駅弁大学とは?偏差値や進学するメリットデメリットをご紹介!

駅弁大学とは?偏差値や進学するメリットデメリットをご紹介!

突然ですが、駅弁大学という用語をご存知でしょうか?

ネット上で主に使われている用語なので知らない方もいるかと思いますが、駅弁大学は地方の一部の国立大学を総称したものです。

今回は駅弁大学と呼ばれる国立大学の一覧や偏差値、駅弁大学に進学するメリットやデメリットをご紹介します。

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駅弁大学とは?

駅弁大学とは

駅弁大学とは、学生改革時に新設された大学のことをいいます。

1946年GHQ(連合国最高司令官総司令部)は、学制改革を行い、地方で新しい大学を多く作りました。この時に、学制改革以前から存在していた旧帝大の大学と比べて、GHQが新しくつくった大学を揶揄する言葉として、駅弁大学という言葉が生まれました。

ちなみに駅弁大学は、急行列車が止まる駅でしか弁当が買えなかった当時、

「弁当が売っている駅がある街には、新しくできた大学がある」

と大宅壮一というジャーナリストが発言したことが由来になっています。

駅弁大学は、具体的には、都道府県名(都市名)+大学という名前の国立大学のことです。

現在では、駅弁大学は基本的にネット上で使われる用語でネガティブな要素が強いです。そのため、現実世界で使う人はほとんどいないと思われます。

駅弁大学一覧と偏差値

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以下が駅弁大学に含まれると思われる大学の偏差値になります。

多くの大学の偏差値が45~65程度の間にあるようです。

駅弁大学は、多くの大学がその県内でトップの、偏差値が高い大学になっています。

筆者の地元は埼玉県ですが、埼玉大学に入れたらかなり優秀な人であるという認識がありました。

都内の私立大学と比較しても、横浜国立大や神戸大学の難易度はGMARCHよりも上にあると思われます。

また、金岡千広と一括りにされることもある金沢大学、岡山大学、千葉大学、広島大学は、GMARCHと同等くらいの難易度になっているのではないかと思います。

駅弁大学は、都内の私立大学と比べて知名度はありません。

しかし、難易度は都内の私立大学と比べても、高めの大学が多いという印象です。

【東北地方】

大学名 偏差値
弘前大学 42.5~67.5
秋田大学 42.5~67.5
山形大学 42.5~67.5
福島大学 45~50

【関東地方】

大学名 偏差値
茨城大学 42.5~50
宇都宮大学 45~55
群馬大学 47.5~55
埼玉大学 52.5~57.5
千葉大学 52.5~70
横浜国立大学 55~62.5

【中部地方】

新潟大学 45~65
富山大学 47.5~65
金沢大学 55~65
福井大学 45~65
信州大学 47.5~57.5
岐阜大学 47.5~70
静岡大学 45~60
山梨大学 42.5~70
三重大学 47.5~65

【近畿地方】

滋賀大学 45~65
神戸大学 55~67.5
和歌山大学 47.5~55

【中国・四国地方】

鳥取大学 45~65
島根大学 45~65
岡山大学 50~67.5
広島大学 47.5~67.5
山口大学 45~65
徳島大学 42.5~65
香川大学 45~65
愛媛大学 42.5~65
高知大学 45~62.5

【九州地方】

佐賀大学 47.5~65
長崎大学 45~65
熊本大学 45~62.5
大分大学 42.5~65
宮崎大学 42.5~70
鹿児島大学 45~65
琉球大学 40~65

上の表では、医学部の偏差値を含めています。医学部はどの大学にあっても、非常に偏差値が高いです。

そのため、医学部志望でない受験生は自分で行きたい大学の行きたい学部の偏差値をしっかりと調べておくようにしましょう。

駅弁大学に進学するメリット

駅弁大学に進学するメリット

駅弁大学に進学するメリットは、都市で生活するのに比べて生活費が安く抑えられることでしょう。また、地方の公務員になりやすいというのも大きなメリットの1つだと思います。

当たり前ですが、都市に近くなればなるほど物価は上がります。駅弁大学は、多くが地方に位置し、物価が低い地域になります。そのため、駅弁大学の学生は都市に住む学生と比べ、生活費を安く済ますことができるでしょう。

例えば、東京都では1LDKの部屋を借りるのに平均で20万円程度必要ですが、愛媛県では平均5万円程度で同じ広さの部屋を借りることができます。

学生の間にお金を貯めて、その後に何かやりたいことがあるという受験生や、経済的な理由でお金がかかる私立大学や東京の大学には通えないという受験生には駅弁大学は適した選択だと思います。

駅弁大学に進学するもう一つのメリットは地方での就職に強いことです。駅弁大学は、その多くが県内トップクラスの大学であり、大学のある県内でのネームバリューは圧倒的に強いため、大学のある県内に就職する手段として駅弁大学に進学するのは非常に良い選択だと思います。

駅弁大学に進学するデメリット

駅弁大学に進学するデメリット

駅弁大学に進学するデメリットは、東京都などの都市に就職するには不利になる可能性があることです。また、遊ぶ場所が少なく、学生には刺激が少ない環境であるというのも1つのデメリットです。

駅弁大学は、その大学のある県内においては圧倒的に強いネームバリューを持ちますが、その県から外に出て就職しようとすると、企業側にあまり大学名を知られていないことも多いため、不利になってしまいます。

また、都会には遊ぶ場所が多く、たくさんの人が集まるため、コミュニティ的にも物理的にも刺激が多い環境となります。しかし、駅弁大学ではその地域に住む学生が多くなるため、刺激は少ない環境になりやすいです。

駅弁大学進学について筆者が思うこと

駅弁大学について

駅弁大学は、ネット上で使われる用語で、ネガティブなニュアンスで使われることが多いです。しかし、駅弁大学を第一志望とする受験生は特にネガティブになる必要はありません。

駅弁大学は、多くの大学で偏差値50~60程度あり、科目数も私立大学を志望する受験生と比べ多くこなさなければなりません。そのため、駅弁大学に入るのは簡単なことではありません。駅弁大学に進学することは、ある程度能力のある人でないとできないことだと理解しておくべきです。

実際、筆者の先輩の一人は、学習院大学には合格したけれど、埼玉大学には落ちてしまったというような人や、青山学院大学と明治大学には合格したけれど、埼玉大学には落ちたというような人がいました。

また、地方に住むことのデメリットは昔に比べかなり減ったのではないかと思います。

現在は、ネット上で多くのことができてしまいます。例えば、知りたいことがあればグーグルで検索すれば大抵の場合は調べることができます。何か欲しいものがあれば、アマゾンや楽天を利用して家に運んできてもらうことができます。映画を見たければ、アマゾンプライムやネットフリックスを使えば、映画を格安で見ることができます。

このようなツールを使えば、地方にいてもかなり楽しめるのではないかと思います。

駅弁大学についてのまとめ

今回は駅弁大学についてご紹介しました。駅弁大学という用語は基本的にはネット上でしか使われていない用語です。またネガティブなニュアンスをもつ用語でもありますので、あまりこの用語を使うことはおすすめしません。

また、駅弁大学は全て国立大学であり、比較的受験の難易度は高い大学が多くなっています。駅弁大学を志望する受験生は外部からのノイズに邪魔されず、気を引き締めて受験勉強をしてください。

 

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