金沢美術工芸大学は石川県金沢市にある公立大学です。

大学の略称は金美(かなび)、金沢美工と呼ばれています。

この記事では金沢美術工芸大学の偏差値や難易度、就職についてお伝えします。

記事の末尾では実際に金沢美術工芸大学に通っている学生からの評判も掲載しておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。

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金沢美術工芸大学の基本情報

名称	金沢美術工芸大学
学校区分	公立
所在地	石川県金沢市小立野5-11-1
学部	美術工芸学部

金沢美術工芸大学

金沢美術工芸大学の偏差値・難易度は？

金沢美術工芸大学の偏差値は不明です。

入試突破に必要とされる共通テストの得点率は57%～73％となっており、学科によってかなりの幅があることが分かります。

また、全選抜方法での合計倍率は4.5倍ですので、かなり難易度が高いと言えるでしょう。

国語と社会科目の試験の他、木炭デッサン、鉛筆デッサン、立体造形及びその作品解説、色彩表現などの各学科に合った実技試験も課されています。

学校推薦の制度も設けられていますので、検討してみるのもよいでしょう。

金沢美術工芸大学の特徴は？

金沢美術工芸大学には、どういった特徴があるのでしょうか？

主に施設面についてお伝えします。

金沢美術工芸大学のキャンパスライフ

金沢美術工芸大学にはたくさんのイベントがあります。

金沢美術工芸大学では、秋の開学記念日に合わせて美大祭を開催しています。

学生の作品展示、講演会、仮装パレード、模擬店を催します。

また、金沢美大、東京芸大、愛知芸大、京都芸大、沖縄芸大の学生及び教職員が5月下旬に当番大学に集まってスポーツ交流を行います。

音楽部門がある大学は演奏を行い、毎年華やかなイベントとなっています。

各専攻で1週間程度の学外研修があり、宿泊も伴っているため学生たちは楽しみにしています。

金沢美術工芸大学の副施設

学生達が普段勉強や制作を行うキャンパスとは別に、美術工芸研究所、教育研究センター、柳宗理記念デザイン研究所が学内には設置されています。

柳宗理は、金沢美術工芸大学で長年教鞭をとった世界的興業デザイナーです。

柳宗理記念デザイン研究所では、彼のデザイン思想やデザイン史における位置づけを明らかにするための研究を進め、その成果を公表します。

活躍する卒業生達

金沢美術工芸大学の卒業生は幅広い分野で活躍しています。

たくさんの卒業生が羽ばたいていますが、美術に詳しくない方にもイメージがしやすいのがこの2名でしょう。

「かくかくしかじか」「東京タラレバ娘」「海月姫」など多数のマンガ作品で有名な東村アキコさん。

TVアニメ『呪術廻戦』オープニング主題歌「廻廻奇譚」ミュージックビデオを制作した平井秀次さん。

各人の努力で、いくらでも大成することが出来る環境にあります。

パスナビ

金沢美術工芸大学の学部学科は？

金沢美術工芸大学の学部は、美術工芸学部のみです。

その中で、美術科、デザイン科、工芸科に分かれます。

日本画専攻

金沢美術工芸大学の日本画専攻では、伝統技法を学びながらも100年後に残る絵画を目指して進化していきます。

1年次は古典的な絵画の模写を行い、2年次以降は自由に課題制作を行います。

毎年5月に全学年が酸化する写生旅行が粉割れ、交流や技術向上が目指されます。

油画専攻

油画コースと銘打たれていますが、アクリル、版表現、アニメーション、ビデオと多様な表現を学ぶことが出来ます。

石膏デッサン室、絵画技法材料研究室、映像制作室、素材室と実習用の設備が多く設けられています。

等身大に近いドローイングを制作したりと、いろいろな表現を模索します。

彫刻

「自然」と「素材」と「自分」と向き合い、新しい彫刻表現を切り開きます。

1年次では基礎的な技術を学び、2年次以降は使用する素材の数を増やしたり、可能性を広げていきます。

宮永愛子氏や岩間弘氏による彫刻論の講義を受けることができます。

芸術学専攻

芸術学では、「学び」と「研究」の両方を行います。

実践と視覚文化研究のできる人材を育て、美術館・ギャラリー・文化財修理工房などの見学も随時行います。

学内外に開かれた金沢芸術学研究会は年1回研究会を開催し、芸術学専攻内に事務局が置かれています。

視覚デザイン専攻

視覚デザイン学科はプロフェッショナルを多数輩出した充実のカリキュラムを提供しています。

世界共通であるデザインを徹底的に学び、社会と交流します。

デザイン演習やマーケティング、パッケージ演習といった授業が用意されています。

製品デザイン専攻

製品デザイン専攻では、日用品や家具、電気製品、情報っ気、公共用品、自動車などのデザインを扱います。

デザイン科3専攻共通の課題もあり、交流が図られます。

4年次ではデザインマーケティングなども行い、自分に必要なものを見極めます。

環境デザイン専攻

環境デザイン専攻では、人と空間の関わりに焦点を当てます。

インテリア、建築、庭園などの専門基礎を学びます。

研修旅行や企業見学ツアーに向かうこともあります。

工芸科

工芸科では、陶磁、漆・木工、金工、染織の4コースに分かれます。

1年次はすべてのコースの基礎を学ぶため、次年度からのコースを決めるきっかけになります。

多くのコースでマンツーマン教育を行い、次世代の人材を育てます。

一般教育

金沢文化芸術大学は、一般教育も充実しています。

4割の学生が教員免許状を、3割の学生が学芸員の資格を取得しており、得た教養を制作に活かしています。

語学教育も行っています。

金沢美術工芸大学の就職は？

それでは、金沢美術工芸大学の進路はどのようになっているのでしょうか？

学科ごとに分けてお伝えいたします。

美術家・工芸科

日本画家
東北芸術工科大学
学芸員
造形作家
劇団四季
富山県繊維試験場
㈱バンダイ
㈱石川県立九谷焼技術研究所
柳宗里香デザイン研究所
富山県立近代美術館

デザイン科

任天堂㈱
㈱バンダイ
㈱博報堂プロダクツ
シチズン時計㈱
日産自動車㈱
日本放送協会
TOTO㈱

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