単位認定試験とは通信制高校で行われるテストのことです。
高等学校卒業資格を取得するには、レポート提出、スクーリング出席条件を満たし、最後に単位認定試験に合格しなければなりません。
単位認定テストは、学習の理解度を確認し、確かな学力を証明してくれます。
そんな単位認定試験について内容や回数について紹介します。
また、卒業に必要な単位認定試験に落ちたらどうなるのか、試験に合格するため、対策は何をすればいいのか、について今回は紹介します。

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通信制高校生に必須の「単位認定試験」とは?

全日生高校には、中間テストや期末テストがありますが、通信制高校ではこれらのテストが「単位認定試験」として行われています。
では、通信制高校の単位認定試験がどのような内容なのか、実施時期や回数とともに見ていきましょう。
単位認定試験の対象者
単位認定試験を受けるためには、まずレポート提出とスクーリング出席条件を満たす必要があります。この2つを満たすことにより、試験資格を得られ試験を受けることができます。
<レポート提出>
教科書や授業動画を参考にレポートを作成し学校に提出します。添削指導を通じて科目の理解を深めます。各教科レポートの規定回数以上の提出と、一般的に40点以上(学校によって異なります)を達成する必要があります。
<スクーリングの出席>
先生からの直接指導や質問の回答を、登校した日に行われます。自主学習の理解度を深めるためのものです。各教科のスクーリングに規定回数以上出席する必要があります。
単位認定試験の実施時期や回数
単位認定試験は、一般的に学年末に1回、または前期と後期に1回ずつの2回で実施されるのがほとんどです。
通信制高校でも単位認定試験のテストは大勢で一斉に行われますが、仕事や冠婚葬祭などの外せない用事がある場合、事前に相談すればテスト実施日を変更してもらえることもあります。
最近では、オンラインでテストを受けることができる学校も存在します。
病気や体調によって外出が難しい方や、大勢でテストを受けることが苦手な方はこのような学校を選ぶのもひとつの手段です。
単位認定試験の内容
試験の内容は、学習した内容を理解しているかの知識を問う内容が出題されます。
単位認定試験は、全日制高校の定期試験と比べ、広く設定されています。
試験ではレポートの内容を中心に出題されるため、レポートをしっかりと理解していれば合格できるレベルとされています。
まれに、教科書や副教材から出題されることもあるので、単位認定試験前にはレポートと教科書を使用して復習すると良いでしょう。
単位認定試験は難しい?

単位認定試験は、各科目の内容を把握しているか判断するためのものです。
試験内容自体は、決して難しくなく、学習習慣や理解度がしっかりしていれば十分得点が期待できます。
しかし、通信制高校の単位認定試験は、年に1回または2回行われるのが一般的なため、出題範囲が広く設定されています。
合格ラインをきちんと把握し、試験の出題傾向をしっかりつかんでいきましょう。
単位認定試験の合格点
一般にテストは100点満点中60点以上で合格となります。
学校によっては前期、後期試験がある場合、それぞれ30点以上で合格となることがあります。事前にきちんと確認しておきましょう。
単位認定試験の出題傾向
全日制高校の期末試験は、準備期間が短く、一般的に出題される問題のレベルはやや難しめに設定される傾向が多く見られます。
これは、応用問題として内容を理解しているかどうかが問われる問題が多く、単に教科書を読んだり、問題集を解くだけでは高得点は狙えません。
一方、単位認定試験では、出題範囲は広いものの問題は主にレポートの内容から出題されます。内容としては、基礎的な問題が多く出題されます。
学校によっては、対策問題や予想問題が配布されることもあります。
単位認定試験に落ちたらどうなる?

全日制高校では、定期試験に落ちると、進級や卒業が難しくなる可能性や、成績が内申書に影響し奨学金が停止される可能性が高まります。
では、通信制高校では、単位認定試験に落ちた場合、退学や留年になるのか。
また、合格ラインに届かなかった場合、再試験や補習などの救済処置はあるのか確認していきましょう。
落ちたら退学や留年が確定するわけではない
全日制高校では、学年ごとに決められた単位数を取得しなければなりません。
一方、通信制高校では、単位制を採用しているため、留年という概念が存在しません。
つまり、通信制高校では、卒業までに必要な単位数を取得できれば、学年を問わず卒業できます。
しかし、単位認定試験は、各教科の単位を取得するために必要な試験のため、卒業までに必ず受けなければなりません。
自分のペースで学習を進め、単位を取得することが大切です。
再試で単位補填も可能
多くの通信制高校では、不合格だった場合、再試験を受けることができます。
一般的に翌学期に行われ、不合格だった科目の試験を受けます。
また、通信制高校では、単位認定試験が合格点に届かなかった場合でも、レポートやスクーリングがしっかりしていれば単位がもらえるところが多いです。
日々の学習において、レポート課題をしっかり理解することが大切です。
合格点に届かなかったからといって、単位を取得できないと諦める必要はありません。
単位認定試験に合格するにはどうすればいい?

通信制高校の単位認定試験の難易度は、全日制高校の学期末試験に比べて難しくない傾向にあります。
合格ラインを正しく把握し、しっかり準備するようにしましょう。
また、通信制高校の場合、どうしても1人で学習する時間が長くなってしまいます。
モチベーションをどのように維持すればいいのか、ポイントになる点を下記にて紹介します。
レポートや課題の内容を理解する
出題範囲は広いですが、レポートの内容から出題されることが多いため、しっかりと理解していれば合格点に届くようになります。
レポートで先生から添削があった部分に何か書かれていた場合、テストに関係するところかもしれません。レポートの提出するだけでなく、戻ってきた際に必ず目を通すことが大切です。
これまでに提出したレポートを保存しておいて、単位認定試験前に見返すようにしましょう。
スクーリングに必要なスケジュールを計画する
通信制高校では、テストの結果よりレポートが重視されることが多いです。
レポートをしっかり提出し、決められた日数だけスクーリングに参加できれば、ほぼ単位は取得できるようになっています。
ただし、学校によっては遅刻や欠席に厳しく、単位認定試験に響く可能性があります。
無理のない範囲で、スケジュールを立てることが合格へのカギとなります。
困ったことやわからないことをそのままにしない
テスト前にスクーリングなどサポートを実施している学校は多いです。
わからない点や、不安なところがあった場合、先生に質問して解決しておきましょう。
テスト勉強の計画を立てるところから先生がアドバイスしてくれる通信制高校もあります。
テスト勉強だけでなく、レポート提出、スクーリングの計画も一緒に練ってもらえればさらに安心です。
まとめ|単位認定試験とは?
単位認定試験は、通信制高校卒業にあたり避けては通れないものになります。
日々のレポート提出やスクーリングに真剣に取り組んでいれば、合格点に届くはずですので、ほぼ確実に卒業することができます。
しかし、合格点を越えなければ単位認定されないことがあるため、テストが難しいと感じる場合は、サポート校を頼るのもいいでしょう。
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