星薬科大学の各学部の偏差値や難易度は？就職状況などもご紹介！

星薬科大学は、東京都品川区にキャンパスを構える私立の薬科大学です。
「東洋の製薬王」星一（ほし　はじめ）が1911年に設立した星製薬株式会社、その社内に設けられた人材教育部門が星薬科大学の前身となっています。

生涯を医療の発展に捧げた星一のように、世界に奉仕できる「薬のプロフェッショナル」を毎年多数輩出している、歴史ある大学です。

この記事では、そんな星薬科大学に興味をお持ちの方のために、星薬科大学の偏差値や入試難易度をはじめ、大学や学部・学科の特徴、就職状況などもご紹介します。

PR【武田塾】なら難関校へも逆転合格！

イマからでも間に合う！
難関大学でも武田塾なら逆転合格！

• 授業をしないから『できる』ようになる！
• 自学自習を徹底管理！学習スケジュールをサポート！
• 得意科目と苦手科目を分析した
  完全オーダーメイドだから取りこぼしがない！

武田塾独自の学習方法で毎年多くの難関大学校合格に導いています。
無料受講相談では、武田塾の学習方法のご紹介から、現在の実力から志望校合格までのカリキュラムを無料でご提案しています。
まずは一度お近くの校舎へご相談ください！

校舎を探す

いますぐ無料受講相談

星薬科大学の基本情報

出典：パスナビ

星薬科大学の偏差値・難易度

はじめに、星薬科大学の偏差値および入試難易度を見ていきましょう。
星薬科大学の学部は薬学部のみ、学科は薬学科と創薬科学科の2学科に分かれています。

偏差値

星薬科大学の偏差値および共通テスト得点率は、以下の表の通りです。

出典：パスナビ

入試難易度

日程により異なりますが、薬学部薬学科の偏差値は57.5～60.0、共通テスト得点率は74％～79％です。
また薬学部創薬科学科の偏差値は55.0～57.5、共通テスト得点率は71％～76％でした。
両学科とも難易度が比較的高めの大学です。

なお、2021年の一般入試の実質倍率は薬学部全体で3.0倍でした。
過去4年分の倍率は3.0～4.8倍の間で推移しており、例年薬学科の方が創薬科学科より倍率が高い傾向にあります。

星薬科大学の特徴

続いて、星薬科大学の特徴をご紹介します。

星薬科大学は、

• 立地に優れた都内のキャンパス
• 高い国家試験合格率
• 就職支援制度も充実

特徴1：立地に優れた都内のキャンパス

東京都品川区、戸越銀座駅近くにキャンパスを構える星薬科大学は、その立地の良さとアクセスのしやすさが人気の一端を担っています。

都内はもちろん近隣県からもアクセスしやすく、熊谷やつくば、新幹線を利用すれば静岡からも100分で通学できるため、実家暮らしの学生が全体の80％を占めるほどです。
保護者としては、実家から通わせられる安心感は大きいですよね。

当然、便利な立地は一人暮らしの学生にも嬉しいポイントです。
キャンパス周辺は緑豊かな住宅街で、徒歩や自転車での通学が可能です。
また近隣には都内でも有数の商店街が広がっているため、日用品の買物に困りません。

勉強にバイトにと何かと忙しい学生にとって、とても便利なエリアに建つ大学です。

特徴2：高い国家試験合格率

星薬科大学は薬剤師国家試験の合格率が高いことでも知られています。

星薬科大学は薬剤師国家試験の合格率90％以上を5年連続で維持しており、2021年実施の第106回試験の合格率は94％と、全大学合格率85％を大きく上回る結果を残しました。

また同試験のストレート合格率は85％で、全国私立大学の中で第1位を記録しています。
ストレート合格率とは、大学入学以降一度も留年せずに卒業し、ストレートで薬剤師国家試験合格を果たした学生の割合を示すものであり、全国私大のストレート合格率はわずか58％です。

星薬科大学の、学生ひとりひとりのレベルに合わせた指導と徹底した国家試験対策の有効性が、高い国家試験合格率に表れています。

特徴3：就職支援制度も充実

星薬科大学は、国家試験対策だけでなく就職活動のサポート体制も充実しています。

入学直後から就職活動を視野に入れたスキル習得支援が行われており、TOEICの受験料補助もその一環です。
全体での各種ガイダンスのほか学生への個別指導も行っており、エントリーシートの添削や進路相談にも対応してくれます。

学内で企業説明会が受けられるのも魅力的です。
2020年度には学内企業説明会に149もの企業が参加し、人事担当者から直接色々な話を聞ける貴重な機会となりました。

キャンパスが都心に位置しているというのも、就職活動を行うにあたってのメリットです。
企業や病院は都心や都市部に集中しやすいため、交通の便が良いキャンパスと就活先との行き来がスムーズに行えます。
授業と就活が両立しやすいというのも、就活を行う上で大切なポイントです。

星薬科大学の学部情報

次に、星薬科大学の学部についてご説明します。

星薬科大学は薬学部のみの単科大学で、6年制の薬学科と4年制の創薬科学科の2つの学科を擁しています。

薬剤師国家試験の受験資格を得られるのは6年制の薬学科のみです。
創薬科学科では主に研究・開発者としての知識と技術を習得できます。

以下、それぞれの学科を簡単にご紹介します。

薬学科

薬学科は、主に薬剤師の国家資格取得を目指す学生のための学科です。
6年間かけて、薬学の知識やスキルと共に人と向き合う力を育み、医療の核となる薬剤師を養成しています。

1年次で既に実習科目が用意されており、早くから座学と実習の両輪で学ぶことで、実践的な基礎知識とスキルを身につけていきます。
さらに3～4年次からは研究活動もスタートし、より専門性の高い授業で実践力を養います。

5年次からはいよいよ本当の医療現場で実務を学べる「実務実習」のスタートです。
大学と契約している100以上もの医療機関から実習先を選択し、病院と薬局で計5カ月間、薬剤師としての一連の業務に携わります。

また、5～6年次には「アドバンスト・コース」と呼ばれる科目が設けられています。
アドバンスト・コースは大きく「実践的薬剤師育成コース」と「総合的薬剤師育成コース」の2つに分かれ、自身の希望する進路に合ったコースが選択可能です。

卒業後の進路としては、病院や薬局、ドラッグストアの薬剤師だけでなく、医薬品メーカー勤務やCRO／SMO、麻薬取締官に自衛隊薬剤官なども選択肢に入ります。

創薬科学科

創薬科学科は、創薬に関する基礎・応用研究や開発などに携わる職を目指す学生のための学科です。
新薬開発だけでなく、食や生命、環境衛生など、多様な生命科学の世界について4年かけて学び、研究していきます。

薬学科同様、創薬科学科でも1年次より早々に実習科目が設けられています。
座学と並行して実習を行うことで、研究活動に必要な実験手技や考え方を学ぶのです。
その後、3年次から本格的に研究活動がスタートします。
学外の研究機関や官公庁などで経験を積む「学外体験学習」が行われるのもこの時期です。

4年次は、これまでの研究成果を論文にまとめて発表するという、大学生活の総仕上げとなる1年間です。
ここでまとめられた研究成果の多くが学会でも発表されており、多数の受賞実績を残しています。

卒業後の進路としては、医療や医薬品関連の開発・研究に携わる他、食品メーカーや化粧品メーカー、医療系広告代理店などでも広く活躍することが期待されます。

星薬科大学の就職状況

最後に、星薬科大学の就職状況や主な就職先をご紹介します。

2021年3月卒業生のうち、薬学科卒業生の内定・大学院進学率は99％でした。
また創薬科学科卒業生は内定・大学院進学率100％を達成しています。

薬学科卒業生の内定先は、病院が19.5％、保険薬局が29.8％、ドラッグストアが最も多く32.1％でした。
更にメーカーやCRO（医薬品開発業務受託機関）／SMO（治験施設支援機関）、行政機関や医薬品卸、大学院進学と続きます。

一方創薬科学科卒業生は大半が大学院へと進学しており、その割合は78.6％でした。他、メーカーや行政機関にも若干名が内定しています。

なお、星薬科大学の主な就職内定先は下記の表の通りです。

出典：星薬科大学　デジタルパンフレット

まとめ

以上、星薬科大学の偏差値や難易度、大学・学部の特徴や就職状況についてご紹介しました。

星薬科大学は……

• 薬学科の偏差値は57.5～60.0、共通テスト得点率は74％～79％。創薬科学科の偏差値は55.0～57.5、共通テスト得点率は71％～76％で難易度が平均より高め
• アクセスのいい都心にキャンパスを構える
• 薬剤師国家試験合格率が高く、2021年のストレート合格率は全国私大トップ

この他にも、この記事では紹介しきれなかった星薬科大学の魅力や情報がたくさんあります。
受験を検討されている方やより詳しく知りたい方は、ぜひこの機会に資料請求をしてみてはいかがでしょうか。