金沢大学医学類の特徴とは?入試・偏差値?6年間の教育方針とは?

金沢大学医学類の特徴とは?入試・偏差値?6年間の教育方針とは?

2019金沢大学医学類の偏差値

  • A判定偏差値:74
  • C判定偏差値:69
  • 出典:東進

    金沢大学医学類は150年以上前の江戸時代にあった種痘所を源流とする由緒ある大学です。

    金沢医科大学と並んで石川県を代表する医学部のある大学になります。

    医学『部』ではなく医学『類』となったのは2008年(平成20年)から始まった再編のためです。

    これにより学生達がより幅広く柔軟な授業を選択できるようになったと、とても評判が良い大学でした。

    さて、今回はそんな普通の医学部とは少しだけ異なる路線を進む金沢大学医学類の概要と特徴的な6年間の教育方針についてお話ししていきます!

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    武田塾医進館では、「授業をしない」「一冊を完璧に」「自学自習の徹底管理」で志望校への合格の最短ルートを目指します。 最難関の医学部だろうが、東大だろうが、成績が一番上がる勉強法はただ一つ、自学自習でレベルに合った参考書を一冊ずつ完璧にしていくこと、これが最速の勉強法です。

    金沢大学医学類はどんな大学?

    金沢

    2019金沢大学医学類の学費・授業料

  • 入学金:282,000円
  • 授業料(年間):535,800円
  • 授業料(合計):3,214,800円
  • 金沢大学医学類は北陸地方の国立大学であり、その基は150年以上前、和暦だと文久まで遡る歴史のある医学部です。

    他の医学部とは異なり、医学を学びながらも他の専攻についても幅広く学習機会が得られる副専攻制を導入していることも特徴な大学です。

    また地方大学ではありますが評判の良さもあってか、入試での偏差値は国立大学医学部の中でも上位に入ります。

    それでは早速、金沢大学医学類の詳しい偏差値や医師国家試験の成績、大学生活についてを見ていきましょう!

    入試偏差値は上位、医師国家試験成績も優秀!

    金沢大学医学類の入試時点の偏差値は69.5と全医学部82校中の17位です。

    これは全国的に見てもとても上位クラスといって良いでしょう!

    東日本の日本海側の大学の中ではトップを誇る偏差値であり、東日本を中心に優秀な学生が集まります。

    また県内に金沢医科大学がありますが、金沢大学医学類は金沢医科大学よりも偏差値が高いことから上位層の学生が集まっているようです。

    金沢大学医学類の113回国家試験合格率は95.5%と全医学部80校中9位と大変優秀な成績を残しています。

    また新卒のみの合格率では96.2%とこちらもとても優秀な成績であり、国立大学の平均も超えていて、6年間の教育がとても良質であることが容易に想像できますね!

    留年率は国立大学の平均よりやや高い程度でストレート卒業率が85.5%です。

    進級判定は全国の医学部同様、やはり2年生から3年生に上がる際が一番大変なようですが、全国の医学部と比べてやや易とされています。

    現在のカリキュラムでは病院臨床実習が5年生から始まるのでそれほど基礎医学系科目での時間の足りなさは無いようです。

    しかしカリキュラムの変更によっては基礎医学系の科目の時間が詰められてしまい勉強が難しいことになる恐れがあります。

    そのため、受験される際はカリキュラムのチェックや、在学生への質問はとても重要ですね!

    住む場所は医学部キャンパスの近く!生活には車があると便利?

    金沢大学医学類では1年生は主に全学が集う角間キャンパス、二年生からは医学類がメインの宝町キャンパスとなります。

    そのため金沢大学医学類の学生はなるべく宝町キャンパスに近い場所に一人暮らしをしているようです。

    金沢駅から近い宝町キャンパスでもバスで25分程、角間キャンパスは35分程かかるためやや遠いです。

    そのため車を所有しておくと、スーパーマーケットや繁華街へのアクセスは便利なため、学生の多くが1年生の時に自動車免許を取得するようです。

    しかし金沢大学周辺は、冬には結構な雪が降るためあまり車の操縦に自信の無い人は車を使うことは控えるべきでしょう。

    金沢大学医学類の2つの特徴

    みかん,リンゴ,比較

    金沢大学医学類の教育方針として『患者中心の全人的医療ができる医師・医学者の養成』があります。

    その方針のために臨床だけでなく研究に関しても金沢大学医学類はカリキュラムに取り組んで医師や医学者の育成に取り組んでいます。

    続いては、金沢大学医学類の教育の2つの特徴について見ていきましょう!

    6年間の「くさび型」の医学一貫教育

    くさび型の医学一貫教育というのは1年生では共通科目が多く、学年が上がるにつれ専門科目が徐々に多くなっていく、というものになります。

    2年生からは専門科目がカリキュラムの中に入り、2年生から3年生にかけて解剖・生化学などの基礎医学についてを勉強します。

    そして3年生の冬頃から4年生までは内科や産婦人科、小児科といった臨床医学の勉強をして5年生から始まる病院臨床実習に向けての十分な知識を身に着けるのです。

    くさび型の医学教育というのは多くの医学部で実践されているものです。

    低学年から専門科目に勤しむことで、学生達の意欲とやる気を向上させやすくなります。

    また複雑で難しい臨床医学と英語を平行して勉強できることから、金沢大学医学類では英会話の授業だけでなく、英語による医療面接や診察の実習があり、グローバルな医療にも親しみやすくなる、という特徴があります。

    研究医の育成

    国公立大学に多い研究医育成コースですが、金沢大学医学類も例外ではありません。

    金沢大学医学類では1年生から6年生を通して行われるメディカルリサーチトレーニングプログラムというものがあります。

    これは学生の段階から医学研究について親しみ、その大切さを理解することで次世代の医学研究者、いわゆる『研究医』を育成するプログラムとなっています。

    6年間を通して行われるこういったプログラムというのは、医学研究へのハードルを下げるよい役割となり、興味関心を強めるため、大変評判が良いプログラムとなっています。

    また金沢大学医学類には学類・大学院一貫コース(MD-PhDコース)というものがあります。

    これは4年生を修了した後に、一度大学院に入学して博士の学位を取得し、その後医学類5年生へと再入学して卒業、医師国家試験を合格して資格を取得する、というコースです。

    こちらについても、研究医の育成という面からはとても評判が良く、また金沢大学医学類の大きな特徴の一つと言えます。

    金沢大学医学類で素敵な学生生活を!

    研究

    金沢大学医学類は地方にある医学部ですが、教育プログラムやカリキュラムというのは素晴らしいものであり、評判がとても良いです。

    毎年雪が降り、稀に豪雪で休校になるなど自然の厳しさを目の当たりにする時もありますが、臨床だけでなく研究についても大学全体で支援しているため、研究に興味のある人にはとても魅力的な大学です。

    レベルの高い学生達が集まり、切磋琢磨し合えるとても良い大学と言えます!

         

     

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