山形東高等学校の偏差値は？高校の特徴・評判・難易度まとめ

山形東高等学校は、山形県山形市にある公立高校で、通称は「山東」(やまとう)、「山形東」(やまがたひがし)、「東高」(ひがしこう)などです。政界・財界などに多数の著名人を輩出しています。山形県内トップの難関校で、創立当初は男子校でしたが、新制高等学校となってから数年後には共学になっています。

今回は、この山形東高等学校の偏差値・受験難易度・評判などについて解説していきたいと思いますので、受験生の方はぜひ参考にしてください。

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山形東高等学校の基本情報

出典：みんなの高校情報

公式HP：山形県立山形東高等学校

山形東高等学校の最寄駅はJR北山形駅です。

山形東高等学校には基準服というものがあります。これは式典などで着用する制服のようなもので、男子は学ラン、女子は紺のブレザーとスカートに青いリボンというスタイルです。普段の学校生活では基準服の着用義務はありませんが、私服登校というわけではなく略服と呼ばれる服装で学校生活を送ることになります。略服は基本的には自由ですがいくつかの規定がある服装のことで、多くの人は基準服をアレンジしたような服装をしています。

山形東高等学校のコース・偏差値

山形東高等学校の受験偏差値は探究科が73、普通科が70です。探究科は平成30年度から新設されたコースです。定員は普通科が160名(4クラス)、探究科が80名(2クラス)です。どちらのコースも2年次に文理選択があります。

山形東高等学校の受験科目・併願校

山形東高等学校の受験に必要な科目は何科目で、合格に必要な点数はどの程度でしょうか。

ここでは、山形東高等学校の受験科目、倍率、主な併願校などを紹介します。

受験方式

山形東高等学校の定員は普通科・探究科合わせて240名で、選抜は前期試験1回のみです。
また、出願時に希望コースを選択します。第2志望まで選択することができますが、探究科を第2志望とすることはできません。つまり、希望コースの組み合わせは以下の3通りになります。

①第1志望：探究科　第2志望：普通科
②第1志望：探究科　第2志望：なし
③第1志望：普通科　第2志望：なし

受験科目・配点

一般入試は1日間で行われ、当日の試験内容は学力検査と面接です。これらの点数に内申点を加えた合計点数によって合否判定が行われます。
学力検査は、一般的な公立高校と同様に国・数・社・理・英の5科目で試験順もこの通りです。英語はリスニングテストを含みます。
面接は1グループ8人程度のグループ面接で、1グループあたりの面接時間は15分程度です。面接では主に次の項目について質問されます。

①志望理由について
②進路に関する本人及び保護者の意向について
③特別活動等の状況について
④性格について(長所など)

配点は内申点：筆記試験＝3：7で評価されます。面接の結果は必要に応じて参考資料となる程度です。

合格最低点・倍率・併願校

山形東高等学校の2020年度の入試倍率は探究科が2.49倍、普通科が0.41倍となっており、探究科の倍率はかなり高めです。合格者最低点は公表されていないため不明です。

また、山形東高等学校を受験する生徒は、日本大学山形高等学校(普通科特別進学コース・偏差値66)、東海大学山形高等学校(普通科特進コース・偏差値61)、新庄東高等学校(普通科Eコース・偏差値60)、山形城北高等学校(特進科・偏差値58)などの私立高校を併願校とすることが多いです。

山形東高等学校の大学合格実績・大学受験指導

ここでは、山形東高等学校の大学合格実績・大学受験指導について詳しく解説します。

山形東高等学校の令和元年度(2019年度)の合格実績

( )内は現役合格者数を表します。

山形東高等学校は、学年の約半数の生徒が国公立大学に現役合格する国公立志向が高い学校といえるでしょう。特に、東北大学、山形大学、新潟大学などの近隣の国公立大学の合格実績が豊富です。
また、国公立大学のみならず早稲田大学、慶應義塾大学などの難関私立大学の合格実績も豊富です。

山形東高等学校の大学受験指導

山形東高等学校は通常の授業も成績上位層に合わせたもの、また東大・旧帝大などの難関国公立大学合格を見通したものとなっているため、授業についていくだけでもかなり大変だそうです。

また、課題も大量に出るため、1年次から時間のやりくりを工夫しなければならないほど多忙になります。

しかし逆にいえば、授業についていくだけでも十分に難関大合格に必要な学力がつきますから、入学後できるだけ早く効率的な勉強のしかた・時間の使い方をつかむことがかなり重要になります。
授業についていくことさえできれば、授業のレベルは高く生徒同士でも切磋琢磨しあえる環境ですから、難関大を目指すにはこの上なくよい環境だといえます。

山形東高等学校の学校生活

文武両道・質実剛健・自学自習を校是として掲げる山形東高等学校の学校生活はどのようなものでしょうか。

ここでは、山形東高等学校の校風、部活動、学校行事などの様子を紹介します。

校則・校風

厳しい校則はないようですが、アルバイト、バイク通学などが禁止されています。
染髪やピアスは特に禁止されていないようで、実際に髪を染めている生徒やピアスをしている生徒はちらほらいるそうです。

略服に関しては多少の規則があります。質素端正な服装であること、校章を必ずつけること、などです。夏はポロシャツの着用も許可されています。

部活動・学校行事

文武両道を校是として掲げるだけあって、部活動は基本的に全員加入することになっています。勉強で多忙な中でもうまく時間をやりくりし、成績も高い水準を保っている人も多いそうです。
また、全国大会出場レベルの強豪の部活もあり、特に個人競技の部活動が強豪のようです。フェンシング部、テニス部、弓道部、水泳部、囲碁将棋部などが近年全国大会出場経験のある部活動です。

学校行事は駅伝大会・クラスマッチ・体育祭・山東祭(文化祭)が前期のうちに立て続けにあります。3年生が後期は受験勉強に集中できるように配慮したスケジュールだと考えられます。山東祭は3日間、クラスマッチ・体育祭は4日間にもわたって行われ、生徒全員が勉強のことを忘れて楽しむそうです。

山形東高等学校の偏差値・特徴｜まとめ

山形東高等学校は、県内トップの難関校で、東京大学、東北大学などの難関国公立大学の進学実績が豊富です。一方で文武両道の校是のもと活発に部活動も行い、学校行事も長い日数で盛大に行われるため、メリハリのある高校生活が送れるでしょう。

ぜひ受験を検討してみてください。