兵庫県立宝塚高校は兵庫県にある男女共学の県立高校です。
兵庫県には「宝塚」の名の付く高校が4つありますが、その中で最も歴史のあるのがこの宝塚高校です。
地元住民には「県宝」(けんぽう)と呼ばれ親しまれています。
ヒューマンサイエンス類型という特殊な学習コースを設けていることも特徴的で、生徒1人ひとりに合わせた学習が可能となっています。
本記事では、兵庫県立宝塚高校の基本情報や魅力、評判を余すところなくお伝えします!
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宝塚高校の基本情報
引用:兵庫県立宝塚高等学校 公式HPより正式名称 | 兵庫県立宝塚高等学校 |
---|---|
学校区分 | 県立高校 |
所在地 | 兵庫県宝塚市逆瀬台2丁目2番1号 |
電話番号 | 0797-71-0345 |
学科・課程 | 全日制課程・普通科 |
宝塚高校の偏差値・入試倍率
兵庫県立宝塚高校の2023年度の偏差値は47です。
令和4年度の倍率は0.89ですが令和3年度の倍率は0.73でした。
倍率は1年ごとに上下することが多いですが、兵庫県宝塚高校はここ数年上下していることは無いようです。
しかし、急激に倍率が上がってしまうという可能性もあるため、油断は禁物です。
引用:進研ゼミ 中学講座より兵庫県立宝塚高校の難易度
兵庫県立宝塚高校への合格の目安となる内申点は158点です。
20222年の予想合格最低点は288点となっており、兵庫県では中くらいとなっています。
宝塚高校の進路・就職
宝塚高校の生徒が卒業後にどのような進路を歩んでいるのか、令和4年の3月に卒業した生徒たちのデータをもとに見てみましょう。
兵庫県立宝塚高校の進学
宝塚高校の生徒の6割は4年制大学に進学しているようです。
国公立大学は島根県立大学に進学した1名のみで、私立大学への進学が圧倒的に多いようです。
進学者が多い大学は以下の通りです。
摂神追桃と呼ばれる大学群と、そこに準ずるような偏差値の大学が多く、ひとつの目安となりそうです。
上記より人数は少なくなっていますが、関関同立と呼ばれる大学へも毎年進学者がいます。
さらに視野を広げて専門学校に進学した人と短期大学に進学した人を含めると、9割が進学の道を選んだことが分かります。
宝塚高校の特徴
それでは、宝塚高校にはどのような特徴があるのでしょうか。
順を追って見ていきましょう。
「ヒューマンサイエンス類型」の設置
宝塚高校にはヒューマンサイエンス類型という特殊な類型が設置されているのをご存じでしょうか?
スポーツや医療に興味があり、リーダーとして地域に貢献できる人材の育成を目指しています。
その目標のために2年生では「コミュニケーション」、3年生では「カルチャー」という独自の授業を受けることになります。
岩波新書をテキストに用いたり、ワークショップや芸術鑑賞をするという、大変興味深い学習プログラムとなっています。
文系・理系クラスとは異なり、外部講師による授業や課題研究に取り組む「健康総合」という授業を受けることになります。
その「外部講師」なのですが、過去にはなんと劇作家・演出家であり、ももいろクローバーZ主演で映画化もされた小説『幕が上がる』の作者であるなど幅広い経歴を持つ平田オリザ氏を招聘したこともあります。
ヒューマンサイエンス類型は理系へと進むことはできないので、それだけは注意が必要となります。
指定校推薦が多い
宝塚高校は1963年に設立された長い歴史を持つ学校で、兵庫県の「宝塚」の名を持つ高校の中では最古の高校となっています。
そのため色々な大学から信用されており、定期テストで好成績を修めておくことでそれらの指定校推薦をもらうことができます。
また、関西学院の指定校枠が他校よりも多いといわれています。
陸上部が強い
県立宝塚高校は陸上の強豪校であることで有名です。
55名の部員が籍を置いて日々練習しており、昨年度は全国高校選択大会女子2000メートル障害の部で優勝を果たしました。
女子駅伝の県大会でも6位入賞を果たし、近畿大会に出場した実績を持ちます。
国際交流が盛ん
宝塚高校は様々な活動を行っており、一例として国際交流が盛んです。
その一例として、2021年の6月には台湾にある幼華高校の生徒とヒューマンサイエンス類型の生徒がオンライン会議ツールを利用して交流授業を行いました。
お互いの国や高校の紹介をし、交流を楽しんだようです。
公立高校でこのような交流があることは少なく、どの生徒にとってもよい経験となったことでしょう。
地域連携も盛ん
宝塚高校は国際交流が盛んですが、かといって地元をおろそかにしているわけではありません。
街頭での交通安全啓発活動や、白瀬川周辺の清掃活動も行っています。
生徒だけで開催するのではなく地域コミュニティの方に手伝っていただいたり近隣の他の高校と連携を取ったりと、地元との関係を密にしています。
宝塚高校の評判
個性を重視した教育を実践する宝塚高校。
実際に通っている生徒はどのような感想を抱いているのでしょうか?
宝塚高校のよい評判
- 指定校推薦が多い
- 学食が美味しい
- 行事で人と仲良くなることができる
やはり歴史のある学校ということで、指定校推薦の枠が数多く用意されているようです。
指定校推薦を利用して大学に進学するには、平常授業での頑張りや課題提出、定期テストでしっかりと点を取っておくことが重要となります。
宝塚高校には学食があり、美味しい食事をとることができるようです。
パンや定食弁当も販売しているので忙しい生徒にもおすすめですが、昼休みになるやいなや生徒が殺到するようなので、入手したい方は努力が必要です。
6月に行われる文化祭や7月に行われる球技大会では、やはり生徒同士の中が深まるよい機会となるようです。
満足度の高い口コミが多い印象でした。
宝塚高校の悪い評判
- 先生に当たり外れがある
- トイレが臭い
- 図書館が遠い
先生に当たり外れがあり、先生が誰かによって校則の強度も変化するとのことでした。
学校の校舎が古く、トイレが臭いという不満があるようです。
校舎の設計の都合上、図書館が生徒の生活圏から遠くなってしまっているようです。
そのためあまり利用する人が少ないようですが、裏返せば余裕を持って落ち着いて利用できるということです。
普段の予習復習や定期テスト、受験勉強に活用することができるでしょう。
引用:みんなの高校情報 宝塚高等学校よりまとめ
以上が兵庫県立宝塚高等学校についてのまとめでした!
宝塚高校の特徴を大まかにまとめるとこの通りです。
・偏差値は47
・歴史のある学校
・個性的なヒューマンサイエンス類型
たいへん魅力のある学校で、宝塚高校に通いたくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
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