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自治医科大学医学部の特徴とは?「学費タダ」の私立医学部の実態!

2022.1.11

2019自治医科大学医学部医学科の偏差値

  • A判定偏差値:75
  • C判定偏差値:70
  • 出典:東進

    自治医科大学は私立の医科単科大学です

    国公立だと勘違いされがちですが、各都道府県がお金を出し合って設立した「私立」大学です

    私立医学部とは言っても、自治医科大学はかなり形態が特殊な大学で、入学試験の日程や学費の納入形式など、変わったポイントが多い医学部だと言えるでしょう。

    今回は自治医科大学医学部の概要と、自治医科大学医学部に特徴的な2つの事項を取り上げて分析していきます。

    [isi type=”4″ univ=”自治医科大学”]

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    自治医科大学医学部はどんな大学?

    電卓

    2019自治医科大学医学部医学科の学費・授業料

  • 入学金:1,000,000円
  • 授業料(年間):1,800,000円
  • 授業料(合計):10,800,000円
  • 施設設備費(年間)
    1年:1,300,000円/2年以降:1,300,000円
  • 実験学習費(年間)
    1年:500,000円/2年以降:500,000円
  • 自治医科大学といえば「県内で数名しか受からない医学部」「学費がタダ」という評判がよく言われますが、実際のところはどうなのでしょうか。

    世間の評判からくる自治医科大学のイメージを丁寧に分析してその実態に迫ってみましょう。

    入試偏差値は意外と低い!しかし医師国家試験合格率はナンバーワンの成績

    自治医科大学医学部の入試時点での偏差値は、全国82校ある医学部の中で27位となっています。

    これは世間の評判の割には意外な数字かもしません。

    各都道府県から2,3名しか入学できないため、辞退者を含めてもその合格者は非常に少ないと考えられます。

    また、学費が「タダ」であることを考えると、もっと偏差値が高くても良いようには思います。

    おそらくですが、人気があまり高くない理由として「義務年限」の存在があると考えられます。

    自治医科大学では、卒後最低9年間は出身(受験地)都道府県の公務員として、自治体の指定する病院で勤務することが義務付けられています。

    この9年間は自由に勤務地を選ぶことは出来ませんし、多くの場合僻地での総合診療医的な立ち位置で研修したり診療を行うことになります。

    つまり、マイナー科(眼科や皮膚科など)などの専門を専攻することは出来ず、出来たとしても義務年限明けの医師10年目ということになります。

    10年目というと、他の大学を卒業した同期の医師たちは専門医の資格も取得して、一人前の医師として第一歩を踏み出す、という時期です。

    そのような時期に、再度、一から専門医の資格を取得するというのはかなり厳しいことが予想されます。家庭を持ったりする人も多い時期ですし、大学院などに入学して収入を減らすことが許されない状況である人も多いでしょう。

    このような背景から、将来進みたい専門科が決まっている人や海外での研修などを希望する優秀な人は自治医科大学に進学することを選びにくいと考えられます。

    一方、自治医科大学の医師国家試験合格率99%と、全医学部中でナンバーワンの成績です。

    入試偏差値の低さから考えると、「比較的入りやすく、良い教育を受けて良医になれる大学」と言えるかもしれません。

    自治医科大学の国家試験対策は学校を挙げて非常に力が入っており、5年次の終わりの時点でその年の国家試験を学年全員で解いて、その段階でも国試に合格できる水準にまで学生を追い込みます。

    合格水準に達している学生は6年次の間は自由に海外研修に行ったり、好きな研究室で研究活動を行うことが許可されます。

    それ以外の学生は基本的に6年次の間は国家試験の勉強に追い立てられます。

    このような指導方針が、国家試験合確率ナンバーワンの秘訣なのでしょう。

    「学費がタダ」は本当か?

    自治医科大学と言えば、「学費がタダ」という評判をよく聞きますが本当にタダなんでしょうか。

    世の中には「タダより高いものはない」と言われることもあり、騙されているんじゃないかと不安に思う受験生もいるかもしれません。

    自治医科大学の学費について、検索エンジンで調べるとおそらく「6年間で2300万円」と出てくると思います。

    つまり、「学費がタダ」というのは正しくないのです。

    実際のところ、入学した学生は学校に学費として払うお金は一円もありません。

    「借用書」にサインをして、入学時に2300万円を「借りる」という形で学費を払わなくてもよくなっています。

    「借りたら返さなきゃいけないのでは?」と思うかもしれません。

    その通りです。

    借りたお金は返す義務があります。この返還義務に代わるのが「義務年限9年」なのです。

    つまり、指定の都道府県の病院で地域医療に一定期間従事すれば、「借金はチャラになる」というのが、「学費がタダ」とう評判のカラクリです。

    これをメリットととるかデメリットととるかは、受験生次第と言えます。

    自治医科大学医学部・2つの特徴とは

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    医学部は総じてどの大学も似たり寄ったりなカリキュラムですが、大学の特徴や売り文句として、マイナーチェンジをすることもあります。

    その中でも、教育設備などに大学のユニークさが表れます。

    自治医科大学医学部の2つの特徴について見ていきましょう。

    特徴1:全寮制で6年間!一人の時間が欲しい人には少ししんどいかも…

    自治医科大学の特徴の1つは、全学年の学生が6年間、寮で暮らすことになっているということです。

    余程のことがない限りは退寮処分になることもなく、入寮を拒否することも出来ません。

    数年前に新しい寮の建物になり、個室でオートロックのマンションのような寮になったため、ある程度のプライペートは守られているようですが、寮生活という特性上やはり集団生活をすることに変わりはありません。

    また、他の私立大学でよくある「1年次だけ寮生活」という制度ではなく、6年間卒業するまでずっと寮で暮らすことになるため、一人で過ごすのが好きな人や集団生活が苦手な人にとっては、少し辛いと思われます。

    しかし、多くの在校生から楽しく生活できる、という評判を聞きますので入ってみれば楽しいと感じるかもしれません。

    いずれにせよ、オープンキャンパス等でよく見学して在校生の生の声などもよく聞いて、検討するのがベターでしょう。

    特徴2:カリキュラムはかなり詰め込み!ほぼ1年前倒しのスケジュール

    自治医科大学のもう1つの特徴は、詰め込み教育型のカリキュラムです。

    5年次終了時点で国家試験を受験させる、というスケジュールからも分かるように、ほとんど1年前倒しのカリキュラムとなっています。

    臨床実習前に合格しなければならないCBT(共用試験)は3年次に受験するため、低学年時の勉強量は相当なものだと思われます。

    国家試験合格率ナンバーワンを維持するために、学生たちはかなりの努力を強いられますから、覚悟を持って入学する必要があるでしょう。

    入試時点での偏差値は低いですが、その分だけ入った後の勉強は辛くなります。

    自治医科大学医学部は地域医療に従事したい人にとってベストな環境

    貢献

    自治医科大学医学部は偏差値自体は全医学部の中で中の上程度ですが、医師国家試験合格率はナンバーワンの成績を誇っており、教育システムと教育設備の潤沢さが伺える結果となっています。

    地域医療に従事する医師を育てる大学として設立されたため、地域における実習カリキュラム総合診療的な医療を学ぶ機会非常に豊富です。

    将来は地元の人達の健康を守る、地域医療がしたい、という人にとっては最適の環境でしょう。

    日々の学習についてもフォローアップが素晴らしいため、安心して国家試験に合格できる大学でもあります。充実した6年間を送ることのできる良い大学だと思います。

    [isi type=”4″ univ=”自治医科大学”]

    投稿者:ヨビコレ医学部ライター

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    1. 自治医科大学在学生 より:

      厳密にいえば 5年終了時に国家試験を解くのではなく
      5年生の12月に6年生と合同の「総合判定試験」が開催されます

      国家試験に準じた2日間400問多肢選択式の問題です

      試験の難易度は過去問との重複が避けられているためか国家試験よりやや難しいですが
      試験範囲は国家試験と同一です

      そのため、総合判定試験に向けて準備を進めているということもあり、
      5年生時点で多くの学生が「国家試験合格水準」であると言えるのは間違いありません

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