山梨大学は富士山を望む甲府地域にあり、その医学部は少し特殊な入試形態から、全国から優秀な学生が集まる学部となっています。
地方国立の中でも入試偏差値は高く、再受験生からも人気の医学部です。
しかし山梨大学の実態はどのようなものなのでしょうか?
今回は、山梨大学医学部の概要と、山梨大学に特徴的な2つの事項を取り上げて、紐解いていきたいと思います。
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山梨大学医学部はどんなところ?
2019山梨大学医学部の学費・授業料
山梨大学は関東と甲信越の境界に位置する大学であり、広い地方から多くの人が受験する医学部となっています。
少し特殊な入試方式を採用しているため、広い偏差値の人が集まる大学でもあります。
山梨大学医学部の入試偏差値や国家試験の成績、気になる進級難易度、学生生活において知っておくべきポイントなど、世間や学生からの評判も含めて、一つずつ見ていきましょう。
入試偏差値は上位~中堅クラス、国家試験成績も良好
山梨大学医学部の入試時点偏差値は68.2、と全医学部82校中28位となっています。
この偏差値は地方国立医学部の中では上位から中堅の偏差値です。
関東地方の中でも中部・北陸地方よりでありながら、評判は高いようです。
山梨大学医学部の入試は、一般入試は後期試験のみという、他の大学と比べると特殊な方法を取っています。
そのため、前期試験で溢れた関東圏の上位層が殺到する大学となっており、必然的に大学の偏差値レベルも上がっていると考えられます。
一方、山梨大学医学部の国家試験合格率を見ると92%、全医学部80校中28位となっています。
入試偏差値と照らし合わせると妥当な成績です。
また、新卒の受験者のみで見ると、94%となっています。
こちらも医学部全体で見れば、中堅クラスの成績でしょう。
良くも悪くもない結果であるため、進級判定や卒業試験が極端に厳しくなることはなさそうです。
進級の厳しさで有名だったが…カリキュラム改変で減少か
山梨大学医学部といえば「東日本で一番進級が非常に厳しい」大学として評判です。
しかし、2017年以降の全国的なカリキュラムの大幅変更によって、留年者の数は減少しつつあるようです。
具体的には、アメリカの医師国家試験の受験資格を満たすために、臨床実習の時間を8週間増やす必要があり、1年次から基礎医学の履修が開始されるようになりました。
これによって、2年次に詰め込まれていた、解剖学や組織学などのヘビーな基礎医学科目を一度に履修することが無くなったため、学生側にも学習の余裕が出たのではないかと考えられます。
医学部のカリキュラムは数年ごとにマイナーな改訂がなされることが多いため、在校生の中でも自分が入学した時に近い学年になる先輩に、最近の事情を聞いてみると良いでしょう。
再受験に寛容!40代の入学者もちらほらと
山梨大学医学部は、昔から再受験生に対して寛容な大学として評判です。
入試方式が一般入試は後期試験のみという斬新な方策を取っており、「筆記試験の能力を重視する」という方針が強い大学であるため、高齢の再受験生であっても選びやすい医学部だと思います。
再受験生、特に高齢の受験生に寛容な大学は、その分だけ現役入学生にも柔軟に対応してくれる大学である可能性が高いと考えられます。
「年齢層の広さ」も、受験校を絞り込む時の指標の1つにすると良いかもしれません。
車社会の山梨、1年次の間は2キャンパス間の移動に苦労
山梨大学医学部の学生は、1年次の間は教養教育を受けるために、週に2、3日はメインキャンパスである甲府キャンパスに通います。
カリキュラム改訂によって医学部キャンパスでも1年次からほとんど毎日のように必修科目を受けることになっているため、キャンパス移動が必須です。
2キャンパス間の距離は車で30分の距離ですが、公共交通機関を乗り継いで行くと1時間半程度かかります。
学生生活のメインエリアは医学部キャンパス周辺であるため、引っ越しの手間を減らすために、入学当初から医学部周辺に居を構えるのが無難かもしれません。
大学には学生用の駐車場があり、自家用車での登校も可能となっていますが、駐車場の利用には許可申請が必要であり、申請は自宅が遠方の人に限られています。
一人暮らしで、キャンパス間の移動に車を利用する人もいるようですが、その場合は大学近くのコインパーキングなどを利用することになります。
医学部周辺はスーパーなど生活に必要な施設が徒歩圏内にあるため、自動車は必要ないようにも思われますが、地方都市ですから所有していた方が便利であることには違いありません。
山梨大学・2つの特徴とは
医学部はどの大学も、「コア・カリキュラム」という基準に沿って、同じカリキュラムをこなすことが求められています。
そのため進路指導などでは「どの大学に行っても同じ」と言われることも多いでしょう。
しかし、各大学はそれぞれの地域特性や設備の充実などを活かし、特色ある大学になるよう、工夫を凝らしており、それによって評判は変わってきます。
山梨大学医学部の2つの特徴について見ていきましょう。
特徴1:自習環境は良好!図書館は24時間利用可
山梨大学医学部の特徴の1つは、自習環境の良さです。
山梨大学医学部の図書館は24時間、いつでも利用が可能で、学生が集中できる環境が整っています。
多くの国立大学医学部では予算の問題などで、図書館開放時間が短い場合が多く、特に地方では医学部周辺に落ち着いたカフェなども少ないため、自習場所に困っているという学生は少なくありません。
そのような現状の中で、山梨大学のこの環境は非常に有難いものだと思います。
特徴2:「ライフサイエンスコース」で研究医を目指す
山梨大学医学部のもう1つの特徴は、研究医養成プログラムである「ライフサイエンスコース」です。
このコースでは、1年次から興味のある研究分野の研究室に入り、医学研究のイロハを学ぶことができます。
最終的には学会発表や論文投稿なども視野に入れながら、学部卒業後すぐに大学院博士課程への進学して、学位を取得することが目標となっています。
他大学医学部でも似たコースとして「MD-PhD」コースが用意されていることはありますが、1年次から配属先が決定することや、博士号のコースとして複数のコースを選択できることなどが特徴として挙げられます。
また、研究をしながら臨床医として働くことを考えている人のサポート体制もあります。
山梨大学医学部で充実した6年間を
山梨大学医学部は、関東地方からのアクセスが良く、後期入試のみの実施という変わった入試形態で、全国から優秀な学生が集まる場所となっています。
学習環境も良く、留年者数の多さが噂されていたものの、近年は改善されており、良い雰囲気の大学になっているようです。
研究活動にも力を入れている学風であるため、臨床医と同時に研究活動にも興味のある人にとっては魅力的な大学ではないでしょうか。
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