石川県立大学は1971年に設置された石川県野々市市に本部を置く公立大学で、「県大(けんだい)」という略称で呼ばれることもあります。
生物資源環境学部のみを有する単科大学で、食品や自然環境、農業生産、バイオサイエンスやバイオテクノロジーなどの研究と教育に力を入れています。
今回はそんな石川県立大学の偏差値や各学部の特色、卒業生の進路、学費などについて幅広くご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
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石川県立大学の基本情報
引用:石川県立大学 公式HP
名称 | 石川県立大学 |
---|---|
区分 | 公立大学 |
設置学部 | サービス経営学部 看護学部 |
学生数 | 547人(2021年度時点) |
住所 | 〒921-8836 石川県県野々市市末松1丁目308 |
大学の総合案内 | TEL:076-227-7405 |
出典:石川県立大学公式HP
石川県立大学の偏差値と特色
ここでは、石川県立大学の生物資源環境学部の偏差値と特色をご紹介していきます。
学部 | 偏差値 | 大学入学共通テスト得点率 | 倍率 |
---|---|---|---|
生物資源環境学部 | 47.5~50.0 | 59%~65% | 2.6 |
参照:パスナビ
石川県立大学生物資源環境学部の偏差値は、生産科学科の前期が47.5、環境科学科の前期が47.5、食品科学学科の前期が50.0となっており、食品科学科の難易度がやや高くなっています。
標準的な大学と比べると、難易度は高くもなく、低くもないものとなっていますが倍率は全試験の平均で2.6倍と低くはないので、簡単に入学できるとは思わない方が良いでしょう。
次からは生物資源環境学部のそれぞれの学科についてご紹介していきます。
生産科学科
生産科学科は、動植物の生産について学び、新しい生産技術開発を目指すための学科です。
研究分野は「植物基礎系」、「植物生産系」、「動物生産系」、「生物資源管理系」があり、いずれも石川県の特色ある農産物を研究テーマとしています。
植物基礎系は植物病理学、植物保護学、植物栄養・生理学、植物遺伝学の4分野で構成され、植物について幅広い視点を持ちながら、バイオテクノロジーを利用できる学生の育成に力を入れています。
植物生産系では、学生は果樹園芸学や蔬菜園芸学、食物作用学などの実際の食物生産に結びつく科目を学ぶことで、これからの時代に対応できる食物生産技術を習得したり、また新たに開発したりすることを目指すことができます。
動物生産系では動物繁殖学や管理学、栄養学などの動物の飼育に関係する分野、すなわち動物生産の基礎から応用までを学ぶことができます。
最後に、生物資源管理系では、国際農業問題や農業政策、農産物流、地域農業、農業経営、水や土地などの資源管理、動植物の生産などの事象を生産システム学的・経済学的に学んでいきます。
環境科学科
環境科学科は、地域の環境問題や自然から地域振興や環境保全について学ぶ学科です。
「田園資源活用系」、「生物環境保全」、「水環境管理系」、「里山里海創生系」を研究分野としており、どの学科でもから能登の海岸から白山山頂まで石川県の多様な自然を活用したフィールドワークに重点を置いています。
田園資源活用系では、学生は田園資源を活用して低炭素社会を作るためのシステムや技術について学んだり、田園環境の形成、保全をしていくためのエネルギーや物質の循環についての基礎的な知識を学んだりできます。
生物環境保全系では、豊かな生態環境を作るのに寄与するために必要となる、動植物や微生物の間の相互作用や人間社会との関わり、生き物と共生する社会を作っていくための生態系保全に関する知識などを学ぶことができます。
水環境管理系では、サステイナブルな食糧生産や農業の多面的機能を引き出すために必要な、人間活動による負荷や気候変動、自然災害などの事象に対して強くかつしなやかな水環境の管理と保全に関する知識を得ることができます。
里山里海創生系では、自然と人が共生し安全で魅力と活力のある地域社会を作るために有用な、環境の情報を集め、分析する能力や生態系をベースとした地域再生のための計画理論、実践手法などについて学ぶことができます。
食品科学科
食品科学科は、食品の機能性や安全性の解明、流通や貯蔵、加工技術について学ぶための学科です。
「食品基礎系」、「食品製造系」、「食品機能系」、「食品安全系」を研究分野にしており、最先端の設備を用いて食品について様々な面から解析、高付加価値の食品の生産に取り組んでいます。
食品基礎系では、食品の構成する多様な生物資源が持っている特性や機能について理解し、また食べ物に関する倫理的な側面についても深く学ぶことができます。
食品製造系では、食品の開発、加工、製造技術について主に学ぶことができます。講義の中では食品の製造に実際に取り組む機会も与えられるため、企業の中でも役に立つ実践的な知識を習得することができます。
食品機能系では、食品の栄養成分やその機能についての知識を、食品化学や機能性評価学などの講義、食品の調理などを通して学ぶことができます。
食品安全系では、HACCPや食中毒予防などといった消費者が求める様々な食品の安心、安全を叶える食品管理システムを作るために必要になる知識を多くの学びを通して身につけることができます。
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ここでは、石川県立大学の卒業生の進路についてご紹介します。
卒業者数 | 進学者数 | 就職者数 |
---|---|---|
128人 | 31 | 94 |
参照:石川県立大学公式HP
表を見ると分かるように石川県立大学の学生の多くは卒業後に就職という選択をしている方が多くなっています。
就職者は54%が県外の企業、27%が県内の企業、19%が官公庁に就職しています。
具体的な就職先としては、北陸農政局や生活協同組合コープいしかわ、農林水産省、全国農業協同組合連合会富山県支部などがあり、農業や食品を取り扱う企業や官公庁が多くなっているようです。
一方で、進学する卒業生も少なからずいますが、そういった方々の中には石川県立大学大学院や東京大学大学院、岐阜大学大学院など国立大学の大学院に進学する方が多くいます。
石川県立大学の学費
以下は石川県立大学の検定料と入学金、授業料を掲載した表になります。
入学金 | 授業料(年間) | 合計 |
---|---|---|
石川県内出身者:282,000円 その他:423,000円 |
535,800円 |
参照:石川県立大学公式HP
石川県立大学は、石川県が設置する公立大学ですので、石川県内に住む方とそれ以外の方で入学金に違いがあります。
ですが、授業料は一律で535,800円と他の一般的な国公立大学と同じ値段になっており、私立大学に比べるとかなり安い額になっています。
石川県立大学の入試形式
石川県立大学は国内の受験者向けに、学校推薦型選抜と一般選抜を実施しています。
一般選抜の募集人員は前期日程が各学科20名の計60名、後期日程が各学科12名の計36名、学校推薦型選抜は各学科8名の計24名となっています。
一般選抜に関しては、前期日程には大学入学共通テスト5教科型or4教科型と個別学力検査の物理・化学・生物のいずれか1科目の点数により合否が決定します。
後期に関しては、大学入学共通テストの3科目の点数と個別学力検査の物理・化学・生物のいずれか1科目の点数により合否が決定されます。
4~5教科勉強しなければいけないのでハードですが、大学入学共通テストについては数学と外国語の配点が他の科目に比べて2倍になっているのでこの2科目を重点的に勉強すると効率が良いでしょう。
石川県立大学についてのまとめ
いかがだったでしょうか?
今回は石川県立大学についての情報をまとめてご紹介しました。
おさらいすると、以下のようになります。
石川県立大学は偏差値こそ47.5~50.0と標準的ですが、農業や環境、食品関連の分野でかなり尖った内容を学ぶことができますので、そういった分野に興味がある方には非常に魅力的な大学かと思います。
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