岐阜医療科学大学は2006年に設置された私立大学で、学部は保健科学部、看護学部、薬学部の3学部があります。
国家試験合格率の高さは特に魅力的で、岐阜県内で唯一の医療総合大学として「地域医療」への貢献を目指しています。
今回は、岐阜医療科学大学の偏差値や学部ごとの特徴、就職率などを紹介します。
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岐阜医療科学大学の基本情報
名称 | 岐阜医療科学大学 |
---|---|
国公私立 | 私立大学 |
所在地・アクセス |
関キャンパス(保健科学部) 可児キャンパス(薬学部、看護学部) |
偏差値 |
・保健科学部:42.5〜45.0 ・看護学部:47.5〜50.0 ・薬学部:50.0 |
学費 |
入学金:250,000円 授業料(年額):700,000円 教育充実料(年額):750,000円 教育公演会費:58,000円 学生自治会費:20,000円 |
学生数 |
大学:1,309名 大学院:28名 (令和2年5月1日現在) |
岐阜医療科学大学の偏差値は42.5〜50.0で、共テ利用入試得点率は67%〜73%です。
共通テスト利用入試はやや高めの得点率になっています。
岐阜医療科学大学の特徴・魅力
ここでは、岐阜医療科学大学の特徴を詳しく紹介します。
2006年に設置されたまだ新しい大学ではありますが、地域医療に長年貢献してきたノウハウや、人と関わっていくうえでの人間性を重んじる教育方針など、様々な魅力があります!
伝統と歴史により積み重ねられた教育ノウハウ
岐阜医療科学大学は、大学として設置されたのは2006年と新しい学校ですが、1973年に国際医学総合技術学院として開校して以来、長年に渡って医療人を育成し地域医療に貢献してきました。
設置年以上に歴史と伝統があり、蓄積された教育ノウハウが強みの大学です。
人間性を育む教育方針
岐阜医療科学大学は、「技術者たる前によき人間たれ」を建学の精神としています。
どんなに優れた技術でも使う人次第であるという考えのもと、常に患者様の立場に立って、真摯に医療に向き合える医療人の育成を目指しています。
また、この建学の精神で挙げられた「人間性」以外にも、グローバル化する社会で活躍できる「国際性」、チーム医療の中で相互理解を深められる「学際性」を身につけることを教育目標としています。
担任制による就職活動のフォロー
各学科の各学年ごとに2クラスにクラス分けをし、各クラスに複数の担任を配置する担任制をとっています。
担任制により手厚い就職支援を行い、どの学部・学科においても98.8〜100%という高い就職率を誇っています。
また、就職支援のみならず学業・生活面などあらゆる面について学生に助言・指導をし、学生生活全般において支援を行なっています。
全国平均を遥かに上回る高い国家試験合格率
岐阜医療科学大学では、どの学部・学科においても92.1〜100%という高い国家試験合格率を誇っています。
通常のカリキュラムに加えて国家試験対策授業や特別補講が行われ、毎年変化する出題傾向も考慮した試験対策や模擬試験が行われています。
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ここでは、岐阜県医療科学大学の各学部・学科の特徴を詳しく紹介します。
岐阜医療科学大学には3つの学部があり、2020年に新しく薬学部が設立され、より医療の深い部分を学習することができるようになりました。
保健科学部
保健科学部には、臨床検査学科、放射線技術学科の2学科があります。キャンパスは関キャンパスになります。
臨床検査学科
臨床検査学科では、主体的に医療と向き合う臨床スペシャリストの育成を目指しています。
授業は、臨床化学実習、病理検査学実習、免疫検査学実習、血液検査学実習などがあります。
臨床検査技師の国家試験合格率は92.1%(2020年実績・全国平均71.5%)、就職率は98.8%です(2020年3月)。
放射線技術学科
放射線技術学科では、豊富な知識と技術で病気に立ち向かう放射線医療の担い手の育成を目指しています。
臨床経験豊富な教員と、総合病院と同等の実習設備により、知識・技術・実践力を身につけます。
授業は、臨床基礎実習、X線撮影技術実習、核医学検査学基礎実習、医用画像工学実験などがあります。
診療放射線技師の国家試験合格率は96.6%(2020年実績・全国平均82.3%)、就職率は100.0%です(2020年3月)。
看護学部
看護学部の学科は看護学科のみです。キャンパスは可児キャンパスになります。
看護学科
看護学科では、高度な知識と技術、思いやりの心で保険医療に貢献する人材の育成を目指しています。
授業は、基礎看護学方法、母性看護学方法、精神看護学方法、在宅看護方法などがあります。
看護師、保健師の国家試験合格率はどちらも100.0%(2020年実績・全国平均89.2%、91.7%)、就職率も100.0%です(2020年3月)。
薬学部
薬学部は2020年4月に新設された学部です。
学科は薬学科のみで、可児キャンパスで6年間学びます。
薬学科
薬学科では、高い倫理観と強い使命感を持って、地域医療・保健・福祉に貢献する人材の育成を目指しています。
授業は、薬理学、病態情報解析学、在宅・地域医療薬学演習、チーム医療演習などがあります。高校の科目でいうと、化学を用いる授業が多いようです。
薬学部薬学科は新設されて間もないため、国家試験合格率・就職率のデータはありません。
岐阜医療科学大学の評判
岐阜医療科学大学の評判を以下に抜粋しました。
岐阜医療科学大学の良い評判
●サポートが良く、改善点や不満を伝えると学校側がすぐに対応してくれる
●無料バスの出ている駅が多い
●自習室、図書館、研究室など、必要な施設は十分にそろっている
●時間割に余裕があり、進むのはゆっくりで授業について行きやすい
●座席が固定のため、授業に集中できる
●可児キャンパスは新しいため、特に綺麗
●授業や実習が大変でも就職率が高いため頑張れる
●国家試験合格率が高い
●学生に寄り添った授業・先生が多い
●担任制のため、授業以外のことも相談しやすい雰囲気がある
授業のスピードはゆっくりでついて行きやすく、実習も多いため教育が手厚いという評判が多く見られました。
しかし、学科によって差がある部分ですので、志望学科のカリキュラムや評判をよく確認しておくようにしましょう。
授業中の座席が固定になっているというのは珍しいかもしれません。
友人同士で固まって座ったり、空いている座席を探すということがないため、授業に集中できて良いという評判が多かったです。
しかし、前の座席の人の背が高くて見えないなどのデメリットもあるようでした。
岐阜医療科学大学の悪い評判
●キャンパスの周辺環境は便利とは言えない
●寮は壁が薄い
●サークル活動の時間がないほど大学生活が忙しい
●学部の数は少なく医療系のみのため、学内での幅広い出会いはない
●関キャンパスはやや古く、食堂が狭く感じる
●大学が小規模であることもあり、サークル数は少ない
キャンパスには無料スクールバスが複数駅から出ていて、路線バスの中でも定期代を負担してもらえるバスがあるそうです。
特に関キャンパスはどの駅からも距離があるため、原付で通学する学生もいるそうです。
また、対面授業は再開されているようですが、サークル活動は再開されていないそうです。
岐阜医療科学大学の偏差値・特徴|まとめ
岐阜医療科学大学は、
●岐阜県関市、可児市にそれぞれキャンパスを置く私立大学
●偏差値は42.5〜50.0
●全学部・学科で全国平均を大きく上回る高い国家試験合格率が魅力
●2020年4月に薬学部が新設されている
などの特徴がある大学でした。
ぜひ受験を検討してみてください。
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