広島市立大学の各学部の偏差値や難易度は？就職状況などもご紹介！

広島市立大学は1994年に設置された広島県広島市に本部を置く公立大学で、「市大（いちだい）」と呼ばれることもあります。

国際学部と情報科学部、芸術学部を有し、言語やコミュニケーション、情報科学・情報工学、絵画や彫刻などの伝統的な表現から映像メディアまで幅広い分野の教育を行なっています。

今回はそんな広島市立大学の偏差値や各学部の特色、卒業生の進路、学費などについて幅広くご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

広島市立大学の基本情報

引用：広島市立大学 公式HP

出典：広島市立大学 公式HP

広島市立大学の偏差値と特色

ここでは、広島市立大学各学部の偏差値と特色をご紹介していきます。

参照：パスナビ

※国際学部については2次試験で総合問題・小論文が出題され、芸術学部では実技試験が行われるので、この2学部については偏差値を算出することができません。

広島市立大学の偏差値は、情報科学部が47.5となっていますので、難易度は標準的な大学よりやや易しいと言えます。

次からは広島市立大学の各学部についてそれぞれご紹介していきます。

国際学部

国際学部は、国際的な事柄を様々な視点から考えていく学部で、「国際政治・平和プログラム」、「公共政策・NPOプログラム」、「多文化共生プログラム」、「国際ビジネスプログラム」、「言語・コミュニケーションプログラム」という５つのプログラムを用意しています。

国際政治・平和プログラムは現代の国際社会が抱える環境、資源、テロ、難民、紛争といった地球規模の課題がどのようにして起こったのか、どうすれば解決することができるのかといったことについて学び、考えるプログラムです。

公共政策・NPOプログラムでは、NPO（非営利組織）や市民、政府、企業などの団体が望ましい社会のために協力し合うシステムや果たすべき役割について考えていきます。

多文化共生プログラムでは、文化や民族、地域、国家のボーダーを超えて様々な考え方を持つ人々と「共に生きる」を合言葉にして、自分と異なった考えた方を持つ人々との対話の可能性や方法について学ぶことができます。

国際ビジネスプログラムでは、経済学や経営学上の様々な問題について様々な分野を横断して考えていきます。その過程で就職する方にも起業する方にも有用なビジネスの知識を学ぶことができます。

言語・コミュニケーションプログラムでは、日本語や外国語、海外の文化や文学について学ぶことができます。また、言語を介したコミュニケーションによって生じる問題についても考察を深めていきます。

情報科学部

情報科学部は、情報工学と情報科学全般について学ぶことができる学部で、「情報工学科」、「知能工学科」、「システム工学科」、「医用情報化学科」という4つの学科が設置されています。

情報工学科では、様々な情報通信システムのベースとなるソフトウェアとハードウェアを製作する方法や仕組みについて学ぶことができます。

知能工学科では、将棋や囲碁の棋士のように高いレベルの思考を要する作業ができる人工知能技術や、コンピュータの目や耳となる画像・音声を認識する技術、ビッグデータから法則性を見出すための解析技術などの基礎となる知識について学ぶことができます。

システム工学科はロボットや情報機器の開発について学ぶことができる学科です。具体的には、人間が情報機器やロボットを扱う際により快適になるようにするインターフェイスデザインや、ロボット開発に必要なシステム化技術について知識を得ることができます。

医用情報化学科では医学と理工学が重なり合う分野について学ぶことができます。具体的には、異様情報ネットワークや医用ロボット工学、整体情報工学、医用画像処理、バイオインフォマティクスなどの分野についての知識を得ることができます。

芸術学部

美術学科では日本画や油絵、彫刻といった純粋芸術の専門的な研究と教育が行われています。

一方で、デザイン工学科は「現代表現」、「視覚造形」、「立体造形」、「映像メディア造形」、「金属造形」、「染織造形」、「漆造形」から成り、それぞれで専門的な教育を行なっています。内容が分かりづらいものについて以下で少しご紹介します。

現代表現は、主に現代美術の作品制作と作品を世に出す際に必要になるマネージメントスキルやキュレーションについての指導を行なっています。

視覚造形は、課題解決のための手段としてのデザインに焦点を当てて指導をしています。

立体造形は、生活の中におけるモノと人との関係をデザインすることに焦点を当てて指導をしています。

映像メディア造形はスマートホンやテレビに見られるような映像を使った情報ツールを用いた情報発信を行うための技術や知識を指導しています。

大学受験には武田塾！

大学受験を制するには、授業を行わずに「わかる」から「できる」になれる武田塾がおすすめ！

多くのみんなと同じように学校で学び「わかる」ようになった知識を、自学自習を通して「できる」ようにするのが武田塾の大きな特徴。

武田塾なら
●難関大学への合格者も多数！
●近くの校舎で無料受験相談が受けられる！
●自学自習で逆転合格が狙える！
●諸経費ゼロ円でオンライン特訓も可能！

まずは下記ボタンから受験相談を行ってみてください！

全国400校展開！無料受験相談はこちら

広島市立大学の卒業生の進路

ここでは広島市立大学の卒業生の進路についてご紹介します。

以下の表は広島市立大学の2020年度学部卒業者の卒業者数と就職者数、進学者数を学部ごとにまとめたものになります。

参照：広島市立大学

表からは多くの学生が卒業後の進路として就職を選択していることが分かりますが、その傾向は学部によって異なっており、就職している方の割合が最も大きいのが国際学部で、次に芸術学部、情報科学部となっています。

また、卒業生の就職先としては、あいおいニッセイ同和損害保険㈱、ＮＥＣソリューションイノベータ㈱、㈱ケイ・ウノなどがあります。

一方で、進学先としては筑波大学、東京工業大学、電気通信大学などが挙げられます。

卒業生の就職先には大手企業や有名企業も多くみられますので、大企業に就職して高い給料をもらいたいと考えている方でも広島市立大学は悪くない選択肢だと思います。

広島市立大学の学費

以下は広島市立大学の入学金、授業料を掲載した表になります。

参照：広島市立大学 公式HP

広島市立大学は広島市が運営する公立大学ですので、広島市在住の方のそうでない方では入学金が違っています。

広島市在住の方は入学金が国立大学と同じ282,000円ですが、それ以外の方は423,000円となっています。

しかし、授業料については広島市内の方もそうでない方も変わりませんので、4年間にかかる費用で見るとあまり大きな差には感じないと思います。

また、大学にかかる費用を抑えたいという方は奨学金の利用を検討されるのがオススメです。広島市立大学は貸与型奨学金だけでなく給付型奨学金もいくつか用意していますので、以下のページからご確認ください。

広島市立大学の入試形式

広島市立大学は国内の受験生向けに総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜を実施しています。

一般選抜については、どの学部でも共通テストは3教科3~4科目になっており、他の国公立大学と比べると負担は軽いと言えます。

また、前期の2次試験に関しては、国際学部が総合問題、情報科学部が数学、芸術学部が実技検査なります。

後期に関しては、国際学部が小論文の問題になり、他2学部の試験科目は変わりません。

広島市立大学についてのまとめ

いかがだったでしょうか？

今回は広島市立大学についての情報をまとめてご紹介しました。
おさらいすると、以下のようになります。

広島市立大学は国際学部、情報科学部、芸術学部の3学部を有する大学で、それぞれの学部で言語や工学、芸術についての教育を行なっています。

難易度に関しては、偏差値47.5ということから大学全体で見ると標準よりやや易しい大学と言えるでしょう。

ですが、倍率は情報科学部と芸術学部に関しては3.0倍を超えているので、油断するべきではないでしょう。

受験生は、しっかりと対策をして入試に備えてください。

最後に、ヨビコレでは他にも広島県内の大学やその他の国公立大学の情報、効率的な勉強方法など受験生に役立つ情報を様々ご紹介していますので、是非ご利用ください。

▶広島の予備校人気13選！大学受験塾の評判・口コミ