国際化や情報化に対応する複合的な教育をする「北海道札幌国際情報高等学校」
北海道札幌市にある公立高校ですが、個性的な校風ですので気になる方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな札幌国際情報高等学校の特徴や評判、難易度についてまとめました。
目次
- 札幌国際情報高等学校ってどんな学校?
- 札幌国際情報高等学校の教育の特徴
- 札幌国際情報高等学校の部活動や行事は?
- 札幌国際情報高等学校の4学科別の特色は?
- 札幌国際情報高等学校の難易度は?
- 札幌国際情報高等学校の偏差値・特徴まとめ
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札幌国際情報高等学校ってどんな学校?
名前の通り、国際化と情報化に対応する複合的な教育をしており、主に海外や英語など国際的なことに興味のある学生に人気がある高校です。
普通科に加え、国際分化科、理数工学科、グローバルビジネス科の3学科を併設しており、4学科集合型高校という全国的にも珍しい高校です。
一見専門学校に近い高校のように感じますが、北海道内の公立高校でトップ10に入る偏差値ですので、国公立大学をはじめ進学率は非常に高い傾向にあります。
名称 | 北海道札幌国際情報高等学校 |
---|---|
所在地 | 北海道札幌市北区新川717-1 |
設立 | 1995年 |
課程 | 全日制 |
設置学科 | 普通科・国際文化科・理数工学科・グローバルビジネス科 |
学期 | 2学期制 |
生徒定員 | 1学年につき、 普通科80名 国際文化科80名 理数工学科40名 グローバルビジネス科120名 |
偏差値 | 59-66 |
やはり4学科併設という点が大きな特徴ですね。
学科によって雰囲気や学ぶことも全く異なるようですので、学科ごとの特徴とともに札幌国際情報高校についてみていきましょう。
札幌国際情報高等学校の教育の特徴
「世界の人々から尊敬されるグローバルシチズンとしての日本人の育成」を目標としており、国際社会の発展に積極的に貢献する人材育成に力を入れています。
急速に発展するグローバル社会の中で、多様性を重視しているという特徴は大きな強みです。
情報化が進み社会が急激に変化していく未来に対応できる生徒を育てるため、多彩な教育活動を展開しています。
英語・国際教育の充実
名前の通り、国際的な教育に関しては他の高校よりも格段に充実しています。
- 最新の語学学習機器を使用した英語教育
- ALTの2名配置
- 国際文化学科は英語以外のフランス語、ロシア語、中国語、ハングルのうち一つを選択して学習
- アメリカや中国など姉妹校3校との交流
- 各種短期留学制度や派遣制度の活用
など幅広い国際教育が特徴的です。
高度情報化への対応
学校名に情報と入っているだけあって、情報化にも対応した教育環境が整っています。
- 450台を超えるパソコン設置
- 学校や自宅でのコンピュータ学習の実施
- 基本情報技術者やITパスポートなどの高度な資格の取得
など、情報系に興味がある学生にとっても素晴らしい環境ですね。
まさに現代風な高校と言えるのではないでしょうか?
多彩な進路実現
変わった教育内容も多いですが、偏差値の高い学校というだけあって、卒業後の進路実現のサポートにも力を入れています。
- 国公立大学や難関私立大学へ多数合格
- 大学進学重視型の専門学科(理数工学科・グローバルビジネス科)
- 民間・公務員への就職指導の充実
大学受験はもちろんですが、就職指導にまで力を入れているところが、複数学科集合型高校ならではですね。
札幌国際情報高等学校の部活動や行事は?
教育カリキュラムがしっかりしていることはもちろんですが、部活動や行事も盛んに行われているのが札幌国際情報高等学校の特徴です。
勉強だけでなくしっかり高校生活も楽しみたいという方にはうれしい情報ですね。
活発な部活動
特に部活動は全国的に有名な部も多く積極的に力を入れています。
30以上の部・局・同好会があり、加入率は8割を超えています。
国際情報ならではの、お琴、英語、パソコン、情報技術などの部活もあり、興味のある学生にとっては授業も部活でも没頭することができますね。
陸上部や吹奏楽部など、全道大会、全国大会出場の部活も多数あり、部活にも集中できる文武両道な環境が整っています。
高校生活でのイベント
国際交流が盛んなためイベントが多いのも札幌国際情報高等学校の特色です。
学校祭や体育祭など高校生らしいイベントはもちろんのこと、クリスマスコンサート・餅つきなど少し変わった学校行事も多いです。
国際情報高校らしく、イングリッシュキャンプ、校内ロボット大会、ハワイへの見学旅行や現地校との交流など少し変わった学科行事も存在します。
イベント好きな高校生なら間違いなく楽しめるでしょう。
札幌国際情報高等学校の4学科別の特色は?
学科ごとで教育内容も違えば、男女比を始め雰囲気も全く違うようです。
各学科の特色を見ていきましょう。
各学科目標 | |||
---|---|---|---|
普通科 | 国際情報高校・普通科としての「ブランド力」を磨く。 | ||
国際文化科 | 異文化を有する人たちと共生しその中で活躍できる資質を持ち、グローバルおよびローカルな社会問題を解決すべく積極的に議論と発信をするグローバルシチズンを育成する。 | ||
理数工学科 | 理数系科目に関する理解を深め、論理的思考力を育てるとともに、工学に関する基礎的・基本的な知識と技術を習得させ、将来工業に関わる業務に従事する技術者・研究者として必要な能力と実践的な態度を育てる。 | ||
グローバルビジネス科 | 商業に関する各分野についての知識と技術を習得させ、起業の精神にあふれ、国内はもとより国際社会におけるビジネス活動に適切に対応するために必要な能力と態度を育てる。 |
普通科(2クラス80名)の特徴
普通科といえば、通常の高校と同じ学科です。
札幌国際情報高等学校では、学科集合型の中にある「普通科」だからこその魅力を謡っており、他学科の生徒と交流しながら学べることが大きなメリットです。
偏差値も高いので現役大学合格率も高く、学科人数が80名という点でも少人数だからこそできる生徒の能力や適性、関心や進路などに応じた確かな学力を得られる教育をしています。
普通科の評判
- 男女比は半々程度
- 学校行事が面白く、他学年・他学科との関りも多い。学科がミックスになるクラスなどもあり、たくさんの個性豊かな人出会うことがでて楽しかった
- 個人を尊重してくれるので、部活と両立しながら大学受験を目指せた
普通科にいてもレベルの高い英語教育を受けられたという声も多く、やはり札幌国際情報高校ならではの良さがあるようですね。
しかし、やる気のある生徒とない生徒の差が激しく、進学実績自体も際立ったものではないので、ある程度は学校に頼らず個人で勉強する力も必要だったという方もいました。
比較的国公立志望の人が多いため、英語がかなり重要になる私立志望の人は、グローバルビジネス科や国際文化科も選択肢に入れてみても良いかもしれません。
国際文化科(2クラス80名)の特徴
国際文化科は真の国際人を養成する学科です。
3年間を通して、異文化に対する理解と外国語を使う力の2つをバランスよく身につけることを目標としています。
資格取得にも力を入れており、実用英語技能検定とTOEICなどにチャレンジする機会を与えています。
ちなみに、平成31年3月卒業生の資格取得状況は下記のとおりです。
1級 | 1名 |
---|---|
準1級 | 14名 |
2級 | 63名 |
TOEIC800点以上 | 2名 |
国際文化科の評判
- 男女比はほとんどが女子
- 留学がしやすい環境で、長期休暇に海外へ短期留学に行く人が多い
- 実践的な英語を学べるので海外に興味のある人にとってはとても楽しい
実践的な英語を学ぶことができますが、1年生では文法などの基礎をしっかりできなかったという声もありましたのでご注意ください。
短期留学もしやすいですので、海外に行ってみたいという方にとっては素晴らしい環境ではないでしょうか?
しかし、男子の人数が少なく女子が明るくにぎやかな雰囲気ですので、雰囲気が合う人はとても楽しむことができますが、合わない人はかなり窮屈になってしまうようです。
入学を検討している方は、事前にしっかり雰囲気を確認しておきましょう。
理数工学科(1クラス40名)の特徴
進学型工業科として理数工学科で3年間しっかりと学んだ後、理工系の大学や大学院に進学し、将来はエンジニアや研究者を目指す人材を育成します。
高校生のうちから将来のエンジニアや研究者として必要な専門教育を受けることができ、幅広い理工系分野の基礎に触れることが出来ます。
専門教科だけでなく、普通科の数学・理科・英語も充実しており、国公立理工系大学へ進学する学力をつけることも可能です。
ものづくりが大好きで将来エンジニアを目指す学生が多いです。
理数工学科の評判
- 男女比はほとんど男子で、男子校のような雰囲気
- 他の工業化と違い、専門教科だけでなく普通教科もしっかり学べるため、理系大学に進学したい人にもオススメできる
- 実際に作業をする実習などもあり、より工業を好きになることが出来た
レポート課題が多く大変な時があるという声もありましたので、典型的な理系学科という印象ですね。
本当に工業やプログラミングに興味のある学生にとってはとても楽しい環境のようです。
将来の夢が明確に工業系だと定まっている学生にとっては非常にオススメできる学科です。
グローバルビジネス科(3クラス120名)の特徴
進学型商業科として選択科目が豊富で国公立大学文系の受験にも対応できる教育課程です。
1年生で基礎を学び、2年生から専門性を高める「情報コース」「会計コース」「国際コース」の3コース制になるという特色があります。
コンセプトは、より高度な専門性を備えた職業人の育成を目指すこととなっています。
コンピュータに興味があり高度な資格に挑戦したい学生や税理士・公認会計士を目指す学生、ビジネス英語を学習し、将来グローバルに活躍したい学生にぴったりの学科です。
グローバルビジネス科の評判
- 男女比は国際文化科と似ていて、3:5くらいで女子が多い(学年によって変動あり)
- 商業科としては日本トップレベルの偏差値なので、進学率が良い
- 別のジャンルの国公立大学に進学する生徒も一定数いる
運動部が多く、勉強と部活を両立できている学生が多いという声も見受けられました。
大学進学を目指す学生も入れば、専門的なことを学びたい学生もいるので、全体的にバランスの取れた学科ではないでしょうか?
また、必ず商業科の大学に進まなければいけないわけではなく、別のジャンルの大学に進学する学生もいるので気負いすぎず入学することが出来ます。
札幌国際情報高校としての評判
修学旅行でハワイにいけることが良かったという声も多かったです。
何度も言いますが、学科によって男女比はもちろん、雰囲気がかなり異なるようです。
毎年何人かはやめていくという情報もありましたので、合う学生にはとても合いますし合わない学生には通いづらい学校のようですね。
また、校則が少しだけ厳しいようなので、気になる方はオープンキャンパスなどでチェックしておくことをオススメします。
部活に打ち込むこともできるうえに、行事が多く明るい校風のようですので、イベント好きな学生さんには非常にあっている学校だと思います。
札幌国際情報高等学校の難易度は?
学科が多いという特性から、1つずつの学科の定員が少ないです。
普通科でみると分かりやすいですが、普通の高校は普通科しかないところも多いので、300名前後のところが多いのに対し、札幌国際情報高校は定員が80名という少なさです。
また、公立の高校ですが、推薦枠があります。
各学科の推薦枠の目安は下記の通り
普通科 | 80名のうち推薦入学定員24名程度 |
---|---|
国際文化科 | 80名のうち推薦入学定員40名程度 |
理数工学科 | 40名のうち推薦入学定員20名程度 |
グローバルビジネス科 | 120名のうち推薦入学定員60名程度 |
このように推薦入学の割合が普通の公立高校よりも多い傾向にあります。
偏差値も高いですし、より一層入学できる定員が絞られますので、難易度はかなり高いといえるでしょう。
札幌国際情報高等学校の偏差値・特徴まとめ
個性のある生徒が非常に多く、入学する時点で大学入学が文系か理系か決まってしまうようなものなので、しっかりと決めた方が良いですね。
学校概要や卒業生の口コミをみた感想としても、合う合わないがはっきりしている印象でした。
ご自身の学びたいことはもちろん、雰囲気が自分に合っているかも考慮したうえで学科を決めなければいけません。
全体を通して専門的なことを学ぶことが多いので、しっかりと方向性を定めて入学しなければいけません。
自分に合っていた方はとても充実した高校生活を送っている方が多かったので、みなさんもこの記事を参考にしながら高校選びの参考にしていただければ幸いです。
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