筑波大学医学部の特徴とは?トップクラス国公立大医学部の実態!

筑波大学医学部の特徴とは?トップクラス国公立大医学部の実態!

2019筑波大学医学部医学科の偏差値

  • A判定偏差値:74
  • C判定偏差値:70
  • 出典:東進

    筑波大学は茨城県の南に立地する総合大学です。

    その医学部は全国から優秀な学生が集まる、評判の高い学部であり、大学のある筑波市全体が研究都市であるため、学生にとって暮らしやすいことも人気の理由の1つでしょう。

    筑波大学の医学部医学科は、正式には「医学群医学類」と言いますが、その実態はどのようなものなのでしょうか。

    今回は、筑波大学医学部の概要と、筑波大学に特徴的な2つの事項を取り上げて、その評判などを分析していきます。

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    筑波大学医学部はどんなところ?

    医学大学

    2019筑波大学医学部の学費・授業料

  • 入学金:282,000円
  • 授業料(年間):535,800円
  • 授業料(合計):3,214,800円
  • 関東地方を中心として、東日本はその面積に対して医学部の密集度が低い地域であり、受験生は熾烈な受験戦を強いられる傾向にあります。

    どの大学の倍率も非常に高い年が続いており、医学部受験者のレベルは他の地域に比べると高いと言えます。

    筑波大学医学部の入試偏差値や国家試験の成績など、他の大学の医学部と共通する特徴や世間の評判も含めて、細かく分析してみましょう。

    入試偏差値も国家試験成績も上位クラス

    筑波大学医学部の入試時点偏差値は、69.0と全医学部82校中20位となっています。

    この偏差値は国公立医学部の中でも高い偏差値です。

    筑波大学は茨城県の大学ですが、かなり東京に近い場所にあるため、それだけ人気も高いということでしょう。

    一方、筑波大学医学部の国家試験合格率を見ると94%全医学部80校中19位となっており、入試偏差値から考えると順当に高い成績となっています。

    受験校を決める段階で、国家試験の成績まで比較検討する受験生は少ないと思いますが、入試偏差値と国家試験の成績の2つは、学校の雰囲気、教育の質を考える上で非常に重要な指標です。

    「どの大学でも同じカリキュラムだからどこへ進学しても同じだ」というのではなく、同じカリキュラムだからこそ、それ以外の要素で比較していくことが重要です。

    6年間という学生生活は決して短い時間ではありません。

    20代の貴重な時間を費やすのですから、受験校を決める際には色々な面から検討するのが妥当です。

    キャンパスが広大!移動には自転車が必須に

    筑波大学では、多くの学部(学群)が1つの広いキャンパスに同居しており、医学部の学生も1年次の教養教育では、横断的に他学部の講義を履修することが出来ます。

    ただし、キャンパスが非常に広大であるため、特に1年次の間は授業間の移動が非常に大変なようです。広大な敷地が理由かどうかは不明ですが、ほとんどの大学が10分程度であるのに対して、筑波大学の時間割では授業間の休憩時間が15分となっています。

    15分のインターバルがあっても、多くの学生がキャンパス「内」の移動に自転車を利用しており、自転車は入学直後から必需品となっています。

    キャンパスが広い大学としては北海道大学や広島大学などが挙げられますが、筑波大学もそれらの大学に劣らず非常に広い敷地を有しています。

    小さい大学であっても、初年度のうちは慣れないキャンパス内で迷子になることも多いため、筑波大学のように広いキャンパスでは尚の事、移動手段が重要になるでしょう。

    筑波大学・2つの特徴とは

    スポーツ医学

    医学部は総じてどの大学も似たり寄ったりなカリキュラムであり、研究室なども同じような顔ぶれになります。

    それでも大学ごとに個性的な特徴があり、評判が変わってきます。

    筑波大学医学部の2つの特徴について見ていきましょう。

    特徴1:スポーツ医学が盛ん!スポーツドクターを目指す人にはオススメ

    筑波大学には「体育専門学群」と呼ばれる学群があり、そこではプロのアスリートや競技コーチを目指している人が多くいます。

    各運動部のレベルは非常に高く選手をサポートするスタッフを養成する土壌もあります。

    このため、筑波大学のスポーツ医学の評判は高く将来的にスポーツドクターを目指す人にとっては、最高の環境だと言えます。

    スポーツ医学は臨床医学の講義では大きく取り扱われることが少ない分野であり、整形外科領域は国家試験でもほとんど出題されないため、自ら積極的に学ぶ姿勢が重要になります。

    しかし、実際のところ大学の教授でもスポーツ医学を専門にしている人は少なく、大学によっては学生中は全くその実態を知ることが出来ない、というケースもあるでしょう。

    筑波大学のように体育専門群との強い連携で、スポーツドクターを積極的に養成する土壌がある医学部は非常に貴重ですから、将来的にアスリートの専属ドクターになりたい、と考えている人などは志望校リストの上位に入れても良いのではないでしょうか。

    特徴2:教養課程は短く、実習期間は長め!

    筑波大学医学部のもう1つの特徴は、臨床実習の期間が他の大学医学部に比べて長いという点です。

    教養課程は1年次の間に履修しますが、1年次の後半から基礎医学の講義が始まり、2年次の9月からは臨床医学の講義が始まります。

    このスケジュールは他大学の医学部と比べるとかなり早いペースだと言えます。

    さらに、現行のスケジュールでは4年次の8月にCBTその直後9月から臨床実習という流れになっています。

    CBTは4年間の医学教育の総まとめ的な全国統一のテストであり、準国家試験とも言える試験です。その範囲は基礎医学から臨床医学まで全てのカリキュラムとなっています。

    勉強量は国家試験に次いで膨大ですから、筑波大学のカリキュラムの場合、かなり短い期間で大量の知識を詰め込んで試験を受けなければならないため、他大学に比べると大変かもしれません。

    一方、坐学が早く終わるため、その分だけ臨床実習の期間が長く取られています。

    希望者海外での臨床実習も出来るため、色々なことにチャレンジする時間が十分にあるカリキュラムだと思います。

    筑波大学医学部で充実した6年間を

    筑波

    筑波大学医学部は、入試偏差値は上位クラスであり、立地的にも学校の風土的にも非常に評判の高い大学です。

    国家試験の成績もかなり良好で、教育の質は悪くないのではないでしょうか。

    また、運動施設の整備が国立大学ではナンバーワンであることや、スポーツ医学が非常に盛んであるため、「大学では勉強と運動の両方に全力で打ち込みたい」「将来はスポーツドクターになりたい」という人にとっては、これ以上ない素晴らしい環境です。

    都心を離れた静かな環境で、学生生活を思いっきり楽しみたい人や勉学に打ち込みたい人にとっても、素晴らしい環境でしょう。

    充実した6年間を送ることができる大学だと思います。

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