香川大学医学部の特徴とは?四国地方の中堅国立大学医学部の実態!

香川大学医学部の特徴とは?四国地方の中堅国立大学医学部の実態!

2019香川大学医学部医学科の偏差値

  • A判定偏差値:71
  • C判定偏差値:67
  • 出典:東進

    香川大学は四国地方に位置する総合大学です。

    その医学部は国公立大学の中で中堅クラスの偏差値となっており、近畿地方を中心に全国から学生が集まる学部となっています。

    その実態はどのようなものなのでしょうか。

    今回は、香川大学医学部の概要と、香川大学に特徴的な2つの事項を取り上げて、その評判などを分析していきます。

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    香川大学医学部はどんなところ?

    香川

    2019香川大学医学部の学費・授業料

  • 入学金:282,000円
  • 授業料(年間):535,800円
  • 授業料(合計):3,214,800円
  • 近畿圏を中心に西日本はその面積に対して医学部の密集度が高い地域であり、特に近畿地方は国公立大学の医学部が集積するエリアです。

    したがって、地元での進学を考える受験生にとっては、選択肢はとても多く、受験校を絞り込むのが難しい地域でもあります。

    その中で香川大学医学部はどのような立ち位置にあるのでしょうか。

    香川大学医学部の入試偏差値や国家試験の成績など、他の大学の医学部と共通する特徴や世間の評判も含めて、細かく分析してみましょう。

    入試偏差値は中堅クラス、国家試験成績は振るわず、進級は徐々に厳しく

    香川大学医学部の入試時点偏差値は66.0と全医学部82校中51位となっています。この偏差値は地方国立医学部の中では下位クラスの偏差値です。関西の中堅クラス偏差値、主に公立高校の成績中間層の生徒が集まる大学、といったイメージでしょうか。

    一方、香川大学医学部の国家試験合格率を見ると89%、全医学部80校中52位となっており、入試偏差値から考えると妥当な成績でしょう。国公立大学の中では平均より下位の成績となっています。一般的には、国家試験の成績は進級の厳しさにダイレクトに影響されるため、この辺りの指標も受験校決定の際の参考にすると良いでしょう。

    香川大学医学部の進級判定は厳しめ、と言われていますが実際のところ、留年者数は2年次→3年次の進級の際の20名程度以外は、各学年毎年数名程度と言われています。

    他大学と比較すると、2年次の留年者はかなり多いですが、それ以外は普通です。

    医学部受験を考える時に皆さんが一番最初に注目するのは、入試偏差値だと思います。

    その次に立地や校風などを比較すると思いますが、多くの人が入学後に気付く重要なポイントは、生活圏の便利さや留年率・ストレート卒業率、国家試験の成績です。これらの指標は受験生向けに大きく広報されることがない上に、医学部受験生の段階では意識が向かないのが現実です。

    ほとんどの受験予備校でも、進路指導の際に取り上げられることはありません。

    受験勉強に必死な期間ですから当たり前といえば当たり前なのですが、実態を知らないままに入学して後悔する、という学生は少なくありません

    特に留年率については後悔する声もかなり多いです。

    真面目な人がほとんどであるだけに、その落胆も大きいのが医学部であると言えます。6年間という短くない時間を後悔して過ごすことのないように、色々な角度から受験校を検討することをお勧めします。

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    香川大学・2つの特徴とは

    ブルネイ

    医学部では、どの大学も同じカリキュラムをこなすことが求められるため、大学独自の科目が設定されることは稀であり、選択できる授業はほとんど無いのが現状です。

    また、医学という科学分野の特性上、研究室で扱うテーマも似たものになります。

    そのような中でも、大学ごとに目玉となるような特色があり、それによって評判は変わってきます。香川大学医学部の2つの特徴について見ていきましょう。

    特徴1:国際交流が盛ん!ブルネイやタイなどへ短期留学の機会が複数有り

    香川大学の特徴の1つは、国際交流が盛んな点です。

    特に東南アジアのブルネイにあるブルネイダルサラム大学との国際交流が活発で、毎年多くの学生が短期留学で派遣されています。

    ブルネイの大学では、英語で医学や医療について学び、チュートリアル形式の少人数教育に入って、海外の医学部での学びを体験することができます。

    この短期留学には低学年のうちから参加することが出来、入学直後のモチベーションを保ったまま、国際的な医療とグローバルな価値観を養うことが出来るようになっています。

    また、6年次にはイギリスへの臨床実習留学が可能で、海外の医療現場を身を以て体験することが出来ます。

    このように留学プログラムが充実している香川大学医学部ですが、6年間で一度も留学に行かない学生もいます。

    そのような学生も、交換留学で香川大学に来た留学生と交流することで、基本的な英会話能力や多様な価値観を育てるチャンスがあるのです。

    臨床実習等の留学プログラムの充実を謳っている医学部は多くありますが、香川大学のように低学年からきめ細やかな国際教育がなされている大学はほとんど無いと言ってもよいでしょう。

    国立大学でこのレベルの教育が受けられるのは非常に恵まれた環境であると思います。

    将来的に海外で医療従事者として働きたいと考えている人にとっては、非常に魅力的なカリキュラムでしょう。

    また、海外を意識していない人にとっても、世界中から訪れる留学生と交流する中で多様な価値観を身につけることは、将来臨床現場に出たときに必ず身を助ける経験となることだと思います。

    特徴2: 再受験には寛容な雰囲気、学士編入も有り

    香川大学医学部は再受験生に対して非常に寛容であることで評判です。

    この傾向は数十年前から続いており、30歳以上の再受験生も安心して出願できる大学だと思います。一時期は30歳以上の学生が各学年に10名以上在籍していたこともあるようで、非常に多様な価値観を認める学風であると言えます。

    再受験生に寛容な医学部は、それだけ風通しの良い大学であるという証拠でもあります。多様な価値観を認める学風は、現役で受験して入学する人にとってもプラスに働くはずです。

    年齢差別や性別差別に対して「現役で受験するから、男性だから、自分には関係ない」と目を逸らすのではなく、自分にとっても重要な指標と捉えて、受験校を選んでいくのが良いと思います。

    香川大学医学部で充実した6年間を

    働く

    香川大学医学部は、入試偏差値は下位クラスですが、関西の公立高校の生徒を中心として評判の高い大学です。また、留学制度の充実など、国際的な教育が行き届いているため、将来的に海外で働きたいという希望を持つ人にとっては、非常に魅力的な大学だと思います。

    地方大学ではありますが、特色ある教育プログラムがあり、6年間という短くない時間を勉学に集中して、充実した学生生活を送ることが出来る良い大学だと思います。

         

     

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