みなさんは奈良県立医科大学の医学部のことを知っていますか?同大学は医師不足が深刻化する奈良県の医療における最後の砦であり「トリアージによる奈良医大入試方式」という、大災害が起こった際の緊急医療に必要な迅速さと判断力をペーパーテストで試すユニークな試験が特徴の県立医科大学である。
関西圏の医学部志望の人くらいしか奈良県立医科大学のことを知る機会はないと思います。
今回の記事では奈良県立医科大学の医学部について、その特徴や評判、偏差値などを紹介していきます。
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奈良県立医科大学の特徴は?立地やカリキュラムはどうなの?
2019奈良県立医科大学医学部の学費・授業料
この章では奈良県立医科大学の医学部に入学すると考えた時に気になるキャンパスの特徴や評判、立地、カリキュラム上の注意すべき点などを紹介していきます。
まずは奈良県立医科大学の医学部がどのようなところであるかを知っていきましょう。
キャンパスは古いが大阪へのアクセスは良好?
奈良県立医科大学の気になる立地ですが、まずまず良いといったところでしょうか。
キャンパス時代は都会の喧噪から離れた場所にありますが、電車を使えば大阪まで約40分で向かうことができるので大学生活で遊ぶところにはあまり困らないでしょう。
ただし受験生としてはマイナスな要素もあります。
それはキャンパスがかなり老朽化しているということです。
評判や口コミを調べるとわかりますが、特に教養棟の老朽化がかなりひどいようです。
奈良県立医科大学は日本でも有数の歴史を持つ医科大学なので、ある程度建物が古いのは仕方のないことかもしれません。
奈良医の最大の象徴はあの手塚治虫!
意外と知られていませんが、あの名作医療漫画「ブラックジャック」の作者である手塚治虫は奈良県立医科大学で医学博士の称号を取得しており、キャンパスの図書館には「ブラックジャック」のデッサンが飾られています。
医学を志す皆さんも「ブラックジャック」には少なからず影響を受けたのではないでしょうか?そのような背景のある医学部で医学を学ぶとモチベーションが上がりそうですよね。
二年次に二ヵ月間のリサーチクラークシップ!
奈良県立医科大学は医学部の中でも進級判定が厳しいことで有名です。比較的進級しやすい一年次でも英語の課題が多く、英語が苦手だと本当に苦労するようです。
これは医学部あるあるですが、入部する部活を間違えると留年してしまう危険性が高まってしまうので気をつけましょうね。
カリキュラムの面では二年次の冬から始まるリサーチクラークシップが特徴的です。
これは二ヶ月間研究室に配属され研究に専念する実習のことを指します。
他大学でも似たような実習はあるのですが、二年次に二ヶ月間もの間行われる大学は少ないです。
しかし研究に興味関心がある人にとってはいち早く最先端の研究に触れることができると評判が良いカリキュラムになっています。
奈良県立医科大の入試・偏差値について
この章では奈良県立医科大学の医学部を受験する、あるいは受験を検討している受験生に向けて、同大学医学部の偏差値や入試上の特徴や評判などについて解説していきたいと思います。
奈良県立医科大学の医学部は入試方式がたくさんあるので受験する際は、どの試験を受けるのかをしっかりとリサーチしておきましょう。
前期入試も行われるが後期入試重視の入学試験!
前期試験がユニークな形式で行われる(後述)ので意外と忘れられがちですが、奈良県立医科大学は前期入試での定員は22名であるのに対して後期入試の定員は53名と明らかに一般入試では後期入試に重心を置いています。
また地域枠が25名、緊急医師確保枠が13名と試験そのものもバラエティーに富んでいますが、ここでは一般試験に絞ってお話していきます。
地域枠と緊急医師確保枠についてはホームページを参照してください。
偏差値は河合塾のデータで67.5となっており、センター試験のボーダーは前期試験が86%で後期試験が91%となっています。
前期試験は「トリアージによる奈良医大入試方式」
前期試験には奈良県立医大のみが採用している「トリアージによる奈良医大入試方式」が行われます。医師を志す人なら知っている人も多いと思いますがトリアージとは災害が起こった際に、限られた医療資源で最大人数の患者を救うために患者の症状ごとに治療の優先順位をつける行為のことです。
最近で言えば「コードブルー」という映画でもトリアージが行われていたので見たことある人もいると思います。
さて、奈良医大のこの方式による前期試験は180分の間に数学、英語、理科の三科目を解くことになります。中には難問も混ぜられていることから災害医療で要求される「迅速性」や「正確性」、「優先順位をつける冷静な判断力」などが試されます。
合否はセンター試験の900点満点を450点に圧縮したものと二次試験の450点満点の合計で決まりますが、センター試験の国語の点数は半分に、理科は3/2倍されることに注意が必要です。
後期試験は難問多し!関西の最難関大学不合格者層がしのぎを削る戦い!
前期試験はもちろん、後期試験はさらに熾烈な争いになります。なぜなら奈良県立医科大医学部の後期試験には前期試験で京都大学医学部や大阪大学医学部を前期試験で不合格になった受験生が押し寄せるからです。
従って、要求される偏差値は前期試験よりの高いです。
入試問題も数学がかなり難しく、高得点取ることは至難の技と言えます。
また、センター試験の比率も前期試験と異なり、センター試験の900点満点を300点に圧縮したものと二次試験の900点満点の合計で合否が決まります。
前期試験よりもかなり二次試験重視ですね。センター試験の国語と理科の扱いは前期試験同様です。
奈良県立医科大の入試方式は多様?ホームページを確認すべし!
いかがでしたか。今回は奈良県立医科大学の医学部についてその特徴や評判と、入試という視点からの注意点や偏差値について解説しました。
同大学医学部の入試は方式の種類が多く、細かい変更もあるので、興味がある人はぜひホームページを確認してみてください!
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