公立はこだて未来大学の各学部の偏差値や難易度は？就職状況などもご紹介！

その洗練されたキャンパスの外観や独自性の強い授業などによって道外からも広く注目を集めている公立はこだて未来大学は、情報系の単科大学となっています。

校舎は2001年に北海道建築賞、北海道赤レンガ建築賞を受賞するほど洗練されたデザインで、このキャンパスに惚れて入学を決める学生もいるようです。

函館に存在する大学の中でも異彩を放っているこの大学には、一体どのような特徴があるのでしょうか。

偏差地帯や受験難易度なども一緒にご紹介します。

公立はこだて未来大学の基本情報

引用：公立はこだて未来大学公式HPより

出典：パスナビ
公式HP：公立はこだて未来大学

公立はこだて未来大学の特徴

引用：公立はこだて未来大学公式HPより

地元函館では「未来大」の略称で親しまれているこの大学にはどのような特徴があるのでしょうか。

他の大学には見られないような点をピックアップしてお伝えします。

特徴①：独自性の強い授業

未来大には、他大には見られないほど独自性の強い授業が多数設置されています。

例えば工作とプログラミングを統合した「情報表現基礎」という授業では、ピタゴラ装置を作り体を動かしながら情報の基礎を身に付けることが可能です。

他にも情報系の大学には珍しくフィールドワークやプロジェクト学習も盛んに行われており、仲間と協力して勉強出来る環境で実力を蓄えられます。

新興かつ小規模な大学だからこそ教授との距離も近く、自分から行動できれば学べることは非常に多いのではないでしょうか。

特徴②：他大にはない施設が充実

未来大には、この大学だからこそできる様々な施設があります。

それは生徒同士で学習支援を行える「メタ学習ラボ」やリラックスした環境で課外英語学習が出来る「コネクションズカフェ」など、課外でも他大学では取り入れられていないような先進的な教育が行われているようです。

これらは函館外からも広く評価されており国内外の国際学会で取り上げられることもあるようで、情報系大学の中でも名実ともにトップレベルといえるでしょう。

特徴③：国内でも最先端のAI研究

AI研究において、大学という括りの中で最も進んでいるのはこの未来大学ではないでしょうか。

学内には人工知能の研究拠点である「未来AI研究センター」が解説されており、海洋や医療、モビリティなどといった様々な面でAIを活用するための研究が行われています。

運営には日本各地からAI業界のトップを走っている人材が集められており、間違いなく日本一の学びが得られるはずです。

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各学科の特徴

引用：公立はこだて未来大学公式HPより

未来大学はシステム情報科学部のみが設置されている単科の大学ですが、2年次には自分のコースを選択することとなります。

ここでは各コースの詳細や特徴をまとめてご案内します。

情報アーキテクチャ学科

この学科には以下のコースが設置されています。

この学科では人間を中心に据えた情報システムの構築方法や知識などを身に付けることを目的としており、学生の志向別にコースが設定されています。

情報システムコース

このコースでは将来コンピュータの発展に寄与できる開発者を育成するために、ソフトウェア開発やメディア情報処理技術などを中心に学習します。

システムデザイナー・エンジニアを志している方であれば、このコースを選択するべきでしょう。

高度ICTコース

高度な情報通信技術を学ぶために設置されたこのコースは大学院進学が前提となっており、6年間の中でさらに実践的な教育を受けることが出来ます。

産業界による教育やサポート企業との合宿なども盛んで、就職などの面でも非常に大きなメリットとなるはずです。

情報デザインコース

このコースでは、様々な情報と人間の五感を繋げるための研究が行われています。

ユーザーインターフェースといったものづくりを深く学べるため、使用者に寄り添う製品を作りたい方におすすめです。

複雑系知能学科

こちらの学科には次のようなコースが設置されています。

先ほどご紹介した情報システムコースとは異なり、より複雑な現象の解析・制御といった技法を学ぶこととなります。

複雑系コース

このコースではコンピュータの知識に加えて数理の力を活用し、情報システム構築やデータサイエンティストとして活躍できる技術を磨きます。

必修科目は最低限に、自分の好きな分野を選択できるためギークなエンジニアを目指したい方に最適です。

知能システムコース

人工知能とハードウェア知識を合わせ、次世代のエンジニアを目指すのがこの知能システムコースです。

システムの設計開発からプログラミングまでを広く学ぶことができ、実践的な学びを得られるコースとなっています。

受験方式と難易度

公立はこだて未来大学に入学するために突破しなければならない受験方式は下記のようになっています。

未来大学の受験を考えている方であれば、ぜひ今一度ご確認ください。

一般選抜

共通テストを一次試験として活用している一般選抜では前・後期共通で、国語・数学・理科・外国語の4教科の受験が必須となっています。

出典：パスナビ

また前期受験の場合には二次試験として、数学、英語(紙辞書の持ち込み可)の二次試験を受ける必要があります。

ここで最も注目すべきポイントは、進学後に学ぶ内容が理系にも関わらず文系での受験が出来るという点です。

理科科目では基礎の選択が出来る上に数Ⅲを指定されることもないため、「興味はあるけど数学やってない…」という方でも安心して志望することが出来ます。

出典：パスナビ

受験の難易度はこのようになっており、偏差値自体はそこまで高くないように感じられます。

しかし、大学で学べることは他大学よりも優れている点が多く、非常にコスパのいい大学と言えるでしょう。

総合型選抜

こちらは自分の長所やこれまでの活動してきたことについて、具体的な成績や結果を残している生徒へ向けた受験方式となっています。

高い英語能力や情報科学の経験、デザインの受賞歴や課外活動実績などそのアピール内容は多岐に渡るようです。

また書類による一次選考を通過した生徒は、数学やデータ知識、英語力などを貯める適性検査とプレゼンテーションを行う対話面接が必要となっています。

プレゼンテーションに関する資料は大学公式サイトに詳しく定義されているため、そちらをご確認ください。

学校推薦型選抜

この選抜方法には指定校・地域枠(北海道・青森県)・全国枠の3つがあり、いずれも高等学校および中等教育学校で優秀な成績を収めていることが受験条件です。

地域枠と全国枠を受験する生徒は適性検査を受験する必要があり、後日指定校の生徒と一緒に面接を受けることとなります。

「自分が大学入学後に何をしたいのか」というビジョンをはっきりとさせてから、高校の先生などに面接の練習をしてもらうと自信がつくはずです。

卒業後の進路

未来大学では就職する卒業生の4人に1人が情報サービス業に就職しています。

その勤務地は道内外様々で、中でも首都圏に本社を置く企業が多いようです。

公式HP：公立はこだて未来大学

情報系以外の就職先でも非常に充実した企業が揃っているのは、比較的歴史の浅い未来大学が社会的に評価を得ているということを意味しています。

こちらの大学は非常に魅力度が高いということをおわかりいただけたでしょうか。

公立はこだて未来大学の偏差値や各学部情報のまとめ

本日は北海道の公立大学であるはこだて未来大学についてご案内しました。

先進的で専門性の高い講義を展開しているこちらの大学は、下記のような魅力があります。

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