大阪府立咲くやこの花高等学校の偏差値は？特徴・評判・難易度まとめ

大阪府立咲くやこの花高等学校は、大阪市此花区にある中高一貫の公立学校です。

大阪市内の公立学校として初めての併設型中高一貫教育校として、2008年に開校しました。
そして、2022年度からは大阪府に移管されています。

総合学科、演劇科、食物文化科の3学科が設置されており、専門的な分野について深く学ぶことができます。

今回は、大阪府立咲くやこの花高等学校の特徴・偏差値・部活・進路実績・口コミなどをご紹介します！

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大阪府立咲くやこの花高等学校の基本情報・特徴

引用：大阪府立咲くやこの花高等学校公式HPより

出典：大阪府立咲くやこの花高等学校

前身となっているのは、大阪市立扇町高等学校と大阪市立此花総合高等学校の2校であり、この2校を統合改編し2008年4月1日に併設型中高一貫教育をおこなう、大阪市立咲くやこの花中学校・高等学校として開校しました。

大阪市立では初めて、大阪府下でも初めての公立中高一貫校です。

2022年度、大阪市内の公立学校が全て大阪府に移管されたことにより、大阪府立咲くやこの花高等学校に名称変更されました。

最寄り駅の「西九条駅」は、JR環状線とJR桜島線、阪神なんば線が乗り入れており、各方面からのアクセスがしやすい立地となっています。

著名な出身者として、ミュージカル俳優の小林唯さんや三井莉穂さん、 シンガーソングライターの沢井美空さんプロレスラーの竹下幸之介さんがいます。
全国的にも珍しい「演劇科」を有する公立学校として、芸能分野で活躍する人が多くいました。

大阪府立咲くやこの花高等学校の学科・コース

ここからは、大阪市立咲くやこの花高等学校に設置されている各学科について詳しくご紹介します。

大阪市立咲くやこの花高等学校には総合学科・演劇科・食物文化科の3学科があり、このうち総合学科では6つの系列に分かれています。
それぞれの学科の特徴を見ていきましょう。

総合学科

総合学科は、異なる特色を持った6つの系列があります。
高校１年次に学習する「産業社会と人間」で将来に向けたキャリアデザインを行い、その後の系列を選択します。

１、教育の特色
　１）将来の職業選択を視野に入れた自己の進路への自覚を深めさせる学習を行う。
　２）生徒の個性を生かした主体的な学習を通して、学ぶことの楽しさや成就感を体験させる学習を行う。

２、教育目標
　１）豊かでたくましい心の涵養
　２）個性の伸長と才能の開花
　３）社会をリードする人材の育成

３、育てたい人材像
　１）目標に向かい積極的にチャレンジできる人材
　２）豊かな表現力を持ち、創造性を発揮できる人材
　３）社会性や協調性に富み、国際社会で活躍できる人材

引用：大阪府立咲くやこの花高等学校 総合学科について

演劇科

演劇科では、演劇の実習を通じて、身体と言葉を用いた豊かなコミュニケーション能力を身に付けます。

「演劇論」「劇表現」「歌唱表現」「伝統芸能（狂言）」「舞踊（モダンダンス・クラシックバレエ）」「舞台技術」などの専門科目があります。
プロ仕様の充実した音響、照明設備や楽屋を備える「舞台実習室」では、演劇作品の上演も行っています。

演劇科の設置は、大阪府内では初めてであり、全国でも公立としては2番目の設置でした。

主に、文系・教育系・芸術系大学への進学を目指す学科です。

食物文化科

食物文化科は、「食」に関する知識と技術を身に付けます。
また、卒業と同時に調理師免許が取得できる大阪府立咲くやこの花高等学校は、厚生労働省の調理師養成指定校に認定されています。

「栄養」「食品」「食文化」「食品衛生」「公衆衛生」「調理理論」などの専門授業があり、資格を持った講師陣が指導にあたっています。
実技の面では、日本料理・フランス料理・イタリア料理・中国料理などの本格的な調理技術を専門家から学ぶことができます。

1年次から「生活産業基礎」の授業などを通じて、卒業後の進路について考えるキャリア教育を行っています。

生活科学系や食物・栄養学系の大学進学、ホテル・レストランへの就職等などを目指す学科です。

大阪府立咲くやこの花高等学校の偏差値・難易度

主に専門教育を行っている大阪府立咲くやこの花高等学校ですが、偏差値や難易度はどうなっているのでしょうか？
まずは、偏差値を学科ごとにまとめておりますのでご覧ください。

上記の表を見て分かる通り、大阪府立咲くやこの花高等学校の偏差値は51～55で、学科による差はさほど大きくありませんでした。

この数値は、大阪府内の高校534件中158位、大阪府内の公立学校208件中58位、全国の高校10,005件中2367位となっています。
標準よりも高い数値であるため、しっかりとした受験対策が必要と言えるでしょう。

中高一貫教育を行っている大阪府立咲くやこの花高等学校では、総合学科の生徒の半分は無選抜で併設中学校から入学します。
また、演劇科は一般入試ではなく特別入試による選抜となるため、一般入試よりも時期が早く、実技試験が行われる場合がほとんどです。

いずれの学科も決して低くはない偏差値となっているため、大阪府立咲くやこの花高等学校で専門分野を学びたいと考えている方は受験に向けの準備を怠らないようにしましょう。

学力に不安がある方は、ぜひこの機会に塾・予備校への通塾も検討してみてください。
学校別の受験対策などが相談できる場合もあるので、早めに通塾することをおすすめします！

大阪府立咲くやこの花高等学校の部活

多くの専門分野が学べる大阪府立咲くやこの花高等学校にはどのような部活があるのでしょうか？
現在、活動している部活一覧を以下の表にまとめました。

専門性が高い学校では部活の数が少ない傾向にありますが、大阪府立咲くやこの花高等学校には16の運動部と18の文化部が活動しており、十分な数と言えるでしょう。

授業と部活を連動させた教育なども行っており、精力的な活動を続けています。
また、高いレベルの施設や設備を活用できる点も魅力的です。

大阪府立咲くやこの花高等学校の進路実績

ここでは、大阪府立咲くやこの花高等学校の進路実績をご紹介します。
公式HPには過去4年間の実績が公開されていましたが、今回は最新となる令和3年度の進路実績について見ていきましょう

上記の表は、令和3年度卒業生の進路を種類別にまとめたものです。

どの学科でも最も多い進路は「四年制大学」となっていました。
次に多いのは、やはり専門教育を行っていることからも「専門学校等」でした。

就職を選択する生徒はあまり多くなく、ほとんどが大学への進学を選択しているようですね。

つづいて、進学先の大学と就職先についてまとめた表をご覧ください。

進学先として掲載されていたのは、全国各地の国公立大学や関関同立・産近甲龍などの有名私立大学、東京の難関私立大学まで幅広い内容となっていました。

今回、進学先として紹介した大学はほんの一部です。
より詳しい進学先大学名を知りたい方は、引用元をご確認ください。

就職先は国家公務員をはじめ、府内外のさまざまな企業が見られました。

大阪府立咲くやこの花高等学校の口コミ・評判

それでは最後に、大阪府立咲くやこの花高等学校に寄せられている口コミや評判を見ていきましょう。
今回は、「校則」「施設・設備」「制服」の3つについて口コミをご紹介します。

校則についての口コミ

校則は基本的に厳しいです。 特にスカートの丈には口うるさく指導しているのを良く見かけます。 その割には人によって指導したりしなかったりで態度変えてる感じがします。 ブレザーの上からしか防寒具を着てはいけないみたいな変な所に厳しい校則が多々あります。
引用：みんなの高校情報

携帯はOKですが、化粧禁止や髪色は黒といった校則はスタンダードとはいえ時代に乗り遅れています。あと、禁止なのに化粧していても注意されてない人がいて不公平です。
引用：みんなの高校情報

校則自体はそこまで厳しくないと思います。髪の毛も過度な加工や、染色をしなければあまりうるさくは言われないです。 アルバイトは原則禁止とはなっていますが、そう言っているだけで、紙を一枚簡単なものを書いて提出すれば大丈夫ですし、黙ってやっている人もいますが大丈夫です。
引用：みんなの高校情報

校則については、「比較的厳しい」とする声が多く見られました。
ですが、中には「厳しくない」「一般的だ」との声も見られたため、生徒によっては感じ方が違うようです。

制服の着くずしや染髪はもちろん、化粧についても注意されることがあるとのことです。

携帯電話に関する規則も厳しいようですが、学校への持ち込み自体は可能なので、ルールを守った利用を心がけましょう。

施設・設備についての口コミ

公立とは思えないくらいめちゃくちゃ綺麗。 施設と制服がこの学校の唯一の良い所と私は思っています。 調理室もカメラとテレビが付いてるため、遠くでも講師の手元が見れるのでとても良かったです。女子が多い割に更衣室がめちゃくちゃ狭いので着替えるのに一苦労します。 プールが屋上で屋根が付いていないことが1番の疑問点。
引用：みんなの高校情報

公立の高校では綺麗な学校だと思う。廊下がすごく広い。 スポーツ系列があるので筋トレの本格的な機械なども充実している。演劇科もしっかりとした設備がある。
引用：みんなの高校情報

校舎全体が綺麗です。グラウンドは雨が降ってもすぐ乾く仕様になっています。図書館はあまり大きくありません。中学生とこういった場所は共有しています。
引用：みんなの高校情報

施設・設備については、かなり高く評価する声が多かったです。

創立が2008年と比較的新しいこともあり、施設は「公立レベルを超えて私立レベルの綺麗さ」と生徒たちから大人気でした。
専門教育を行うための設備も充実しており、本格的な筋トレの機械や演劇のための部屋など、申し分ないようです。

一部の施設・設備は中等部と共用になっているとのことでした。

制服についての口コミ

白のベストやカーディガンが可愛いです。 謎の油汚れで袖が汚れやすいです。 スカートの丈は膝下でないといけないです。
引用：みんなの高校情報

白いセーターもネクタイもかわいいです。全体的にまとまった感じで映えます。
引用：みんなの高校情報

少し、指定のベストとセーターの生地が薄いです。しかしそれ以外は満足しています。入学してすぐの頃にはこのサイトの制服ランキング1位に入っていたほど素敵な制服です。シャツにストライプの模様が入っているのは珍しいと思います。ネクタイは夏の間は着用自由ですが、ブレザーを着用する場合は絶対に必要です。リボンはありません。
引用：みんなの高校情報

制服については、「可愛い」という声が多く見られました。
公式HPにて実際の制服の写真を見ることができますが、下はグレーのチェック、上は白のセーターと紺のブレザーで、シンプルですがまとまっておりかわいいデザインとなっていました。

最近では、さまざまな学校が独自のデザインの制服を起用していますが、過去の制服ランキングでは1位になるほど人気の制服です。

また、男女共通デザインでスカートとズボンどちらも選べるという声もあったので、詳しくは学校に直接お問い合わせください。

大阪府立咲くやこの花高等学校のまとめ

さて、今回は大阪府立咲くやこの花高等学校についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか？

大阪府立咲くやこの花高等学校は…

以上のような特徴を持つ公立高校でした！

この記事を見て大阪府立咲くやこの花高等学校のことが気になった方は、ぜひ体験入学や学校説明会に足を運んでみてください♪