医学部学士編入試験で失敗する理由、勉強時間はどれだけ必要?

医学部学士編入試験で失敗する理由、勉強時間はどれだけ必要?

医学部における学士編入試験というのは、よく再受験と比較される試験方法です。

社会に出てから医学部に再入学する人や、大学の他学部を卒業してすぐに医学部に入りなおす人主に使う試験方法です。

『裏道』や『抜け道』とよく呼ばれる医学部学士編入ですが、実は少し深く調べてみると何年も学士編入に失敗していたり、学士編入を諦めたりする人も少なくありません。

むしろ結構な数の人が学士編入を諦めているのです。

数多くいる、いわゆる学士編入に『失敗した』人達にはいくつもの共通点がありました。

今回は学士編入において失敗しやすくなる理由を中心に、勉強時間についても少しだけお話ししたいと思います。

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学士編入に失敗してしまう5つの理由

勉強する男性

学士編入というのはそもそもが非常に難しい試験であるのは明白ですが、それ以上に受験生の環境が大きく左右します。

今回はそんな学士編入に失敗しやすくなってしまう理由の内、よくある5つの理由についてをピックアップしてお話します。

今これをお読みの学士編入の受験生で、もし当てはまるものがあった場合は少しだけ、改善してみてください。

勉強時間が足りない

「勉強時間が足りない」これが学士編入で失敗する最たる理由になります。

勉強時間が長ければ長いほど良い、というわけでは全くありませんが、学士編入受験生の多くは基本的に勉強時間が少ない傾向にあります。

高校生の勉強時間というのは特に受験年である高校3年生の場合、凄まじいものです。

かくいう私も高校3年生の時は一日8時間くらい勉強していました。

しかし大学生や院生や社会人になったとき、一気に勉強時間の確保が難しくなります。

大学生や院生で医学部を目指す人には、研究やレポート、授業などがありますし、社会人の受験生はおおよそ8時間の仕事があります。

睡眠時間を6時間として、通勤時間を片道1時間としたとき、一日の中で使える時間は9時間になります。

さらにそこから家事の時間、食事の時間、頭のスイッチを入れ替える時間、スーパーや買い出しの時間など。さらには社会人には人付き合いも必須です。

こうして見てみると、勉強に使える時間は平均しても5時間程度ではないでしょうか。

生物系の勉強をしていた受験生ならともかく、文系に染まりきっている受験生が医学部に合格するための時間には随分と足りません。

本業との兼ね合いが難しい

直ぐ上で社会人の仕事の時間を8時間としましたが、世の中には色々な仕事があり、各々の仕事のスタイルがあります。

たとえば夜勤がメインであったり、出張がとても多かったり、肉体労働であったり。

勉強時間は同じ5時間だとしてもその中の密度が本業によって大きく異なっています。

しっかりと勉強に集中したいのに、睡魔や疲労で勉強に集中することが困難である、そんな人も受験生界隈では少なくありません。

かといって本業をやめてしまえば、生活費や今後の学費、塾代が無くなってしまい、仮に受かったとしても生活が苦しくなってしまう、なんてこともあります。

そのため医学部学士編入や再受験を志す際には自身の本業について「しっかりと勉強ができるのか」ということを一度確認してみる必要があります。

決意が中途半端

上にも述べた通り、学士編入受験生はとにかく時間がありません。

5時間でとにかく勉強しないといけないはずが、友人との飲み会やSNS、ゲームなどに時間を費やしてしまってはいませんか?

別に飲み会やゲームが悪いとは全く思いません。

しかし有限の時間である以上、優先順位をつける必要があります。

受験生がどのような理由で医学部を狙うのかはわかりませんが、その優先順位のトップにゲームやSNSなどがあるようならば、学士編入は考え直した方が良いでしょう。

時間の浪費に繋がる恐れがあります。

周りに相談する人がいない

主に独学で学士編入に挑戦しようとしている受験生に多いのがこの理由です。

これは『どの大学が入りやすいかなどの進路相談ができる人』が周りにいない、ということもありますが、どちらかというと『不明点や間違いを質問・正してくれる人』が周りにいない、という方が大きいです。

医学部学士編入の試験科目は大学レベルであるために非常に難しい試験です。

正直そこいらの参考書には載っていないこともあるほどです。

独学の受験生はその知識があやふやなまま受験してしまい、見事に玉砕、なんてことがしばしばです。

独学が一番安いのは確かですが、確実性を高めるためにも予備校を視野に入れるのも作戦のうちでしょう。

大学によって科目や範囲がまちまち

学士編入の受験科目は大学によって結構異なります。

大学範囲の生物と英語の大学もあれば、一般入試と同じく高校数学、高校英語、高校理科の大学もあります。

そのため沢山の大学を学士編入試験で受験する受験生は再受験よりも沢山の範囲を勉強する必要が出てきます。

ただでさえ少ない勉強時間なのに勉強範囲が多くなってしまい、勉強の詰めが甘くなってしまうのです。

大事なのはとにかく勉強時間の確保!

砂時計

医学部学士編入受験生でとにかく大事なのは勉強時間の確保です。

しかし仕事中に受験勉強はできません。

それではどんな時に勉強をするべきなのでしょうか?

というわけで学士編入受験生が勉強をするべき時間をここからご紹介します。

もちろんこれは学士編入の人だけではなく、現役高校生にも言えることですので、ぜひ実践してみてください!

朝、30分早起き

一般の社会人の場合になりますが、朝30分だけ早起きをしてみましょう。

たかが30分と思われるかもしれませんが、これが1か月も続けば15時間の勉強時間の確保になります。

それに朝は集中しやすい時間ですから、勉強に最適です。

通勤中

電車やバス通勤の人限定になりますが、通勤している最中も勉強時間となります。

といっても大きな冊子を乗車率200%の通勤ラッシュに持ち込むことは不可能なので、スマートフォンなどの小さな携帯端末で暗記科目の復習や英語を読む時間にしてみましょう。

昼休み

会社にもよりますが、お昼の休憩時間は30分~1時間のところが多いようです。

もし追われている作業が無ければこの時間に勉強をしてしまいましょう。

同僚とお話して日頃のストレスを癒すものもちろん悪くはありませんが、3回に1回くらいは教材に向かってみてはいかがでしょうか。

寝る前

暗記項目は寝る前がゴールデンタイムです。

スマートフォンやiPadのような端末だと眠れなくなってしまうので、紙に書きだしたものを暗記するのが良いでしょう。

予備校に通う

どうしても勉強時間が確保できなかったり、誘惑に負けてしまったりする場合は、予備校に通いましょう。

独りで勉強するよりもモチベーション維持もできますし、コンスタントな勉強時間の確保が可能になります。

現在は学士編入対策ができる医学部受験予備校もありますから、調べてみてください。

学士編入で失敗しないために。

スケジュール管理

医学部学士編入で失敗しないためにはとにかく勉強時間の確保が重要になります。

もし空いた時間にソーシャルゲームをやっていたり、SNSをダラダラと見ていたりしている場合は、一度自身のライフスタイルを見直してみましょう

 

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