンター試験などの入試問題の改変問題を解くことも多いそうです。授業の進むスピードが特別速いというわけではありませんが、基本事項は理解している前提で授業が進むため、授業に臨むには最低限の予習・復習が必要です。
また、先生方は大変面倒見が良く、生徒との関係も良好だと評判です。先生を頼れば塾は必要ないという意見も多く、進路・勉強などについて最後まで面倒を見てくれるそうです。
その雰囲気は生徒側にも伝わるようで、授業中にわからなかったことを生徒間で相談しあったり、先生に聞きに行ったりという光景が日常的に見られ、学校全体として勉強する雰囲気がありよい環境だといえるでしょう。
また、その学習意識の高さもあって学年全体で平均程度の学力で東北大を狙えるとのことです。しかし、さらなる難関大を目指し浪人する生徒も多く、およそ50%の生徒が浪人するそうです。
仙台第二高等学校の学校生活
最寄駅からの距離が近く通学しやすいと評判で、エアコン・Wi-Fi・50mプールなど公立高校には珍しい設備も整っています。
ここでは、そんな仙台第二高等学校の校風、部活動、学校行事などの様子を紹介します。
校則・校風
校則はあってないようなものだそうです。携帯電話は授業中以外なら使用可能で、服装の規則も特にありません。
しかし、服装についてはっきりとした規則はないものの、校則には「常に二高生たる自覚と誇りを体現するような清潔、質素、端正なものであるように努める。」との表記があります。この表記のためかはわかりませんが、染髪・ピアスなど華美な服装をする生徒は少ないようです。
また、仙台一高との定期戦が終わるまで中学の制服で登校するという独特なルールもありました。定期戦は5月に行われ、明治時代から始まり70回以上行われている伝統的な行事です。この定期戦のために入学してすぐ応援練習が始まります。仙台第二高等学校の公式パンフレットにはこの応援練習について「応援団の指導の元、厳しくもあるこの応援練習は、真の二高生になるべく通る登竜門だ」との記述があります。定期戦まで中学の制服で登校するのも「真の二高生」になるのは定期戦からであるというメッセージがあるのかもしれません。
以上のことから、伝統を重んじ、質素な校風であるといえるでしょう。
部活動・学校行事
進学校には珍しく、部活動は全員加入が義務付けられているそうです。文武一道の精神を心の拠り所とする教育方針で、生徒側にも勉強だけ頑張るより部活動や学校行事にも真剣に打ち込む方が格好いいという価値観があるそうです。
全国レベルの部活動は多くはないそうですが、囲碁部、フェンシング部、ハンドボール部、陸上部などが強豪のようです。また、仙台第二高等学校は高校生クイズでの全国優勝経験があります。
学校行事も部活動と同様に盛んに行われています。大きい行事は文化祭(北陵祭)、運動会、球技大会です。修学旅行はありません。
また、長年男子校だった名残なのか、体力系の行事が多いようです。先ほど紹介した定期戦もそうですが、他にも岩手山登山という行事があります。修学旅行がないため、これが全員参加の唯一の宿泊行事です。体力的にはかなり厳しいものののようですが、仲間同士で声を掛け合い頂上を目指すことで、他では得られない充実感・一体感を得られるそうです。遊んで終わってしまいがちな修学旅行よりも学べることは多いのかもしれません。
仙台第二高等学校の偏差値・特徴|まとめ
仙台第二高等学校は、県内のみならず東北地方でもトップクラスの進学校で、東北大学の合格実績が日本一です。
また、文武一道を目指す教育方針で、伝統を重んじる校風が特徴です。
ぜひ受験を検討してみてください。
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