三重県立桑名高等学校は、三重県桑名市に建つ公立高校です。1910年開校の桑名郡立高等女学校を前身とし、100年を超える歴史と伝統を誇っています。
「桑高」の愛称で親しまれている本校は、県内でもハイレベルな進学校として有名です。中でも難関大学への進学希望者や看護系の進路を目指す人から人気を集めています。
今回は、そんな三重県立桑名高等学校の偏差値・難易度をはじめ、学校・学科の特徴や評判などを解説します。また、あわせて部活動や卒業生の進路もご紹介しています。三重県内の進学校や看護系学科をお探しの方は要チェックです。
目次
- 三重県立桑名高等学校の基本情報・特徴
- 三重県立桑名高等学校の学科情報
- 三重県立桑名高等学校の偏差値・難易度
- 三重県立桑名高等学校卒業生の進路
- 三重県立桑名高等学校の部活動
- 三重県立桑名高等学校の口コミ
- 三重県立桑名高等学校の偏差値・難易度や特徴 まとめ
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三重県立桑名高等学校の基本情報・特徴
まずは三重県立桑名高等学校の基本的な情報および、学校の特徴・特色からご紹介します。
高校名 | 三重県立桑名高等学校 |
---|---|
学校区分 | 公立高校 |
所在地・アクセス | 三重県桑名市大字東方1795番地 JR関西線・近鉄名古屋線 「桑名」駅西口から徒歩約10分 東口から三重交通バスで「桑名高校前」下車後、徒歩3分 |
電話番号 | 0594-22-5221(代表) 0594-22-5220(定時制) |
課程・コース | 全日制:理数科/普通科/衛生看護科・専攻科 定時制 |
高校公式ホームページ | https://www.kuwana-h.ed.jp/top.html |
特徴1:国公立大進学に力を入れている進学校
三重県立桑名高等学校は、難関大学、特に国公立大学への進学に力を入れている、県内でもハイレベルな進学校です。過去の合格実績を見ると、誰もが知っている大学の名前がずらりと並んでいます。
この合格実績を実現するため、三重県立桑名高等学校では普段の授業をとても大切にしているそうです。授業時間数の多さは県内トップクラスで、放課後や土曜日にも課外授業が行われています。
このように、非常に多くの時間を勉強に費やしているにも関わらず、桑高のモットーは「文武両道」というから驚きです。生徒の多くは、忙しい勉強の合間をぬって、クラブ活動にも積極的に参加しています。
勉強もクラブ活動も、どちらも諦めたくないという人にはうってつけの高校です。
特徴2:三重県内で最大規模の県立高校
三重県立桑名高等学校は、1,200人あまりの生徒が通う、三重県内の県立高校の中でも最大規模の高校です。3つの全日制学科と定時制課程に分かれて、生徒たちが思い思いに学んでいます。
生徒数が多いため、当然クラス数も多く、イベントごとは非常に盛り上がると評判です。中でも人気の文化祭・体育祭・スポーツ大会では生徒たちが全力で取り組んでおり、勉強漬けのイメージがある桑高の意外な一面を見せてくれます。
先述のとおり、クラブ活動も活発で、かつ種類も豊富です。勉強・クラブ・行事を上手に両立して、高校生活を思い切り充実させているのが、三重県立桑名高等学校の生徒たちのすごいところですね。
特徴3:県内で唯一衛生看護科を持つ高校
三重県立桑名高等学校には、看護を学べる「衛生看護科」が設置されています。実は、このような科が設けられている高校は、三重県内で桑名高等学校だけなのです。
この衛生看護科には医療・看護職を目指す生徒が集まっており、卒業後に看護師として就職する人もいれば、助産師や保健師を目指して進学する生徒もいます。
衛生看護科には三重県中から生徒が集まります。三重県内で医療・看護を学びたい方には、ぜひおすすめしたい高校です。
三重県立桑名高等学校の学科情報
三重県立桑名高等学校は全日制と定時制に分かれており、うち全日制には「理数科」「普通科」「衛生看護科・看護専攻科」の3つの学科が設けられています。
ここでは、三重県立桑名高等学校の普通科3学科についてご紹介します。
理数科
理数科は、難関国公立大や難関私大への合格および、科学技術立国のリーダーとなる人材の育成を目指す学科です。2023年度まで、文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業の指定を受けています。
「理数科」という名前ではありますが、文系学部志望者向けのコースも設置されていますので、文系を希望する生徒も安心です。
理数科では独自のカリキュラムに沿って学習を進めており、長期休みや朝・放課後の時間を利用した課外授業・補習授業も活用して、学力をとことん伸ばせます。
また、合宿や校外研修など、理数科独自のイベントが多数用意されており、珍しい実験や実習の機会に恵まれているのも特徴です。
普通科
普通科は、上級校への進学を目指す生徒が集まる学科です。社会でリーダーとして活躍できるよう、学力と心身を共に鍛えていきます。
1年次は共同クラスですが、2年次より文系志望と理系志望にコースが分かれます。選択科目も多数用意されており、それぞれの進路希望にあった科目を選択可能です。
普通科でも、勉強の時間は十分すぎるほど確保されています。授業時間数は県内トップクラス、そのうえ土曜・放課後には課外授業も実施しています。自習したい生徒のために、土曜日には教室や自習室が解放されているのも嬉しいポイントです。
衛生看護科・看護専攻科
県内唯一の高校看護科です。医療・看護について、充実した設備のもとでしっかりと学べます。
三重県立桑名高等学校の衛生看護科の特徴は、最短で看護師を目指せるという点にあります。桑高には衛生看護科と看護専攻科が設けられており、衛生看護科で3年、その後看護専攻科で2年、計5年間の一貫教育を受けることが可能です。
この5年間の課程を修了することで、看護師国家試験の受験資格が得られるのですが、高校の5年間で受験資格獲得というのは、実は看護師になるためのあらゆる方法の中でも最短のルートなのです。
なお桑高の看護師国家試験の合格率は非常に高く、ほとんどの年で合格率100%を達成しています。
もちろん、目指せるのは看護師だけではありません。保健師・助産師などを目指し、その後専門学校や短期大学などに進学する生徒もいます。
県内で看護を学びたい方、とにかく早く看護師になりたい方に、特におすすめの学科です。
三重県立桑名高等学校の偏差値・難易度
進学校と名高い桑高ですが、やはり入試に合格するのは難しいのでしょうか?
続いては、三重県立桑名高等学校の偏差値や合格難易度を、学科別にご紹介します。
三重県立桑名高等学校の偏差値
コース名 | 偏差値 |
---|---|
理数科 | 67 |
普通科 | 61 |
衛生看護科・看護専攻科 | 56 |
出典:みんなの高校情報
三重県立桑名高等学校の合格難易度
上の表のとおり、三重県立桑名高等学校の偏差値は56~67です。
3学科中、最も難しいのが理数科です。理数科の偏差値67は、三重県の全高校159校の中でも第4位にあたり、県内トップクラスの難易度と言えます。合格を目指すのであれば、なるべく早い段階から、徹底して受験対策を行う必要があるでしょう。
また、普通科は第24位、衛生看護科で第33位と、残る2学科もハイレベルです。合格は容易ではありません。
ちなみに、募集人数の少ない理数科と衛生看護学科は、倍率も高くなる傾向にあります。どの学科を選ぶにせよ、桑高志望の方は、早くから情報収集を始めましょう。
三重県立桑名高等学校卒業生の進路
桑高では、4年制大学への進学を希望する生徒が大半を占めますが、一部生徒は就職や短大への進学を選択します。
ここでは、主に大学進学を希望した生徒に着目し、過去5年間の主な合格実績をご紹介します。
過去5年間における主な大学合格実績
国立大学 | 公立大学 |
---|---|
北海道大学 東北大学 筑波大学 千葉大学 お茶の水女子大学 東京外国語大学 東京学芸大学 東京工業大学 一橋大学 横浜国立大学 富山大学 金沢大学 福井大学 山梨大学 信州大学 岐阜大学 静岡大学 愛知教育大学 名古屋大学 名古屋工業大学 三重大学 滋賀大学 京都大学 大阪大学 神戸大学 奈良女子大学 岡山大学 広島大学 九州大学 その他 |
東京都立大学 横浜市立大学 岐阜薬科大学 愛知県立大学 名古屋市立大学 三重県立看護大学 大阪市立大学 その他 |
私立大学 | |
自治医科大学 青山学院大学 慶應義塾大学 上智大学 中央大学 東京理科大学 法政大学 明治大学 立教大学 早稲田大学 愛知大学 愛知工業大学 愛知淑徳大学 金城学院大学 椙山女学園大学 中京大学 名城大学 南山大学 皇學館大学 同志社大学 立命館大学 関西大学 関西学院大学 その他 |
三重県立桑名高等学校の部活動
三重県立桑名高等学校では、先ほどご紹介したとおり、クラブ活動にも力を入れています。2022年現在、活動中のクラブの数は39です。
以下、桑高のクラブを一覧表にまとめます。
運動部 | 文化部 |
---|---|
硬式野球部 ソフトテニス部 山岳部 軟式野球部 硬式テニス部 サッカー部 ソフトボール部 バレーボール部 体操部 陸上競技部 バスケットボール部 ラグビー部 水泳部 卓球部 ボウリング部 柔道部 ハンドボール部 空手道部 剣道部 バドミントン部 |
バトン部 書道部 邦楽部 放送部 美術部 ダンス部 新聞部 英語部 オカリナ同好会 吹奏楽部 クッキング部 文芸同好会 応援部 茶道部 軽音楽同好会 演劇部 自然科学部 囲碁将棋同好会 競技かるた部 |
中でも陸上部・水泳部・バスケットボール部は非常に活発に活動していると評判で、練習もハードな様子です。思い切りスポーツに取り組みたい人は、一度見学してみるといいかもしれません。
三重県立桑名高等学校の口コミ
ここまで、三重県立桑名高等学校についての情報をいろいろとご紹介してきましたが、実際に桑高に通っている生徒たちは、桑高にどのような印象を持っているのでしょうか。
最後に、桑高の生徒や保護者からの口コミの中で、校則と人間関係に関するものをまとめてご紹介します。
校則について
- とても緩い方だと思う。スマホ自由。校内上履き自由。靴下自由。髪の毛の飾り自由。
- 校則はとても緩い。スカート丈と染髪以外はほぼなんでも許される。
- スマホが使える。身だしなみも、始業式あたりにチェックが入るだけで、よほど派手な格好をしていなければ注意されることもない。
出典:みんなの高校情報
校則は「緩い」という意見が大半でした。アルバイトは禁止されているものの、長期休みには許可を申請することが可能だそうです。身だしなみに関しても、常識の範囲内であれば結構自由がきくようですね。
人間関係について
- いじめは聞いたことがない。本当にいい人ばかりで毎日楽しい。
- 本当に民度が高くてありがたい。ほとんどのことは個性として認めてもらえる。
- 思いやり、マナーのある生徒さんが多い印象です
出典:みんなの高校情報
人間関係の大きなトラブルやいじめに関しても、心配する必要はないようです。中には「そんな暇はない」というコメントもありました。確かに、皆さん勉強に部活にと非常に忙しく、他人に悪い意味で執着している時間はなさそうです。
三重県立桑名高等学校の偏差値・難易度や特徴 まとめ
三重県立桑名高等学校、通称「桑高」は、
- 全体的に偏差値が高め。特に理数科は県内トップレベルの難易度
- 長い歴史を持つ、大規模な進学校。特に国公立大学進学に力を入れている
- 県内で唯一看護科を設けている。5年一貫教育で最短で看護師を目指せる
上記が特徴的な、三重県桑名市の県立高校です。
なお三重県立桑名高等学校では、2022年度より制服がリニューアルされています。スマホアプリで制服の試着体験もできるようなので、気になる方は公式ホームページをチェックしてみてはいかがでしょうか。
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