仙台第一高等学校の偏差値は？高校の特徴・評判・難易度まとめ

仙台第一高等学校は、宮城県仙台市にある公立高校で、通称は一高(いちこう)、仙台一高(せんだいいちこう)などです。宮城県内トップクラスの難関校で、映画監督の岩井俊二、俳優の菅原文太、政治学者の吉野作造などの著名人を輩出しています。仙台二高、宮城一高などとともに「宮城県のナンバースクール」と呼ばれることがあります。創立以降男子校でしたが、2010年度(平成22年度)から共学となっています。

今回は、この仙台第一高等学校の偏差値・受験難易度・評判などについて解説していきたいと思いますので、受験生の方はぜひ参考にしてください。

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仙台第一高等学校の基本情報

出典：みんなの高校情報

公式HP：宮城県宮城第一高等学校

仙台第一高等学校へのアクセスは以下の通りです。

制服はありません。私服やなんちゃって制服など、自由な服装で登校することができます。

仙台第一高等学校のコース・偏差値

仙台第一高等学校は入学時のコース分けはなく普通科のみで、受験偏差値は69です。2年次に文理選択があります。

仙台第一高等学校の受験科目・併願校

仙台第一高等学校の受験に必要な科目は何科目で、合格に必要な点数はどの程度でしょうか。

ここでは、仙台第一高等学校の受験科目、倍率、主な併願校などを紹介します。

受験科目・受験方式

仙台第一高等学校の定員は320名で、選抜方法は第一次募集の共通選抜と特色選抜、そして第二次募集があります。

第一次募集の選抜順序は共通選抜、特色選抜の順で、人数比率は共通：特色＝9：1です。学力検査は、他の公立高校と同様に国・数・英・理・社の5科目です。また、面接はなく、学力検査・内申点の合計点数で合否判定が行われます。
第二次募集では面接があります。また、学力検査は国・数・英の3科目です。

配点

第一次募集は共通・特色選抜のどちらも学力検査が500点満点(1科目100点満点)、内申点が195点満点の合計695点満点です。内申点は主要5科目以外の評定が2倍になっています。

第二次募集の配点は学力検査が300点満点(1科目100点満点)、内申点が195点満点、面接が55点満点の合計550点満点です。内申点の内訳は第一次選抜と同様です。
面接は個人面接で、1人15分程度です。内容は(1)志望動機 (2)中学校での活動状況 (3)将来の進路希望 (4)口頭試問 です。また、評価の観点は(1)態度 15点 (2)表現力 15点 (3)理解力 25点 です。周りの人に協力してもらい、十分に面接練習を積んでから試験に臨むようにしましょう。

合格最低点・倍率・併願校

仙台第一高等学校の2020年度の入試倍率は1.43倍です。合格者最低点は公表されていないため不明です。

また、仙台第一高等学校を受験する生徒は、聖ウルスラ学院英智高等学校(普通科特別志学コースタイプ1・偏差値66)、尚絅学院高等学校(普通科特別進学コース・偏差値65)、東北学院高等学校(普通科・偏差値63)、仙台育英学園高等学校(普通科特別進学コース・偏差値58)などの私立高校を併願校とすることが多いです。

仙台第一高等学校の大学合格実績・大学受験指導

ここでは、仙台第一高等学校の大学合格実績・大学受験指導について詳しく解説します。

仙台第一高等学校の2020年度の合格実績

( )内は現役合格者数を表します。

仙台第一高等学校は、学年の半数以上の生徒が国公立大学に現役合格する国公立志向が高い学校といえるでしょう。特に、東北大学の合格者数は仙台第二高等学校に次いで全国2位です。

また、国公立大学のみならず早稲田大学、慶應義塾大学などの難関私立大学の合格実績も豊富です。
しかし浪人率が高い(3人に1人)ため注意が必要です。

仙台第一高等学校の大学受験指導

仙台第一高等学校では普段から課題がたくさん出るというような面倒見の良さはありません。しかし、どの学年の生徒も自由に使える自習室、膨大な蔵書数の図書館などの勉強する環境が整っています。学校は朝5時半から8時まで開いているそうなのでその時間帯であればこれらの施設を自由に使うことができます。

また、各教科の研究室にいる先生に質問することも可能ですから、自主学習できる人にとっては十分な環境であるといえます。授業の質や定期テストの問題の質も高いと評判ですから、大学受験については自分次第かもしれません。

進路指導としては、主に東北大学などの上位国立大学に焦点を置いたものになっているため国立志望の生徒へのサポートは充実しています。しかし、3年次には選択科目が多く、かなり自由度の高い時間割が組めるため私立志望の生徒も授業面での問題はありません。

指定校推薦もありますから私立志望の生徒は積極的に利用するようにしましょう。大体の目安としては評定4.3以上で早慶、3.8以上でマーチの指定校推薦を狙えるとのことです。

私立志望の生徒も積極的に動いてサポートを受けるようにしましょう。

仙台第一高等学校の学校生活

「自重献身」「自発能動」を理念として掲げる仙台第一高等学校の学校生活はどのようなものでしょうか。

ここでは、仙台第一高等学校の校風、部活動、学校行事などの様子を紹介します。

校則・校風

校則はあってないようなもので、服装に関する規定も少ないため、ほとんどのことが生徒の自主性に委ねられています。派手な色の染髪をしている生徒やピアスを着用している生徒も多いそうです。アルバイトは許可制です。県内でも一番自由な校風だと評判です。

また、そのような校風のためか全体的に個性的な生徒が多く、同調圧力のようなものもないため自由で過ごしやすい雰囲気だそうです。

部活動・学校行事

学校全体で文武両道を目指す雰囲気があり、部活動の加入率はとても高く、兼部をしている人もいるそうです。
全国大会出場クラスの強豪チームは少ないようですが、バスケットボール部、陸上部、バトミントン部などの部活は実績があるそうです。また、部によって熱量や忙しさはまちまちのようなので自分にあった部活動を探すのがよいでしょう。

学校行事についてはどの行事も活発に行われていると県内でも有名で、これを目当てに入学する生徒も多いそうです。特に文化祭(壱高祭)は高校の文化祭にもかかわらずスポンサーがつき、1万人を動員するほどの大きなイベントになります。他にも運動祭、仙台第二高等学校との定期戦などの行事があります。

仙台第一高等学校の偏差値・特徴｜まとめ

仙台第一高等学校は、県内有数の進学校で、東北大学などの国公立大学の進学実績が豊富です。また、自由な校風と活発な学校行事の様子が評判の学校でした。

ぜひ受験を検討してみてください。