専修大学松戸高校は、千葉県松戸市にある私立高校で、専修大学の付属高校です。
早慶上理・MARCHなどの私立大学に多数進学する進学校ですが、部活動も盛んで、平成27年には野球部が甲子園に出場しています。
今回は、この専修大学松戸高校の偏差値・受験難易度・評判などについて解説していきたいと思いますので、受験生の方はぜひ参考にしてください。
目次
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専修大学松戸高校の基本情報
名称 | 専修大学松戸高校 |
---|---|
国公私立 | 私立高校 |
住所 | 〒271-8585 千葉県松戸市上本郷2-3621 |
コースと偏差値 |
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専修大学松戸高校はJR常磐線(東京メトロ千代田線)北松戸駅から徒歩10分、新京成線松戸新田駅から徒歩15分の場所に位置しています。
また、北松戸駅からの通学路には険しい坂道があることで有名です。自転車通学は禁止で、電車・徒歩通学のみになっています。
制服はグリーンやグレーを基調としたさわやかなデザインで、男女共に人気が高いです。ネクタイ・リボンはそれぞれ緑・赤・黄と3種類あり、好きなものを自由に選ぶことができます。
専修大学松戸高校のコース・偏差値
専修大学松戸高校にはA類型、E類型、S類型、X類型の4コースがあり、このうちX類型のみが中学入学のコースで、A・E類型が一般的な高校入学のコース、S類型は高校入学のスポーツ推薦コースになります。
また、専修大学への付属校推薦はどのコースにもありますが、指定校推薦の有無はコースによって異なります。
ここでは高校入学の3コースの偏差値・特徴を詳しく解説します。
A類型・E類型
受験偏差値はA類型が69、E類型が72です。おおまかに言うとA類型は文武両道を目指し、E類型は一般入試での難関大学合格を目指すコースです。
この2コースの違いは登校時間・指定校推薦の有無です。
A類型は8:30登校で、指定校推薦があります。また、3年次には文型クラスの中に専修大学へ進学するクラスが設けられ、優先的に専修大学に進学できます。
多くの生徒が部活動も盛んに行い、勉強との両立を目指しています。
E類型は8:00登校で、指定校推薦がありません。部活動に入っている生徒もいますが、登校時間が早く放課後にも講座があるため、勉強に重点を置いたコースといえます。指定校推薦もないため、全員が大学受験を前提に勉強します。
S類型
スポーツ推薦のコースで、強化指定部(野球部、陸上競技部、サッカー部、ラグビー部、相撲部)を対象に募集しているコースです。受験するには推薦書が必要です。部活動での全国大会出場、スポーツ推薦での大学進学を目指します。
専修大学松戸高校の受験難易度・併願校
専修大学松戸高校の筆記試験科目は一般的な私立高校と同様に英・数・国の三科目で、大体70%くらいの得点があれば合格確実といえますが、合格ラインはコースごとに多少異なります。
ここでは、コースごとの合格最低点、倍率、主な併願校を詳しく紹介します。
受験科目・日程
受験科目は英・数・国の三科目で、それに加えて面接があります。
前期入試は2日間行われるため、後期入試と合わせて3回の受験チャンスがあります。前期入試を2日とも受験した場合、どちらか一方でも合格点を満たしていれば合格となります。
また、希望コースは出願時に選択します。特にE類型に出願した場合、E類型に不合格だった場合でもA類型の合格点を満たしていればA類型に合格となるスライド合格判定があります。E類型で出願する場合は忘れずに希望を出しましょう。
合格最低点・倍率・併願校
前期入試の合格最低点はA類型が185点(62%)と180点(60%)、E類型は両日とも203点(68%)です。S類型の合格最低点は公開されていません。倍率はA類が2.4倍、E類が2.1倍です。
また、後期入試の合格最低点はA類型が231点(77%)、E類型が241点(80%)と前期入試より大幅に上がるため、前期入試での合格を目指しましょう。
専修大学松戸高校は、第一志望として入学する生徒は少数であり、公立の県立船橋高校や東葛飾高校の併願先として受験し、入学する生徒が多いです。私立高校であれば、市川高校、芝浦工業大学柏高校、明治大学付属中野高校などと併願されることが多いです。
専修大学松戸高校の大学合格実績
専修大学松戸高校は、国公立大学の合格者数は決して多くありませんが、早慶上理、MARCHなどの有名私立大学には多数の合格実績があります。
専修大学松戸高校の平成31年度の合格実績(国公立大学)
専修大学松戸高校の平成31年度の合格実績(私立大学)
専修大学松戸高校の学校生活
大きな校舎に囲まれるように中庭があり、その校舎の前には人工芝の敷き詰められた広い運動場があります。このように広々とした敷地のため休み時間は外で体を動かす人も多く、皆のびのびと過ごしています。
そんな専修大学松戸高校の校風・評判、部活動の様子を紹介します。
校風・評判
良くも悪くも、先生から校則や成績について厳しく言われることがなく、比較的自由な校風だといえます。特にA類型では、受験指導を受けることはほとんどありません。ですから、部活動に思い切り打ち込むことはできますが、一方で、自分自身で受験勉強の計画を練る必要があります。
このような校風から、受験に対しては面倒見が良いほうではないというのが一般的な評判です。
部活動・学校行事
運動部・文化部ともに部活動は活発で、県内有数の強豪である部活が多いです。しかし、全国大会に出場するほどの部活は少ないため、多くの部活が全国大会出場を目標に活動しています。
特に冒頭で紹介した野球部が強豪で、専用グラウンドや専用送迎バスもあり、数多くの部活動の中でも特に力が入っています。甲子園出場経験もあり、日本ハムファイターズの上沢直之選手、ソフトバンクホークスの高橋礼選手などのプロ野球選手も輩出しています。
また、文化祭も盛り上がり、大きな大会出場のない文化部は文化祭を目標に活動するため、文化部の発表は特に見ごたえがあります。また、生徒数が多いため体育祭は松戸運動公園まで徒歩で移動して行います。
専修大学松戸高校の偏差値・特徴|まとめ
専修大学松戸高校は、県立船橋高校、東葛飾高校などの併願校として人気があり、文武両道の自由な校風、有名私立大学の合格実績が魅力の高校です。勉強だけでなく部活動などの課外活動にも力を入れて、充実した高校生活を送りたい人におすすめの高校です。しかし良くも悪くも自由な校風のため、受験勉強についてはある程度自分自身で計画を立てて取り組む必要があります。
いかがでしたでしょうか。公立高校の併願先としても、チャレンジ校としてもおすすめの高校です。ぜひ受験を検討してみてください。
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